「劇団☆新感線」の脚本家として、数多くの作品を生み出してこられた、中島かずき(なかしま かずき)さん。特撮ファンを公言されており、2006年には「ウルトラマンマックス」で、初の特撮脚本を担当されています。

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年齢は?出身は?学歴は?

中島さんは、1959年8月19日生まれ、
福岡県田川市の出身、

学歴は、
福岡県立田川高等学校、
⇒立教大学文学部心理学科卒業

ちなみに、中島さんは、大の特撮ファンだそうです。

「双葉社」時代

中島さんは、2010年に退職されるまで、出版会社「双葉社」の編集者として勤務されており、その傍ら、脚本の執筆活動をされていたそうです。

編集を担当された作品には、「クレヨンしんちゃん」「ゲッターロボサーガ」などがあり、ご自身も、「ゲッターロボ」の大ファンだったそうです。

脚本家として

そんな中島さんは、1985年、高校時代からの友達だった、「劇団☆新感線」の主宰者で劇作家の、いのうえ ひでのりさんの誘いで、「炎のハイパーステップ」公演の脚本を担当されると、以降、「劇団☆新感線」の座付作家となられます。


前川さんといのうえさん。とても仲が良さそうですね♪

担当作品には、
1987年「阿修羅城の瞳」
1989年「スサノオ」
1990年「髑髏城の七人」

をはじめ、劇団の代表作となる作品も多く、根強いファンを獲得されています。

ちなみに、中島さんは、1979年、20歳の時、福岡で、いのうえさんとユニットを結成され、お芝居をされていたこともあったそうです。

アテルイが歌舞伎NEXTとして公演!

ところで、2015年に、中島さんの作品、歌舞伎NEXT「阿弖流為(あてるい)」が公演されているのですが、

この作品は、2002年、「劇団☆新感線」が、「アテルイ」として上演した舞台劇を、「劇団☆新感線」「松竹」がタッグを組んで蘇らせたもので、

いのうえさんが演出を担当され、十代目松本幸四郎さんが主演を務められています。


歌舞伎NEXT「阿弖流為(あてるい)」より。(左から)中村七之助さん、中村勘九郎さん、十代目松本幸四郎(当時は市川染五郎)さん。

この作品は、古代日本を舞台に、国家統一を目指す大和朝廷から故郷を守るために立ち上がった、主人公の阿弖流為(市川さん)と立烏帽子(中村七之助さん)が敵対する征夷大将軍・坂上田村麻呂(中村勘九郎さん)と戦う姿を描いた人間ドラマということで、この熱く爽快な物語は中島さんの得意とするところ。

また、新しい時代を受け継いだ、「歌舞伎NEXT」第1作目ということで、

主演の市川さんは、

「歌舞伎NEXT」という、今までになかった歌舞伎が、今日、誕生しますので、その第一歩の生き証人になっていただきたい。

と、熱く語っておられました。

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「ふたがしら2」

さて、2016年9月からスタートする、テレビドラマ「ふたがしら2」では、前作に引き続き、脚本を担当される中島さん。

この作品は、同名の人気漫画が原作で、2015年に放送された、前作の続編なのですが、明るく豪快な弁慶(松山ケンイチさん)と頭脳明晰でクールな宗次(早乙女太一さん)の二人の盗賊が繰り広げる、痛快時代劇エンターテイメント。

今回は原作にはない、弁慶と宗次が築いた盗賊一味「壱師」の創成期を中島さんのオリジナルストーリーで描かれているとのことで、「秋の空のように、すっきり爽やかな気持ちになる」と言われる中島作品に、この秋、
どっぷりハマってみては、いかがでしょうか。

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