2011年7月、女性霊能者に洗脳されていることが週刊文春などに報じられた、中島知子(なかじま ともこ)さんですが、

実は、中島知子さんは洗脳などされておらず、一連の洗脳騒動は、”幼少期からの家族の確執”と”事務所(松竹芸能)独立問題”とが絡みあい、家族がでっち上げた話を、一部週刊誌などが報じていたといいます。

(実際に中島知子さんは訴えを起こし勝訴しています)

今回は、中島知子さんの一連の洗脳騒動の真相を、中島知子さん本人や関係者の証言などを交えてご紹介します。

中島知子

「中島知子は何があった?霊能者に洗脳されていた?一連の流れを時系列まとめ!」からの続き

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中島知子の”霊能者洗脳騒動”の発端は松竹芸能からの独立交渉がきっかけだった

中島知子さんによると、事の発端は、所属事務所の松竹芸能からの独立交渉だったそうで、もともと、中島知子さんは、単独でタレントや俳優業に挑戦したいと思っていたそうですが、

中島知子さんが松竹芸能養成所にいた頃は漫才ブームで、事務所は女性芸人を育成する方針だったことから、中島知子さんも、松嶋尚美さんとコンビを組まされていたのだそうです。

それでも、中島知子さんは、それから1週間後、

ごめん、やっぱりちょっと無理やから解散してほしい

と、松嶋尚美さんに伝えたそうですが、

うやむやになり、そのままコンビでの活動を続けることになったそうですが、デビュー後も、一人で勝負したい思いが強まったこと、松嶋尚美さんと足並みがなかなか揃わなかったこともあり、松竹芸能に解散を相談したところ、

松竹芸能には、

どうしても解散するなら、うちを辞めてもらえますか

という意味のことを言われたといいます。

ただ、中島知子さんが、いざ独立しようとすると、松竹芸能には反対されたそうで、かといって、当時の慣例で事務所とは契約書を結んでいなかったことから、辞め方が分からず、話がこじれた状態になっていたのだそうです。

中島知子は松嶋尚美の独立に対し松嶋尚美と松竹芸能に不信感を抱いていた

そんな中、2007年には、松嶋尚美さんが先に独立してしまったそうで、

中島知子さんは、その時のことを、

まさかの展開。しかもコンビの仕事は続けると。私のほうが先に独立交渉してたはずやのに・・・事前相談もなく勝手に決まったことに疑問を感じました

と、松嶋尚美さんと松竹芸能に不信感をつのらせたことを明かしています。

松嶋尚美は相談なしに独立したことは否定するも中島知子との不仲は認めていた

一方、松嶋尚美さんはという、自身のブログで、

私が、会社を辞めたい!って相談したとき、怒ると思ったら、『オセロは続けたい!でも私は松竹に残るね!イチからは面倒やわ(笑)』って明るく言ってくれたの。

移籍の件で、悪い報道があったけど、実際はこんな感じやった。

ついでに言うと、結婚式も身内のみって決めてただけです。

ちゃんとパーティーには参加してくれて式辞もしてくれたよ~。

この2つは、誤解です。

と、中島知子さんに相談なく独立したことと、不仲が原因で中島知子さんが松嶋尚美さんの結婚式を欠席したとされる報道を否定しています。

ただ、中島知子さんとは、いつの頃からかしゃべらなくなり、その後2度ほど食事に誘ったものの実現せず、やがては、距離を置くようになったことを明かしています。

中島知子は両親から無心され毎月40万円の仕送りをしていた

さておき、中島知子さんは、幼い頃から、家族と確執があり、家族との関係について悩んでいたといいます。

実は、中島知子さんは、幼い頃から、父親に脅しや体罰を受けており、実家を逃げ出しては何度も連れ戻されてたそうで、

仕事をするようになり、稼ぐようになってからも、両親からお金を無心され、毎月40万円の仕送りをしていたほか、

(芸能界にいる間、ずっとそのことで悩んでいたそうですが、当時は、親への仕送りも仕方がないことなのかな、と思っていたそうです)

朝の生放送が終わると、すぐに母親から電話がかかってきて、

ダセえ服着やがって

から始まり、

最後には、(振込の曜日がズレていただけだったそうですが)

金の振り込みが遅れてるぞ

と、言われていたのだそうです。

中島知子は妹夫婦(無職)の生活も面倒をみていた

しかも、妹が上京してくると、妹は働いていなかったため、親から妹の面倒もみるように言われ、挙句の果てに、妹は交際相手の男性との間に子供ができ、中島知子さんが、妹の、結婚式の費用、出産費用、生活費を払うことになったのだそうです。

ただ、そんな中、このままでは贈与税がかかるかもしれないと、当時の税理士に言われたことから、家族への金銭的な援助をすべて打ち切り、これをきっかけに、妹への援助もやめたそうです。

ちなみに、親には、

(妹の)子どもが学校に上がるまで面倒を見てくれ

と、言われていたそうですが、

さすがに、これには心が折れ、妹夫婦には、自力で生活するように説得し、やっとのことで帰ってもらったのだそうです。

中島知子は妹と両親に”洗脳されている”と言いふらされていた

すると、その後、妹が、

お姉ちゃんは誰かに影響されて変わった

と、両親に訴え始め、中島知子さんの人間関係の悪口を周囲に言うようになったそうで、

両親も、

(中島知子さんが)洗脳されている

と、言い始めたのだそうです。

こうして、中島知子さんのニュースが広がるのですが、当初、中島知子さんは、事務所からの独立の話題だと思っていたそうですが、

内容をよく確認すると、

友達Aさんに洗脳された

と書かれており、衝撃を受けたといいます。

中島知子は両親&妹により強制的に精神病院に入院させられていた

その後(2011年7月頃)、中島知子さんは、両親&妹側の求めに応じ、裁判所へと赴いたそうで、「洗脳されている」と責めたてる両親&妹側の弁護士に、「事務所や家族とのトラブル」であることを冷静に説明すると、

裁判官は、

中島さんは何も問題がないように見受けられます。いったい何について論じあっているのですか?

と言い、裁判自体が停止となったそうです。

また、同じ頃、両親により、無理やり、精神病院に入院させられたそうで、検査の結果は「問題なし」との診断だったにもかかわらず、両親の許可が下りず、約2カ月間退院できずにいたそうで、

中島知子さんは、

いま考えると人権侵害ですが、当時は怖くて何も言えなかったです

と、語っています。

ちなみに、母親がある日、

妹の言うことは間違いだったのかもしれない。申し訳なかった

と、謝ってきたそうですが、

中島知子さんが、その事実を公表してほしいと頼むと、

こちらが悪者になりたくない

と、断られたといいます。

中島知子が家賃を滞納したのはレギュラー番組をすべて降板したことで松竹芸能から給料がストップしたからだった

また、2011年8月、個人事務所と自宅マンションの家賃を約660万円滞納したとして、不動産管理会社から次々に訴訟を起こされたことについては、

中島知子さんは、独立交渉中、松竹芸能から、

もしオセロを解散して独立するんだったら、中島に何か問題があるように見えてしまうよ

と、言われ、

1度、(松竹在籍中に)レギュラー番組をすべて降板することになったそうで、急にお給料がストップしたことから、(高額なマンションに住んでいたため)家賃が払えなくなってしまったそうで、

家賃を滞納し、迷惑をかけた人たちにはとても申し訳なく思っているそうです。

ちなみに、中島知子さんの母親は、後に、取材に対し、一時期、仕送りを受けていたのは事実であると認めたものの、そのお金は、中島知子さんが滞納した家賃に充てたといいう内容の発言をしていたといいます。

中島知子は複数のメディアを名誉毀損で訴え勝訴していた

このようなことから、中島知子さんは、”霊能者洗脳騒動”後、弘中惇一郎弁護士に依頼し、複数のメディア(スポーツ誌3社)を名誉毀損で訴えているのですが、

裁判はすべて、2016年までに勝訴または勝訴的和解で決着を迎えており、この”霊能者洗脳騒動”は虚偽の報道だったことが証明されています。

ちなみに、弘中惇一郎弁護士は、カルロス・ゴーン氏はじめ、政治家や芸能人の数々の裁判で無罪判決を勝ち取っていることから、”無罪請負人”と呼ばれている凄腕の弁護士なのですが、

最初に”霊能者洗脳”を報じた週刊文春、出版社、放送局に対しては、提訴しなかったといいます。

中島知子を洗脳したと報じられた”霊能者”は友人で作家として活動

ところで、中島知子さんを洗脳したと言われた”霊能者”の女性Aさんはどんな人かというと、Aさんは、もともと雑誌編集者で、2022年現在、作家として書籍や脚本の執筆活動を続けているそうです。

中島知子さんとAさんは同世代で、20代前半の時にプライベートで知り合うと意気投合し、2009年4月頃から東京都渋谷区の中島知子さんの自宅マンションで同居を開始したそうで、

Aさんの弁護も担当する弘中惇一郎弁護士は、

二人は気の合う友人であり、ビジネス上とてもうまくいっていた仕事仲間。一般人にもかかわらず、騒動に巻き込まれてしまったAさんが、一番の被害者かもしれません

と、語っています。

(AさんはMCとして引っ張りだこだった中島知子さんのトークのネタなども一緒に考えていたそうですが、この関係は異常ではなく、芸人と構成作家の息の合ったコンビネーションは、芸能界では何も珍しいことではないとのこと)

中島知子は”洗脳騒動”に友人を巻き込んだことを謝罪していた

また、中島知子さんは、2011年8月に家賃滞納騒動を起こし、2012年2月下旬に父親から連れ出される形でマンションを出ると、以来、Aさんとは会っていなかったそうですが、

2013年5月1日、約1年2ヶ月ぶりに再会し、騒動に巻き込んだことを謝罪すると、Aさんも、中島知子さんの謝罪を受け入れ、逆に「大丈夫?」などと気遣い、打ち解けたといいます。

(中島知子さんは、この頃、認知科学者の苫米地英人さんによる心理的指導を受け、苫米地英人さんのグループ会社でアルバイトをしていたそうで、中島知子さんの強い希望により、苫米地英人さんの事務所でAさんと再会を果たしたそうです)

ちなみに、苫米地英人さんはAさんについて、

私が見たところでは、ごく普通の気が弱い女性で、他人を洗脳するような実力はない

と、”霊能者”ではないと語っています。

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中島知子の現在は”霊能者”と言われた友人と個人事務所を運営し公私ともに順調

そんな中島知子さんは、2022年には、インタビューで、

もし彼女がフリーランスでなくどこかの大きな事務所に所属していれば、あんなに過酷なバッシングを受け続けることはなかったのではないでしょうか

と、Aさんを思いやっているのですが、

現在は、Aさんと共に個人事務所を運営しているそうで、知人などを通じてオファーが舞い込み、休みなしの状況とのことで、公私ともにとてもうまくいっているようです。

お読みいただきありがとうございました

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