70代となっても精力的に芸能活動を行うも、2021年夏、双子の弟のおすぎさんに認知症の兆しが見られたことから、おすぎさんの介護のため、レギュラー番組を降板して芸能活動を休止し、おすぎさんと同居を始めたという、ピーコさんですが、

自身まで認知症を発症し、50年ぶりとなったおすぎさんとの同居はわずか3ヶ月で終了していたといいます。

今回は、そんなピーコさんとおすぎさんが同居をするようになった経緯、別居に至るまでの経緯、その後について調べてみました。

ピーコとおすぎ

「【画像】ピーコの若い頃は?現在までの経歴を時系列まとめ!」からの続き

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ピーコはおすぎの介護のため芸能活動を休止していた

ピーコさんは、2021年12月、バラエティー番組「5時に夢中!」に出演すると、この日のトークテーマは「あなたの周りのやっかいな高齢者」で、これにちなみ、共演者に、ピーコさんの双子の弟・おすぎさんの近況について尋ねられ、

福岡を拠点に活動していたという、おすぎさんの体調が芳しくなく、近いうちにおすぎさんが帰ってきて、同居を始めることを唐突に明かしているのですが、

実は、ピーコさんは、2021年夏、個人事務所「オフィスおすぎとピーコ」をひっそりと閉鎖し、おすぎさんが姉から相続したという神奈川県横浜市内のマンションに引っ越しを済ませていたそうです。

ちなみに、ピーコさんは、おすぎさんとの50年ぶりの同居を始める直前、

おすぎの具合が悪くなっちゃって、嫌だけど私が面倒をみてやらないとダメなのよ

と、周囲に言うものの、その口ぶりはどこかうれしそうだったそうです。

(ピーコさんとおすぎさんは、1970年代後半「おすぎとピーコ」でブレイクするも、人気絶頂の裏でケンカが絶えず、1982年、どちらかが死んでいたかもしれないと思われるほどの大ゲンカの末、別々の道を行こうと決め、コンビの仕事を断るようになっていたそうですが、1989年、ピーコさんの左目に悪性腫瘍が見つかり、左眼球摘出手術を受けた際、おすぎさんがピーコさんを献身的にサポートしたことがきっかけで、2人は和解していたといいます)

一方、おすぎさんの具合はと言うと、2021年夏頃、テレビの収録中に集中力が散漫になったり、物覚えが悪くなるなど、認知症の初期症状が見られるようになったそうで、一人での生活が困難になり、ピーコさんと一緒に暮らすことになったのだそうです。

(かねてより、おすぎさんは、「ピーコがいてくれてよかった。老後は2人で暮らしたい」「老後のお金はもう貯金してある。ピーコはお金がないから、アタシが面倒をみないと」と常々口にしていたそうですが、おすぎさんの思いとは裏腹に、ピーコさんがおすぎさんの面倒を見ることになったのでした)

ピーコにも認知症の症状が出始めて感情の起伏が激しくなり、おすぎと毎日のようにケンカするようになっていた

こうして、ピーコさんは、事務所をたたんで万全の準備のもと、おすぎさんの介護を始めたはずだったのですが・・・

いざ同居を始めてみると、おすぎさんの認知症の症状が、予想以上に進行しており、これまでと違うおすぎさんの様子にピーコさんは大きなショックを受けたそうで、それと同時に、ピーコさんにもおすぎさんと同じように、記憶力が落ちていくといった症状が出始めたそうです。

また、ピーコさんは、感情の起伏が激しくなり、イライラから言葉を荒らげる回数が増え、出がけにおすぎさんに、

早くしなさいよ!何してるの!

と、怒鳴ることが多くなり、やがて、毎日のようにケンカをするようになったそうで、

ピーコさんは、おすぎさんに、

いますぐ出て行け!

と、自宅から追い出すこともあったのだそうです。

そして、追い出されたおすぎさんは、行くあてもなく、街を徘徊し、警察に保護される、ということもあったのだそうです。

ただ、ピーコさんには、自身が感情の起伏が激しくなっていることに自覚があり、怒ってはいけないと分かっていながら、どうしても感情を抑えることができず、この世でたった一人の肉親を罵倒(ばとう)してしまう自分自身に苦しんでいたそうで、

ピーコさんは、大声を出しては、いつも自分を激しく責めてやりきれない思いを抱えていたそうです。

ピーコはおすぎとの50年ぶりの同居をわずか3ヶ月で解消していた

そんな苦しい状況が続く中、ピーコさんは、もうこれ以上、おすぎさんと一緒にいてはいけないのではないかと考え、悩み抜いた末に、おすぎさんを認知症患者の施設に入所させるという苦渋の決断を下したそうで、知人と一緒に、おすぎさんが安心して暮らせる施設を探すと、

2022年2月には、おすぎさんは近隣の高齢者施設に入居し、50年ぶりの2人の同居生活はわずか3ヶ月で終わったのだそうです。

ピーコはおすぎを施設に入れた罪悪感に苛まれるようになっていった

こうして、おすぎさんの終(つい)の棲家も見つかり、ピーコさんの心は落ち着くかと思われたのですが・・・

おすぎさんがいなくなって静まり返る自宅で過ごすうち、同居中はストレスからイライラしっぱなしで大切な弟を突き放すようなことをしてしまったうえ、挙句の果てに、たった一人の弟を施設に入れてしまったという罪悪感に苛(さいな)まれるようになったそうで、

やはり施設に入れるべきではなかったのか。じゃあ、どうすればよかったのか

という答えの出ない問いに、苦しむようになっていったのだそうです。

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ピーコは認知症が進み「おすぎは死んだ」と言いふらすようになっていった

そんな中、やがて、ピーコさんは、友人らに、

おすぎは死んだ

お骨になって帰ってきた

葬式も済んだ

などと、事実ではないことを言いふらすようになったほか、

自宅マンションはおすぎさんの名義だったため、「死亡届のような書類」を持って管理人に名義変更を願い出たこともあったそうで、

ピーコさんとおすぎさんの共通の某知人は、そんなピーコさんについて、

弟を施設に入れたという罪悪感を打ち消すため、おすぎさんと死別したと思い込もうとしたのかもしれません。

と、語っています。

また、2022年4月下旬には、事情を知らない「女性セブン」の記者が、横浜市の自宅から出てきたピーコさんに、おすぎさんとの同居生活について聞くと、

ピーコさんが、

おすぎ?おすぎはもう死にました

ずっと認知症で入院していたのですが、2月に亡くなりました

と、答えたことから、

記者が絶句しながら、

存じ上げておらず申しわけございません……

と、言うと、

ピーコさんは、

亡くなって、お骨になって帰ってきたの。もうこれで……すみません

と、言い、涙ぐみながら自宅に戻っていったといいます。

「ピーコは行方不明だった?万引きで逮捕され高齢者施設に入所していた!」に続く

お読みいただきありがとうございました

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