同じ帝京高校のご出身で、高校在学中より、素人参加型番組「TVジョッキー」「お笑いスター誕生!!」などで人気を博した、「とんねるず」の石橋貴明(いしばし たかあき)さんと木梨憲武(きなし のりたけ)さん。高校卒業後は、それぞれ一般企業に就職されるも、「お笑いスター誕生!!」のプロデューサーに誘われ、芸能界入りされています。


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帝京高校在学中に「TVジョッキー」のグランドチャンピオンに

石橋貴明さんと木梨憲武さんは、ともに、
スポーツの名門、帝京高校のご出身で、

石橋さんは野球部、
木梨さんはサッカー部に所属されており、

もともと、それほど親しくはなかったのですが、
野球部とサッカー部の交流が盛んだったことから、

部室内でモノマネや一発芸を披露し、
「一番面白いヤツ」とお互いを認識されたのだとか。

ちなみに、お二人は、当時、
主に先輩や先生のモノマネなどで、
学校内の人気を集め、

さらには、高校在学中から、それぞれ、
「TVジョッキー」など、素人参加型番組の常連で、

石橋さんは、
初代グランドチャンピオンを、

竹中直人さんを破っての、
 チャンピオン獲得だったそうです。)

木梨さんも、
5代目グランドチャンピオンを獲得されています。

「ドバドバ大爆弾」にコンビ初出演

そして、高校生活も終わりに近づいた頃、
石橋さんは、高校卒業の記念にと、

視聴者参加型のゲーム番組「ドバドバ大爆弾」
に出演しようとされるのですが、

2人1組でなければ参加できなかったことから、
木梨さんを誘いオーディションを受けると、

見事、400組の中から、
石橋さんと木梨さんのコンビ1組だけが合格。

お二人は、初めて、
コンビとしてテレビ出演されたのでした。

ただ、当時、石橋さんは、
「TVジョッキー」のグランドチャンピオン大会で、
竹中さんを打ち破ったことに満足されていたのと、

「ホテルセンチュリーハイアット」に、
就職が決まっていたこと、

また、木梨さんも、
「ダイハツ」に就職が決まっていたことから、

お二人とも、芸能界に入ろうとは、
考えておられなかったのでした。

「お笑いスター誕生!!」で芸能界入り

その後、お二人は、高校卒業後は、
社会人として働かれていたのですが、

「ドバドバ大爆弾」のスタッフが、
オーディション番組「お笑いスター誕生!!」
の制作を手がけるということで、
再度、お二人に声がかかります。

それで、二人は、躊躇しながらも、
とりあえず、オーディションに参加。

ただ、プロになろうという意識がないせいか、

何やってんだ、お前ら。この番組、ナメてんのか?

と、スタッフにすごく怒られたそうで、

石橋さんは、

いや、ナメてはいないですよ。
ただ、プロになるつもりはないんで。

と、答えられ、オーディション後は、
また、会社員として働いていたのでした。

すると、再び、スタッフから、
オーディションに来ないかと誘われたそうで、

参加すると、今度はすごく褒められ、
次の週の「お笑いスター誕生!!」に出るように、
言われます。

こうして、お二人は、
コンビ「貴明&憲武」として出場し、

モノマネや、一発ギャグ、
「魔法使いサリー」「サンダーバード」のパロディ、
学校やアイドルタレントの一コマを演じるコント、
などなど、バラエティに富んだ芸を披露すると、

5週目まで勝ち抜かれ、
さらに、CMのオファーまで。

これをきっかけに、
ついに、お二人は会社を退社、
芸能界入りを決意されたのでした。

「お笑いスター誕生!!」に出演されていた頃の、
木梨さんと石橋さん。左端は、司会の山田康雄さん。

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コンビ「とんねるず」を結成するも半年間干される

その後、お二人は、1980年に、
コンビ「とんねるず」を結成し、
順調に芸能活動を重ねられるのですが、

1983年、事務所を移籍するに伴い、
半年間、干されてしまいます。

「お笑いスター誕生!!」を担当していた、
 日本テレビのプロデューサー赤尾健一さんと、
 衝突したことから干されたという説も。)

それで、仕方なく、お二人は、
新宿御苑のパフォーマンスバー「昆」
(後にKONと改名)に出演されたり、

スーパーの駐車場やデパートの屋上で、
木箱をステージ代わりに営業周りをされるなど、
されていたのですが、

(意外と、営業周りはいいお金稼ぎになったようで、
 生活するには困らなかったそうです。)

その後、西城秀樹さんの初代マネージャーだった、
秦野嘉王さんが設立した新事務所「オフィスAtoZ」の、
所属タレント第1号になります。

すると、お二人は、秦野さんから、
当時、お笑い芸人には無縁だったスタイリストをつけられ、

DCブランド「K-FACTORY (ケイ・ファクトリー)」
の服を着せられるなど、イメージ戦略を図られる一方で、

今後の活動に大きく関わる、
秋元康さんとも出会われるなど、

再浮上に向けて、
大きくことが動き出したのでした。

「~夕やけニャンニャンでブレイク~レギュラー消滅で解散?~に続く

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