「麹谷・入江デザイン室」「SMSレコードデザイン室」での勤務を経て、フリーのイラストレーターとなられた、安齋肇(あんざい はじめ)さん。JAL「リゾッチャ」のキャラクターデザイン、NHK「しあわせニュース」のタイトル画など、数多くのデザインを手がけられている一方で、ナレーションやバンド活動もされています。


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プロフィール!

安齋さんは、
1953年12月21日生まれ、
東京都のご出身、

血液型はO型、

お父さんは、
肖像画家の安斎知行さん、

叔父さんには、
立命館大学特命教授・名誉教授の、
安斎育郎さんがいらっしゃるそうです。

少年時代から絵が得意だった

安齋さんは画家だったお父さんの影響で、
幼い頃から、絵を描くことに興味を持ち、

お父さんの出張のおみやげには、
おもちゃよりも、絵を描く道具が欲しいと思われるほど、
絵を描くことが好きだったそうです。

特に、馬の絵を描くのがうまく、
ある時、親戚のおばさんに、
馬の尻尾を褒められたことで、

尻尾だけがどんどん大げさになっていき、
ついには、無意味に踊りだしている絵を、
描いたりしたこともあったとか。

また、当時、好きだった女の子に、
馬の絵を描いてあげたところ、

ほめられたうえ、年賀状に、
お礼まで書いてあったそうです。

安齋さんは、

僕はけなされるとやらないタイプなので、
絵だけはほめられるから、
ほめられる場所を選んでいくうちに、
今のスタイルになったんです。

僕の仕事にかかわった人が楽しんだり、
面白がってくれたのが大きいですね。

と、語っておられ、子供の頃の経験が、
安齋さんの原点になっているようですね。

「桑沢デザイン研究所」に入所

そんな恵まれた幼少期を過ごされた安齋さんでしたが、
高校時代は、つらくて孤独な日々を過ごされたそうで、

その後、大学は、
美術大学を受験されるも不合格。

さらに、一浪し、再度受験されるのですが、
2回目の受験にも落ちてしまったことから、

今度は、お父さんの勧めで、
「桑沢デザイン研究所」を受験されると、
2次募集で合格されたのでした。

デザイン会社でキャリアを積む

そして、1975年に、
「桑沢デザイン研究所」を修了されると、

デザイン集団「グラフィック・ツアー・スーパーマーケット」を、
設立されるのですが、うまくいかなかったのか、半年後に解散。

翌年の1976年には、
「麹谷・入江デザイン室」(現・株式会社ケイプラス)
にアシスタントとして入社し、
イラストやデザインのキャリアを積まれたのでした。

その後、いつ頃かは分かりませんでしたが、
「麹谷・入江デザイン室」を退職し、

1979年に、レコード会社「SMSレコード」の、
デザイン研究室の契約社員となられるのですが、

仕事を完璧にしたいとの思いから、
最初の1年は必死で、

印刷屋さんに怒りまくったり、
デザイン室のゴミ箱を蹴ったり、
校正紙を破いたりされていたのですが、

後味が悪く、かえって、
仕事も全然ダメだったそうで、

いつしか、
仕事は大変で頑張るのは当たり前でも、

「楽しくやってもいいものができる」

と、いうことに気付かれたのだとか。

安齋さんは、その後、1982年に、
フリーになられているのですが、

以降、楽しみながら仕事をすることを基本とし、
広告、雑誌、映像作品、CDジャケット、本の装丁など、
幅広くデザインを手がけられるほか、

JALの「リゾッチャ」や旅の手帖「タビダチくん」など、
数多くのキャラクターを生み出されています。

「リゾッチャ」

みうらじゅんと?

ところで、安齋さんを「みうらじゅん」で、
多くの方が検索されているようです。

というのも、安齋さんは、
1997年に、みうらじゅんさんとともに、
ユニット「勝手に観光協会」を結成。

勝手に各地を視察し、勝手に、観光ポスター、
ご当地マスコット、ご当地ソングを作るなど、
日本各地を盛り上げるための活動をされているのだとか。

お二人は、長年の友人ということで、
夫婦のように息がぴったり合うそうで、

相棒のみうらさんは、
安齋さんとの関係について、

ある意味夫婦ですから、
相手のずるさも汚さもお互い知ってます。

仕事してる気にならないっていうのが、
安齋さんの魅力なんで、楽しんで旅行してますよ。

みんな安齋さんに対してそう感じてるんじゃないかな。
「自分のほうがしっかりしなきゃと思わせられるって、どうなのよ」
って(笑)。

ロケの同行カメラマンも安齋さんのことが大好きで、
安齋さんと話したいばかりに、
撮影してるのに見切って入ってきますから。

安齋さんと一緒にいると、自意識がなくなるんですよ。
でも「まだみうらくんには自意識がある」って、
沖縄で血みどろの大げんかをしましたけど。

翌日ぶすっとしながらカヌーに乗ってる2人の姿は、
誰が見てもおもしろいと思う。

新しい旅行番組の提案なんですけどね、
仲が悪くなっていく状態を映し出していくっていうのも。
従来のものにはないところですからね。

と、明かされていました♪

「勝手に観光協会」より。安齋さんとみうらじゅんさん。

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妻は?

そんな安齋さんの気になる、
プライベートですが、

ご自分の結婚式に遅刻されたことを、
明かされていますので、結婚はされているようです。
(安齋さんは大変な遅刻魔だそうです。)

でも、結婚式に遅刻するなんて、
ひどい話・・・

奥さんは、よっぽど、
優しい方なのでしょうね。

さて、いかがでしたでしょうか?

安齋さんといえば、テレビ番組タモリ倶楽部」内のコーナー、
「空耳アワー」のソラミミスト(進行役)ですが、
1992年から務められているそうで、なんと25年。

番組がこれだけ長く続いていること自体が、
驚くべきことですが、こうなったら、
安齋さんもとことん続けてほしいですね♪

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