歌舞伎役者で俳優の、二代目中村獅童(にだいめ なかむら しどう)さん。映画「硫黄島からの手紙」や香港映画「SPIRIT」など、国際的にも活躍され、さらに、2007年には、オムニバス映画「R246STORY」で、初の映画監督もされています。

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歌舞伎役者として

中村さんは、歌舞伎役者の家に生まれ、
幼い頃から、日舞や長唄などを習い、
8歳で初舞台を踏まれました。

しかし、お父さんの「初代中村獅童」さんは、
息子の獅童さんが生まれる前に廃業され、
映画会社のサラリーマンとなられたのだそうです。

何の後ろ盾もなく、
付き人もおられなかったことから、

お母さんの陽子さんが、
楽屋の支度をすべてされていたそうですが、

やはり、後ろ盾がない中村さんには、
いい役は回ってこず、

かといって、中途半端に血筋があるため、
よそに弟子入りすることもできずと、
悶々とした日々を過ごされていたのだとか。

そこで、中村さんは、
自分にしかできないことはないかと、

本名の小川幹弘(おがわ みきひろ)で、
映画のオーディションを片っ端から受けることに。

中村さんは、その時の気持ちを、

歌舞伎で育って、
歌舞伎役者という肩書きを取り除いたときに、
ひとりの役者としてどこまで通用するんだと。

と、語っておられました。

転機

そんな中村さんは、2002年、
映画「ピンポン」のオーディションに合格。

準主役の、ドラゴンこと風間竜一役を、
演じられることになったのでした。

髪の毛も眉毛も剃り落とした、
とてもインパクトのある姿で、

「ブルーリボン賞」「ゴールデン・アロー賞」
「日本アカデミー賞」「日本映画批評家協会賞」
「毎日映画コンクール」
の、

各新人賞計5冠を受賞するという、
快挙を遂げられたのでした!

中村さんは、
この映画に出演された喜びを、

20代に葛藤の日々が続いてて、
それはつねにチャレンジしようという気持ちになるわけで、

そんな中村獅童の想いが爆発したのがドラゴンでした。
「やっとつかんだ」と思いましたね。

そういう役に巡り会えることがあるんです。
自分のパッションと役柄との気持ちがぱたっとはまるときがね。

と、語っておられました。

それ以降、多数のテレビドラマや、
映画に出演され、

歌舞伎においても、
「義経千本桜」「毛抜」で、
初の主演を務められています。

こうして、映画「ピンポン」を契機に、
役者としての道が開けた中村さん。

しかし、プライベートは、
少し慌ただしかったようです。

竹内結子と離婚!子どもは?

中村さんは、2005年6月、
映画「いま、会いにゆきます」で共演した、
女優の竹内結子さんと結婚されています。

結婚された時、竹内さんはすでに妊娠3ヶ月で、
同年11月に男の子が誕生。

幸せな家庭を築かれているかと、
思われたのですが、

翌年、中村さんの酒気帯び運転が発覚し、
その時、女優の岡本綾さんが、
同乗していたことが分かったことから、

中村さんは、竹内さんに、
離婚届を突きつけられます。

しかも、中村さんは、
岡本さんだけではなく、

女優の高岡早紀さんとも、
深夜デート現場がスクープされており、
女性関係が乱れていたようです。

スクープされた中村さんと高岡さん。

ただ、離婚に至った原因は、
中村さんの女性関係だけではなく、

竹内さんと、義理の母親である、
陽子さんとの仲が悪かったとの話もあるようです。

竹内さんは、できちゃった婚だったことで、
梨園の妻になる覚悟は出来ておらず、

歌舞伎の伝統やしきたりを、
学ぶ気もなかったことから、

陽子さんは、

「梨園の妻としての仕事を何もしていない」

と、不満を漏らしていたそうです。

親権は?

離婚の際、陽子さんは、
お二人の息子さんを、
歌舞伎の跡継ぎにしたかったため、

中村さんと竹内さんは
親権を巡って、激しく対立したそうです。

泥沼離婚騒動は、1年半以上も続き、
結局は、竹内さんが親権を持つことで、
離婚が成立したのでした。

離婚の条件は?

そして、気になる、
離婚の条件なのですが、

中村さんが竹内さんに支払う、
慰謝料は0円、

中村さんには、
定期的に子どもに面会する権利が与えられ、

養育費を、月に50万円払うことで、
決着がついたそうです。

中村さんの浮気が原因の離婚にもかかわらず、
中村さんにとって、決して悪くない条件なのは、

結婚生活において、
竹内さんにも、
かなり非があったからだとか。

その内情はというと、

竹内さんは、家事をほとんどやらず、
夫婦喧嘩をすると、すぐに、
事務所スタッフに電話するなどして、
中村さんを困らせていたようです。

そういうことがあり、
離婚後、中村さんが、
「竹内さんとの結婚生活を一切語らない」
という条件で、竹内さんが妥協したのだそうです。

再婚!

親権を持つことは叶いませんでしたが、
何はともあれ、離婚騒動は一件落着し、

中村さんは、2015年、
一般女性と再婚されています。

お相手の方は、元会社員の、
足立沙織さんという方で、
5年の交際を経てのご結婚だとか。

中村さんは、その喜びを、

この5年間様々な出来事がありましたが、
どんな時も変わらぬ笑顔で陰ながら私を支えてくれました。

これからも二人で支え合い、
明るい家庭を築いていきたいと思います。

と、FAXで報告されました。

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真剣交際だった

中村さんは、
沙織さんと交際を始められると、

すぐに、母親である陽子さんに、
沙織さんを紹介し、

結婚を視野にいれて交際していることを、
伝えられたそうです。

一方で、沙織さんも、
梨園の妻になろうと一生懸命だったとのこと。

そんな沙織さんの、
ひたむきな姿を目の当たりにしてか、

陽子さんと沙織さんの仲はとても良く、
本当の母娘のようだったとか。

2013年に、
陽子さんは亡くなったのですが、

再婚後の沙織さんのお披露目会見の時、
沙織さんは、陽子さんの形見の衣装を、
着ておられたそうです。

ただ、お二人は、終始見つめ合うなど、
ラブラブ過ぎる様子に、
集まった報道陣も、少々呆れ気味だったとか(^^;)

さて、由緒正しい歌舞伎の家に生まれながらも、
決して恵まれているとは言えない環境を、
自らの手で打ち破り、
チャンスを掴まれた中村さん。

生涯の伴侶を得て、さらに、
やる気に満ち溢れていることでしょう。

今後のご活躍にも期待ですね。
応援しています!!

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