22歳の時、「俳優座養成所」を卒業すると、翌年には「劇団新劇場」を結成して代表を務め、その後は、テレビドラマや映画を中心に主に脇役として活動されていた、穂積隆信(ほづみ たかのぶ)さんですが、1982年、非行に走った娘と家族の葛藤を描いた著書「積木くずし-親と子の二百日戦争」を出版されると、たちまち、大ベストセラーとなります。

「穂積隆信の若い頃は?デビューからの出演ドラマ映画を画像で!」からの続き

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娘の由香里をネタにした「積木くずし」でベストセラー作家に

穂積さんは、1982年、イジメをきっかけに非行へと走った、娘・穂積由香里さんとの壮絶な親子の闘いを描いたノンフィクション「積木くずし―親と子の二百日戦争」を出版されると、

当時、社会問題となっていた非行を、著名な俳優の家庭環境として描いたことが大きな反響を呼び、300万部を超える大ベストセラーに。

(物語は、由香里さんが更生に向けて歩き始めるところで終わっています)


積木くずし―親と子の二百日戦争

そして、その後、1983~1984年には、テレビドラマ化、映画化、舞台化もされ、

(中でも1983年から放送されたテレビドラマ、「積木くずし-親と子の二百日戦争」は、高視聴率を記録)


「積木くずし-親と子の二百日戦争」より。(左から)高部知子さん、前田吟さん、小川真由美さん。

1984年には、「積木くずしあとさき―悩める親からのアドバイス


積木くずしあとさき―悩める親からのアドバイス

1985年には、「積木くずし-親と子の二百日戦争」(再版)、「続・積木くずし


続・積木くずし

と、次々と「積木くずし」関連の著書を出版され、たちまち、社会現象となる大ブレイク。

これに伴い、穂積さんご自身も、教育関連の仕事や講演会が急増するなど、引っ張りだことなられたのですが・・・

モデルとなった娘の由香里が覚せい剤で逮捕

この「積木くずし」の大ヒットによって、さらし者にされ、「人生を終わらされた」と感じた娘の由香里さんは、1983年には、トルエン(シンナーの一種)所持による「毒物及び劇物取締法違反」で逮捕されると、

(由香里さんは、「トルエンを吸うことは悪いことだと分かっていますが、両親が講演などで留守がちだったから、自分は好きなことをした。」と取り調べて語っていたそうです)

1985年には、「覚せい剤取締法違反」で逮捕、1990年にも、再び、「覚せい剤取締法違反」で逮捕と、再び道を踏み外してしまいます。

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妻が不倫のうえ3億円持ち逃げ

さらに、妻の美千子さんはというと、自称会計士と不倫関係になり、印税や講演料など穂積家の全財産3億円を超す大金を持ち逃げしたうえ、穂積さん名義の土地を無断で売却。

これで、穂積さんはベストセラー作家から一転、バッシングの対象になったうえ、経済的にも困窮してしまったのでした。

そして、その後、穂積さんは、美千子さんと双方、弁護士を立て泥沼争いを展開。

1987年には、ようやく離婚が成立し、美千子さんが由香里さんを引き取られると、それっきり、由香里さんとは連絡が途絶えてしまったのでした。

「穂積隆信の元嫁は自殺!娘も病死していた!」に続く

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