1992年、テレビドラマ「北の国から’92巣立ち」に出演し、脚光を浴びると、1993年には、連続ドラマ「ポケベルが鳴らなくて」で一躍有名女優となられた、裕木奈江(ゆうき なえ)さん。ただ、役柄と素の裕木さんを混同した女性視聴者から大バッシングを受け、その後は仕事が激減してしまい、1999年には結婚を機に渡米。2006年には、アメリカ映画「硫黄島からの手紙」に出演され、再び注目を集められました。


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身長は?年齢は?本名は?

裕木さんは、1970年5月12日生まれ、
神奈川県横浜市瀬谷区のご出身、

身長159センチ、

趣味・特技は、写真、バイク、
セラミックジュエリー&オブジェ作り、

旧芸名は、
田沢 奈々、田辺 奈江、

本名は、
田澤 奈江です。

映画「曖・昧・Me」で主演&主題歌

裕木さんは1987年9月から1988年5月まで、
「伊藤正次演劇研究所」で研究生として演技を学ばれると、
その後、「東京アクターズスタジオ」の第1期生となられ、

映画「ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー」で、
女優デビュー(本名の田澤奈江名義)。

そして、
「ヤング・ジャパン~開港風雲録~」(1988年)、
「彫刻の光と影」(1988年)
での端役を経て、

1990年には、「曖・昧・Me」で主演に抜擢され、
本格的な映画出演を果されると、

「曖・昧・Me」より。早川亮さんと裕木さん。

この映画では、主題歌「硝子のピノキオ」
で歌手デビュー。

以降、女優、歌手として、
アイドル的な活動をされたのでした。

ドラマ「ポケベルが鳴らなくて」でバッシング

そんな裕木さんは、1992年には、
スペシャルドラマ「北の国から’92巣立ち」で、

黒板純(吉岡秀隆さん)の子どもを妊娠して、
中絶するという少女を演じ、一躍脚光を浴びると、

翌年の1993年には、親友の父(緒形拳さん)と不倫関係になり、
家庭を壊してしまうという、衝撃的な役を演じられた、
連続ドラマ「ポケベルが鳴らなくて」が大ヒットを記録。

しかし、裕木さんの演技があまりにも自然なことから、
なんと、裕木さん自身がそういう人間だとみなされてしまい、

裕木さんは「女性の敵」として、
社会現象になるほどの激しいバッシングを受けてしまったのでした。

ちなみに、当の裕木さんはというと、
毎日3~4時間しか寝る時間がないほど忙しく、
バッシングを気にしている余裕はなかったそうで、

なんとなく、自分の周囲がざわついているな、
と感じる程度だったそうで、

この仕事をしていれば、どれだけ多くの女優さんが、
緒形拳さんに惚れられる女性を演じたいか、ということですよね。

それはすごく満足度が高いことですし、
その次は高倉健さんの娘さん役をいただきました。

個人レベルで言うと、誰かを妬む必要がないほど、
すべての夢が叶っていました。幸せでしたね。

ただ、そのこと(幸せな心境)を言うことが怖かった。
言った瞬間にきっと、もっと妬まれてしまうから(笑)。

それは怖い。あの当時は、
一気に幸運が押し寄せていた時代だったと思います。

と、後に明かされています。

秋元康に干された?

ただ、この話には裏があると噂されています。

というのも、「ポケベルが鳴らなくて」
を企画したのは、あの秋元康さん。

秋元さんといえば、1980年代には、「おニャン子クラブ」
現在では、「AKB48」「乃木坂46」「欅坂46」など、
数多くの女性アイドルグループのプロデュースを手がけ、

同時に、アイドル好きで、以前から、
女性アイドル達との枕の噂が耐えないのですが、

秋元さんは、
裕木さんにも関係を迫ったというのです。

そして、結果、裕木さんには断られ、これに激怒した秋元さんは、
裕木さんに歌わせるはずだった同ドラマの主題歌を、
別の歌手に取って変え(裕木さんはエンディング担当に)、

さらには、こともあろうか、
裕木さんの悪口を業界内に広めたというのです。

この話の真相は分かりませんが、もし、秋元さんが、
バッシングのプロデュースまでしていたとすれば、
なんとも恐ろしい話ですね・・・

「硫黄島からの手紙」など海外映画で活躍

こうして、裕木さんは、
徐々に仕事が減っていったのですが、
(干されたと言われる状態に)

1999年には、結婚を機に、
アメリカ、ロサンゼルスに移住されると、
以降は、ロサンゼルスを拠点に活動。

2004年9月からは、文化庁の、
「新進芸術家海外研修制度」を利用して、
1年間、在外研修生としてギリシャに国費留学されると、

英語と演劇を学んで、
女優として着実にキャリアを積まれ、

2006年には、 クリント・イーストウッド監督作品、
「硫黄島からの手紙」のオーディションに参加し、
自力で役を獲得。見事、ハリウッド映画に進出されたのでした。

「硫黄島からの手紙」より。裕木さんと二宮和也さん。

「ツイン・ピークス」にも出演

その後も、裕木さんは、

2006年「Inland Empire」(インランド・エンパイア)
     (デビッド・リンチ監督)(日本公開は2007年)
2009年「Spicy Mac Project」
     「White on Rice」
     「Reykjavik Whale Watching Massacre」

     (レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー)
     (日本公開は2011年)

と、世界を舞台に活動されると、

2017年には、「ツイン・ピークス」
(デビッド・リンチ監督)に出演され、

ベルベットのドレスを着た謎の女性、
Naido役を演じられています。

「ツイン・ピークス」より。裕木さんとカイル・マクラクランさん。

ちなみに、Naidoは、
「目を縫い閉じられた女性」ということで、

裕木さんの目は特殊メイクで覆われ、
何も見えない状態でいることが14時間にも及ぶこともあり、
さすがに我慢の限界を超えたこともあったそうです。

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旦那は?子供は?

ところで、そんな裕木さんの、
気になるプライベートですが、

裕木さんは1999年、
11歳年上のヘアメイクアップアーティストと結婚されると、

その後は、前述のとおり、
ロサンゼルを拠点に活動されていたのですが、
結婚10年目の2009年には離婚されています。
(お子さんはいらっしゃいません)

さて、いかがでしたでしょうか?

2018年1月には、23年ぶりに、
日本の連続テレビドラマ(「FINAL CUT」)に、
出演を果たされた裕木さん。

役どころは、主人公を演じる亀梨和也さんの母親役で、
メディアによって追い詰められるところは、
まるで裕木さんの女優人生のようですが、

これをきっかけに、再ブレイクとなるのか。
裕木さんからは当分目が離せそうにありません!!

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