俳優としては、「トラック野郎」シリーズ、司会者としては、「11PM」「なるほど!ザ・ワールド」「出没!アド街ック天国」などでブレイクした、愛川欽也(あいかわ きんや)さんですが、歌手としても活動しており、意外な歌をリリースしています。

「愛川欽也の主演映画「トラック野郎」は自身が企画したものだった!」からの続き

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歌手としても活動していた

愛川さんは、1965年、子供向け番組「おはよう!こどもショー」で、ロバくん役を演じるとともに主題歌も歌唱しているのですが、1973年には、ファーストシングル「村はずれ」をリリースすると(作詞も手掛けています)、

以降、

1974年7月「まいったタヌキ」
     11月「さよならモロッコ」
1975年5月「泣く泣くかぐや姫」
     12月「一番星ブルース」
1976年7月「トラック音頭」
     10月「キンキンの夢は夜ひらく」
1978年7月「マン・マン・マーチ」

と、次々とシングルをリリース。

菅原さんとのダブル主演映画「トラック野郎」シリーズで菅原さんと歌唱した主題歌「一番星ブルース」は、映画とともに大ヒットを記録しています。


「一番星ブルース」。

「死ね死ねブルース」は隠れた名曲?

そして、愛川さんは、1975年には、なんと、「死ね死ねブルース」という曲を歌唱しており、

歌詞には、

なんとなく生きてたお前死ね

男と女ちょっとの違いで死ね どして揉めるの死ね

など、「死ね」という言葉が散りばめられているのですが、

R&Bを意識した歌唱法も味があるとのことで、ファンの間では、隠れた名曲として語り継がれているのだそうです。


「死ね死ねブルース」が収録されているアルバム「欽也一夜物語」。

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大槻ケンヂも絶賛

また、ネットでも、お茶の間でお馴染みの明るく陽気な愛川さんのイメージとは異なるこのシュールな歌に、

こんなの歌ってたの!?

笑える

逆に元気が出る

と、好評で、

歌手の大槻ケンヂさんも、2020年6月28日、自身のツイッターで、

ついさっき、ラジオで愛川欽也さんの「死ね死ねブルース」という歌を知り非常に衝撃を受ける。これは大槻ケンヂはカバーしないとダメなやつでしょう。収束したらガツンと歌ってみたいねぇ。各自ご検索。

と、投稿すると、

8月16日にも、ツイッターで、

歌謡曲には入らないかもだけど最近愛川欽也さんの「死ね死ねブルース」と夏木マリさんの「愛人マンボ」というのを聴いてすごすぎてほとんど気絶しました。

と、絶賛しています。

(この「死ね死ねブルース」は、1975年にリリースしたアルバム「欽也一夜物語」(LP)に収録されているのですが、CD化されておらず、現在は、中古ショップでしか手に入れることができないそうです)

「愛川欽也のデビューからの出演ドラマ映画監督作品を画像で!」に続く

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