ミュージシャンで俳優の、吉川晃司(きっかわ こうじ)さん。1980年代は、「モニカ」「KISSに撃たれて眠りたい」などのヒット曲を連発し、近年ではNHKの大河ドラマ「天地人」「八重の桜」、テレビドラマ「下町ロケット」などに出演。俳優としても高い評価を得ています。


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モニカ

吉川さんは、1984年、
「モニカ」で歌手デビューされました。

とてもヒットした曲なので、
記憶されている方も多いかと思います。

当時、吉川さんは、
この曲で音楽番組に多数出演。

バック宙や、足を垂直に蹴り上げるなどの、
パフォーマンスなども披露され、
話題となりました。

このようなパフォーマンスは、
今では特に珍しくありませんが、

当時としては斬新で、ヴィジュアル的に、
とてもインパクトがあるものでした。

この曲は、吉川さんが、
俳優デビューを主演で飾られた、

1984年の映画「すかんぴんウォーク」の、
主題歌でもありました。

すべてが吉川さんのために、
お膳立てされたという感じですね♪

アイドルからアーティストへ

初期の頃の吉川さんは、
まだ、アイドル性が強かったのですが、

高校生の頃に、バンド活動をされていたこともあり、
すでに、ご自身で曲を作られていたそうです。

その後は、見事に、
アイドルからアーティストに転身され、

1988年には、元「BOOWY」のギタリスト、
布袋寅泰さんと、ユニット「COMPLEX」を結成され、
「BE MY BABY」が大ヒットを記録しました。

残念ながら、布袋さんとは、
音楽に対する考え方の違いからケンカになり、
1990年に活動停止となっています。

以降、コンスタントに曲をリリースされ、
2006年には、DJ TASAKAさんとKAGAMIさんによる、
テクノユニット「DISCO TWINS」のアルバム、
「TWINS DISCO」に、ヴォーカルとして参加。

また「DISCO TWINS」のお二人と、
ライブパフォーマンスも行うなど、
意欲的に音楽活動をされています。

そんな吉川さんの、
語り継がれているハプニングがありましたので、
ご紹介したいと思います♪

紅白

1985年のNHK紅白歌合戦でのこと。

布川敏和さんが明かした話によると、
当時、吉川さんと、人気アイドルだった「シブがき隊」の、
布川さん、薬丸裕英さん、本木雅弘さんは、
遊び仲間だったそうで、

吉川さんとシブがき隊は、
1985年の紅白に出場することが決定し、
何かアクシデントを仕掛けよう、何か変わったことをやろう、
という話になったのだとか。

(薬丸さんと本木さんがこの話に、
参加していたかどうかは不明です)

布川さんは、ステージから「アーッ!」と言いながら、
落ちることにしたのですが、

吉川さんは、何かやる、と言いつつ

「本番を見てのお楽しみで」

と、何も教えてくれなかったのでした。

そして、いよいよ本番当日。
白組のトップは吉川さん。

次が紅組の河合奈保子さんという順番で、
「シブがき隊」のメンバーは、
吉川さんが何をされるのか、見ておられたのだとか。

すると、吉川さんは普通に歌い始めたものの、
曲のラストの部分をギターで煽りながら、
終わるはずの時間になっても終わらず、
延々と引き延ばされたというのです!

そのせいで、次に歌う予定だった河合さんは、
ステージに出るタイミングがつかめず、

河合さんの曲を演奏するはずだった、
オーケストラも混乱して、
出だしが歌えなくなってしまったのだとか。

しかし、その横で、
吉川さんはギターにオイルをかけて燃やし、
床にギターを叩きつけていたというから、
驚きを通り越して、唖然としてしまいますね!

そして、河合さんの次は、
「シブがき隊」の出番。

布川さんは、ステージの、
どこから落ちようかと考えていると、

吉川さんがまいたオイルで床がぬるぬるしていて、
滑ってしまいます。

以外と受けたのか、これに味をしめ、
これで落ちなくていいやと、
今度は、わざと滑られたそうです。

しかし、わざと滑ったことを知らない本木さんは、
「大丈夫?」と、本気で声をかけてこられたのだとか(^^)

「シブがき隊」の出番も終り、舞台の袖に戻られると、
吉川さんが布川さんに、

「敏和、ゴメン!」

と言いながら、駆け寄られたそうです。

いや、あれ(転倒)はわざとだから。
俺より奈保子さんに謝りに行けよ。

と、布川さん。

吉川さんらしいといえば、
らしい、ハチャメチャぶりですが、

それにしても、河合さんにとっては大迷惑。
このような状況で、ちゃんと歌われたのでしょうか・・・
そっちの方が気になります(^^;)

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仮面ライダーも

そんな吉川さんは、2010年、
特撮テレビドラマ「仮面ライダー×仮面ライダー
オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE(コア)」
に出演され、

鳴海荘吉/仮面ライダースカル(声)役を、
演じておられます。

吉川さんは、完成披露試写会に、
スーツでキメて登場。

この時45歳ということで、
とても大人の魅力が満載なのですが、
仮面ライダーに出演されたことについては、

どのパートも20代なんで、おっさんが一人すみません。
自分は彼らの倍の年齢ですから、筋トレをして頑張りました(笑)

とお茶目にコメント♪

しかし、この作品で、吉川さんは、
年齢を感じさせない、
見事なアクションを披露されています。

吉川さんの相棒役を務められた、
山本太郎さんは、そのことについて、

ヤバいです、キレまくりです!
一瞬、本番を忘れて見とれてしまいましたから。

この年齢でその回し蹴りをしますかってね。
そんなんが出来るのは日本で3人くらいしかいないですよ。

と、吉川さんのアクションを絶賛。

鳴海荘吉は、
吉川さんにピッタリの役だったようです。

さて、2016年3月からNHKでスタートする、
大河ファンタジー「精霊の守り人」では、
短槍の達人、ジグロを演じる吉川さんですが、

このドラマでも、衰えることのない、
アクションを見せてくれることでしょう。

その稀有な魅力で、
これからも私達を魅了してほしいですね。
応援しています!!

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