ボディビルダーから俳優に転身するも、当初は、ドイツ語訛りの英語、鍛え上げられた肉体、ドイツ風の名前などを映画関係者から強烈にダメ出しされていた、アーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)さんですが、懸命にドイツ語の訛りをなくすレッスンや演技のレッスンに励むと、やがて、大きなチャンスを掴みます。

「シュワルツェネッガーの俳優転身当初は強烈なダメ出しを受けていた!」からの続き

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「愛しのジェーン・マンスフィールド」ではヒロインの2番目の夫役

当初は、ドイツ語訛りの英語をバカにされ、長年の厳しいトレーニングで作り上げた体までモンスター扱いされるも、自身の肉体を活かしつつ、地道に発音や演技の訓練も重ねていったシュワルツェネッガーさんは、

「鋼鉄の男」(1977)(ドキュメンタリー)
「サンフランシスコ捜査線」(1977)(テレビドラマ)
「The San Pedro Beach Bums」(1977)(テレビドラマ)
「サボテン・ジャック」(1979)
「Scavenger Hunt」(1979)
「愛しのジェーン・マンスフィールド」(1980)(テレビ映画)
「鋼鉄の肉体/カムバック」(1980)(ドキュメンタリー)

と、次々と映画に出演すると、「愛しのジェーン・マンスフィールド」では、ヒロインの2番目の夫役に起用されるなど、徐々に、小さな役から重要な役を演じるようになっていきます。

映画「コナン・ザ・グレート」でブレイク

すると、1982年には、プロデューサーのディノ・デ・ラウレンティスさんとエド・プレスマンさんからオファーを受け、映画「コナン・ザ・グレート」で主人公のコナン役に起用されると、映画は大ヒット。


コナン・ザ・グレート」より。

シュワルツェネッガーさんもたちまちブレイクを果たし、

記者会見では、ディレクターは、シュワルツェネッガーがいなければ、誰かを代わりに鍛え上げなければならなかった、私は『コナン・ザ・グレート』にうってつけの肉体を持ち、演じることのできる唯一の人間であったと言ってくれました。

と、喜びを語っています。

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映画「ターミネーター」の爆発的ヒットで一躍トップスターに

そして、1984年には、「コナン・ザ・グレート」の続編「キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2」に出演するも、前作ほどのヒットとはならなず、伸び悩むのですが、

同年、映画「ターミネーター」で、冷徹なアンドロイド「T-800」役に起用されると、映画は世界的な大ヒットを記録。

シュワルツェネッガーさんも、自身が扮するターミネーターの決め台詞「I’II be back」とともに一世を風靡し、一躍トップスターの座に駆け上ったのでした。


ターミネーター」より。

また、この映画、

1991年「ターミネーター2」
2003年「ターミネーター3」
2009年「ターミネーター4」
2015年「ターミネーター:新起動/ジェニシス」
2019年「ターミネーター:ニュー・フェイト」

と、シリーズ化されると、シュワルツェネッガーさんも長年に渡って「T-800」を演じ、「ターミネーター(T-800)」=「シュワルツェネッガー」という強烈なイメージを残されています。

「シュワルツェネッガーは当初ターミネーター(T-800)役ではなかった!」に続く

ターミネーター(T-800)に扮するシュワルツェネッガーさん。

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