次男・御法川雄斗さんの逮捕を受け、「朝ズバッ!」「サタデーずばッと」を降板すると、その後、TBSの全ての報道番組の降板を余儀なくされ、テレビから姿を消した、みのもんたさんですが、それまで芸能活動と並行して経営していた自身の会社「ニッコク」も経営危機に陥っていたといいます。

「みのもんたの息子(次男)はコネで日本テレビに入社し特別待遇だった!」からの続き

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水道メーター販売会社の社長に就任していた

実は、みのさんは、1999年、自身の芸能事務所「オフィスモンタ」によって、お父さんが創業した水道メーター販売会社「日国工業」を吸収し、「株式会社ニッコク」と名前を改めると、自身も代表取締役社長に就任し、以来、芸能活動と並行して、会社を切り盛りしていたのですが、

雄斗さんの逮捕を受け、みのさんの芸能収入が激減すると、会社にも大打撃を与えたそうで、

うちは規模の小さい会社で、赤字を僕の芸能の収入で補填してきました。でも、それもほとんどゼロになる。非常に厳しいです。

初めてお話ししますが、この1カ月半の一番大きな話は、工場と会社の整理でした。僕の給料は全部カットしますが、それでもどこまで生き残れるか。

全国に4カ所、水戸と諏訪と名古屋と和歌山に工場があったんですが、3カ所を閉鎖して和歌山に集約するつもりです。従業員の数も減らさなければならない。それがつらい。

と、語っています。

豊田章男社長が突然「ニッコク」の事務所に来訪していた

そんなみのさんは、工場に直接出向き、従業員に頭を下げて説明する意向であることも語っているのですが、

実は、かつて、トヨタ自動車がリコール問題で米国内でバッシングされた時に、豊田章男社長が、現地に赴き、涙を流しながら従業員に語りかけたことがあったそうで、みのさんは、それを「朝ズバッ!」で紹介し、「やっぱり世界のトヨタだなあ」と言ったことがあったそうですが、

後日、豊田社長が、突然、「ニッコク」の事務所に来て、「うれしかった」と言ってくれたことがあったそうで、みのさんも豊田社長と同じようにしようと思ったとのことでした。

「ニッコク」は談合(独占禁止法違反)で刑事告発されていた

さておき、「ニッコク」は、これまで、何度も談合(独占禁止法違反)で刑事告発され、2003年には、東京地検特捜部の捜索を受け(談合事件)、2004年には、公正取引委員会の排除勧告を受けているのですが、

それに対し、みのさんは、

談合事件の話もオモチャにされてますけど、水道メーター業界は上場会社が2社しかなくて、その2社が全部牛耳って談合をやっていたんです。

我々零細企業は言いなりの値段を出さざるを得なかった。上場していた1社が倒産してからは値段のたたき合いになり、東京都水道局に入っていた四十数社のうち、残ったのは5社です。

なんとか会社を残したいと思っていますが、(2013年)年末どうなるか。覚悟はしています。

と、切羽詰まった状態であることを訴えていました。

ただ、2020年には、みのさんが代表取締役会長に就任するほか、2021年現在も「ニッコク」は存続しているようなので、うまく立て直していたようです。

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みのもんたは積極的に役人を接待していた

ちなみに、みのさんは、2003年の「談合事件」の際には、マスコミに「常務というのは肩書だけ」と釈明していたのですが、この時、すでにお父さんは第一線から退いており、事実上、会社はみのさんが仕切っている状態で(1999年に代表取締役社長に就任)、

みのさんは、積極的に役人を接待するほか、談合の舞台となった、水道メーター工業会の総会にも頻繁に出席していたそうで、相手も、有名人のみのさんがお酌をしてくれるということで、すっかりみのさんを気に入り、みのさんが官公庁と業界の太いパイプ役になっていたようです。

「みのもんたは不祥事の息子(次男)を自分の会社「ニッコク」に入れていた!」に続く

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