妻の亜希子さんとは、1965年に結婚して以来、2007年に他界するまで、40年以上連れ添うも、亜希子さんが、一切、公の場に姿を現さなかったことや、その死があまりにも突然だったことから、家庭内の闇が噂されている、長嶋茂雄(ながしま しげお)さんですが、そんな亜希子さんとの間には、男の子と女の子がそれぞれ2人誕生しています。今回は、第一子で長男の長嶋一茂さんとの関係をご紹介します。
息子(長男)長嶋一茂は元プロ野球選手でタレント・スポーツキャスター
長男は、1966年1月26日に誕生した、元プロ野球選手で、タレント、スポーツキャスターの長嶋一茂さんです。
一茂さんは、立教高校から立教大学卒業後、1987年、ドラフト1位でヤクルトに入団すると、1年目の4月には、プロ初安打で本塁打を放ち、「ミスター二世」として注目を集めるのですが、シーズンを通しては、打率.203、4本塁打に終わり、一茂さん自身も、早くも1年目の4月でプロの壁を痛感し、限界を悟っていたそうです。
そんな一茂さんは、その後、1990年に監督に就任した野村克也氏のID野球にまったく馴染めず、出場機会が激減すると、1992年には、マイナーリーグ1Aのベロビーチ・ドジャースに野球留学し、翌年の1993年には、お父さんの長嶋さんが監督を務める巨人へトレード移籍するのですが、
同年4月には、移籍後、初の1号を放ったものの、その後は目立った成績を残せず、1996年には、お父さんから、直接、戦力外通告を受け、そのまま現役引退しています。
長嶋さん(左)と長嶋一茂さん(右)。
ただ、引退後は、個人事務所「ナガシマ企画」を設立し、タレントに転身すると、天然ボケを活かした爆笑トークで人気を博し、現在はタレントとして活躍しています。
長男・長嶋一茂と13年に渡り絶縁状態であることが「週刊文春」により報じられる
ところで、一茂さんは、2021年、「週刊文春」(12月16日号)により、お父さんの長嶋さんと13年間に渡って絶縁状態であることが報じられています。
「週刊文春」によると、一茂さんは、月刊誌「ゲーテ」(2022年1月号)の連載エッセイの第9回で、「父との思い出」とのタイトルで、
父とは、もう13年会っていない。「お父様はお元気ですか?」と聞かれることも多いが、ずっと「父は変わらず元気です」という返事を繰り返してきた。会っていないというと話が長くなりそうで、面倒臭くなりそうで・・・嘘をついてきた
以前は実家に電話もした手紙も出した・・・。娘達も写真つきハガキを出したりしたが、残念ながら本人からの返事はなかった・・・。
生きているうちに父と会うことは、もう二度とないだろう
などと、綴っていたというのです。
長男・長嶋一茂との間に商標登録やグッズ売却を巡る問題があった
実は、長嶋さんと一茂さんの間には、長嶋さんの商標登録やグッズ売却を巡る問題があったそうで、
2009年、一茂さんが、お母さんの亜希子さん(2007年9月に他界)の遺品(パスポートや衣類など)を実家の地下室から持ち出すほか、長嶋さんのトロフィーや天覧試合の写真など、長嶋さんゆかりのグッズなどの一家の私物、約1000点を家族の許可なく福井市在住の有名コレクターに売却し、
さらには、一茂さんの個人事務所で、長嶋さんの肖像権の管理やマネジメントを行っていた「ナガシマ企画」が「長嶋茂雄」という名前の商標登録を取得したことから、一茂さんと、次女・三奈さん(一茂さんの次妹)が対立するようになっていたそうで、
(もともと、「長嶋茂雄」の商標登録は、三奈さんが代表を務める「株式会社オフィスエヌ」が取得していたのですが、その後、「オフィスエヌ」の「長嶋茂雄」の商標期限が切れた時、一茂さんの個人事務所「ナガシマ企画」が、「長嶋茂雄」の商標を無断で登録したのだそうです)
その後、長嶋さんは、「ナガシマ企画」(一茂さん)から、そのビジネス(肖像権の管理やマネジメント)を、「株式会社オフィスエヌ」(三奈さん)に移行したそうですが、
この際、長嶋さんは、家紋が入った文書(通知書)をスポンサーや各テレビ局関係者に送付し、今後、肖像権の管理などは自社(「オフィスエヌ」)だけで行うと宣言したそうで、
このことにより、長嶋さんが、自身に関係するビジネスから一茂さんを排除したと周知され、長嶋さん親子の確執が表面化したのだそうです。
心中は複雑
ちなみに、当の長嶋さんの心中は複雑なようで、
長嶋家の事情に詳しい関係者は、
三奈側についているとはいえ、基本的には兄妹仲よくしてもらいたいと思っているので、一茂と球場など公の場で会ったら普通に会話はするでしょう。けれど、内心は忸怩(じぐじ)たる思いがあると思いますよ。
特に一茂の嫁とはお世辞にも良好な関係とは言えず、孫の顔を見るのにも一苦労しているという話です
と、語っています。
現在も長嶋家の確執は続いている
そして、その後も、確執は解消されるどころか、さらに泥沼化し、2016年には、「週刊現代」(2月6日号)により、一茂さんが、長嶋さんとの関係で持っていた「野球振興アドバイザー」という読売巨人軍球団職員の肩書きが剥奪され、既に職員でもなくなっていることが報じられるほか、
2020年には、バラエティ番組「直撃!シンソウ坂上」(1月放送)の番組の企画で、一茂さんが「長嶋家の秘密を語る」という目玉企画を提案し、ハワイでのロケで、お母さんの亜希子さんのお墓や長嶋家ゆかりの場所などを収録するも、
番組スタッフが過去の映像の使用許可を「株式会社オフィスエヌ」(三奈さん)に求めたところ、三奈さんはこれを拒否。さらには、ハワイロケの放送も却下申請を受け、現地でのロケ映像もボツになったそうで、長嶋家の確執はまだまだ続いているようです。