2022年10月15日、阪急阪神ホールディングスの角和夫会長の猛プッシュにより、15年ぶり2度目の阪神タイガース監督に就任した、岡田彰布(おかだ あきのぶ)さんは、「守り勝つ野球」をモットーに順調に貯金を積み重ねていくのですが、交流戦では負け越すと、交流戦明けのDeNA3連戦には3連敗するほか、オールスター前後には広島東洋カープの猛追を受けていました。

「岡田彰布の2度目の阪神監督就任には反対する者が多かった?」からの続き

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守り勝つ野球を標榜して「レギュラー選手の守備位置を固定」し「四球で出塁率を上昇」を目指していた

2023年、2008年以来15年ぶりに阪神タイガースの監督に復帰した岡田さんは、5年連続リーグワースト失策の拙守や得点力不足など積年の課題解消が期待される中、守り勝つ野球を標榜。

レギュラー選手の守備位置を固定して、守備の練習を徹底させるなど、守備の立て直しに着手するほか、四球を選んで出塁率を上昇させる野球を行います。

5月は19勝5敗(勝率7割9分2厘)と圧倒的な成績だった

すると、これが功を奏し、4月末には首位DeNAに3ゲーム差の2位につけていた岡田阪神は、5月12日からのDeNAとの甲子園での直接対決3連戦で3連勝し、首位を奪還。

結局、5月は19勝5敗(勝率7割9分2厘)という圧倒的な成績で、5月27日には両リーグ最速で30勝一番乗りを果たすと、5月末時点で貯金17としたのでした。

交流戦では負け越し、交流戦直後の2位DeNA3連戦では3連敗し首位を陥落していた

そんな岡田阪神は、セ・パ交流戦直前(5月29日)時点で、2位のDeNAに6ゲーム差をつけて首位を独走していたのですが、

セ・パ交流戦では7勝10敗1分(12球団中10位)で3つの負け越しとなると、交流戦を終えても投打が噛み合わず、交流戦明けの6月23~25日、DeNA3連戦(横浜スタジアム)では3連敗を喫し、首位から陥落してしまいます。

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オールスター前後には広島東洋カープの猛追を受けていた

それでも、直後の6月27日には首位に返り咲くのですが、オールスター直前(7月17日)時点で、今度は2位の広島東洋カープに1ゲーム差にまで詰め寄られてしまいます。

そして、オールスター明けの7月22日には、ついに広島に同率首位に並ばれると、阪神も広島も譲らず、7月26日まで同率首位の状態が続いたのですが、阪神は、7月27日に巨人戦に敗戦したことで、広島に首位を明け渡してしまったのでした。

「岡田彰布は2023年に阪神を18年ぶりのリーグ優勝に導いていた!」に続く

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