1977年に3枚目のシングル「Lui-Lui」で、一躍人気を博すと、NHKの歌番組「レッツゴーヤング」の司会にも抜擢された、太川陽介(たがわ ようすけ)さんですが、やがて人気に陰りが見え始めたのを感じ、逃げるように自ら司会を辞められると・・・

「太川陽介の年齢は?若い頃はルイルイ?レッツゴーヤングで司会も!」からの続き

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ミュージカル「エニシング・ゴーズ」で復活

以降、めっきり仕事が来なくなってしまい、
引きこもりの毎日を送っておられた太川さんですが、

1989年、ミュージカル「エニシング・ゴーズ」宮本亜門さん演出)で、
能天気で無邪気な青年、オークリー卿役に起用されると、
このことがきっかけで、たちまち舞台俳優として、頭角を現します。


「エニシング・ゴーズ」より。
(左から)太川さん、大地真央さん、左とん平さん。

実は、太川さんは、仕事がなかった期間、
仕事がない自分を認め、素直になったことで、明るく開き直ることができるようになり、

ミュージカル「エニシング・ゴーズ」の中でも、他の共演者にうながされて、
アドリブで「ルイルイ」を披露し、観客を沸かせるなど、
持ち前の明るく陽気なキャラクターを活かせるようになったそうで、

太川さんは、後に、

本当に有り難い話ですよね。
でも、僕は結局、アイドル歌手には向いていなかったんです。

オーディションも、当時憧れの桜田淳子ちゃんに会えると思ったから、
受けただけで、歌が巧いわけでも何でもなかった。

その後は「レッツゴーヤング」の司会を7年でやめ、
しばらくは全く仕事のない〈ひきこもり〉時代も経て、
1989年の「エニシング・ゴーズ」で舞台の仕事に出会うんですが、
別に僕に才能があったとかじゃない。

と、当時を振り返っておられました。

「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」で再ブレイク

そんな太川さんは、2007年から2017年の間、
旅番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京)
に出演されているのですが、


「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」より。蛭子能収さんと太川さん。

共演者の蛭子能収さんとの珍道中が話題を呼び、
2013年8月31日に放送された回の視聴率は、
なんと、テレビ東京では異例の13.2%を記録。

番組では、

「旅館に泊まりたくない」
「休憩をしたい」

などと、わがままを言い出す蛭子さんを、
太川さんが、なだめたり、たしなめたりするほか、

毎回ゲストとして登場する、女性タレントと蛭子さんが衝突しそうになると、
太川さんが仲裁に入り、事を収めるなど、抜群の調整能力も発揮され、
いつしか太川さんは、頼れるお兄さん(おじさん)というキャラが定着し、
業界内でも高く評価されているというのです。

ちなみに、水道橋博士も太川さんのことを、

蛭子さんを扱えるのは太川さんだけ。

自分たちの中で、太川さんの何が凄いかといったら、
蛭子さんと3泊4日一緒に過ごせること。

なおかつ、番組として成立させられてしまうのだから本当に凄い。

と、絶賛されているのですが、

1980年代、音楽番組「レッツゴーヤング」の司会を7年務め、
当時のアイドルたちを束ねた経験が役に立っているのかもしれませんね。

(ただ、常に蛭子さんをコントロールできていたというわけではなく、
 道中で蛭子さんの心無い一言に激怒するとことは日常茶飯事だったそうです♪)

嫁は藤吉久美子~馴れ初めは?

そんな太川さんの気になるプライベートですが、
太川さんは、1995年、女優の藤吉久美子さんと結婚されています。
(太川さんは初婚、藤吉さんは再婚)


太川さんと藤吉久美子さん♪

お二人は、1993年、NHKのテレビドラマ
「大阪で生まれた女やさかい」で共演されているのですが、

ドラマの中でお二人が一緒に出てくるシーンは一度しかなく、
それ以前は、お互い、顔と名前を知る程度で特に面識はなかったにもかかわらず、

ドラマの撮影終了後、新大阪に向かうタクシーで相乗りし、
そのまま新幹線で東京まで一緒に帰って、東京で食事をされたことで交際に発展。

実は、藤吉さんは、1987年に歌舞伎役者の坂東正之助さんと結婚されるも、
梨園に馴染めず、子どもにも恵まれなかったことから、
1992年に離婚されているのですが、

離婚後は、恥ずかしいのと人間恐怖症とで実家に引きこもり、
追い打ちをかけるように、九州男児のお父さんからは傷モノ扱いされていたそうで、

そんなとき、太川さんが、藤吉さんの相談に乗り、
殻を破ってあげたことから、結婚に至ったのだとか。

やはり、理由は違えど、引きこもりを経験した太川さんだからこそ、
藤吉さんのお気持ちが理解できたのかもしれませんね。

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子どもは?亭主関白?

その後、お二人の間には、なかなか子どもができなかったのですが、
2001年、ついに待望の男の子が誕生すると、

このことをきっかけに、夫婦そろってバラエティ番組に出演されるようになり、
子育てのエピソードやご夫婦の生活をあけすけに披露されるように。

そして、藤吉さんが、バラエティ番組で、

・夫に毎度の食事に箸の持ち方まで厳しくチェックされる
・当然呼び捨て禁止。本名に「さん」付けで呼ぶこと。
・夫にはいつも敬語を。(タメ口厳禁)
・男同士の会話に口を挟むのはNG。
・寝る時間は夫に合わせる。(妻の就寝時間まで夫が指示)
・食事の時間も夫に合わせる。
・外食メニューは夫が決める。

など、太川さんの亭主関白ぶりを明かすと、
当初は、テレビ用と思われていたのですが、

藤吉さんが、お父さんが亭主関白で、ただただ耐えるだけの、
お母さんの姿を見て育ち、自分の中に何でもためこむクセがついたことや、

太川さんの地雷を踏まないように顔色をうかがうのがコツだと、
とあるインタビューで笑いながら答えていたことがあったことから、

藤吉さんの姿は、

亭主関白夫を抵抗なく受け入れながら、寄り添う妻

というイメージになり、太川さんと藤吉さんは、
いつしか、「おしどり夫婦」と呼ばれるように。

実際、自宅の近所では、お二人が買い物に出かける姿が目撃され、
子どもと鬼ごっこをする声が家から聞こえてくるなど、
幸せな家庭生活を送られているかと思われたのですが・・・

「太川陽介が離婚危機?原因は?モラハラ?妻の不倫疑惑で会見!」に続く

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