13歳の時に、「だからもう一度」で歌手デビューすると、その後、声優に転向し、「名探偵コナン」「クレヨンしんちゃん」「アンパンマン」などのアニメ作品で声の出演をしている、引田有美(ひきた ゆみ)さん。
今回は、そんな引田有美さんの、若い頃から現在までのキャラや経歴を、デビューから時系列でご紹介します。
引田有美のプロフィール
引田有美さんは、1965年6月2日生まれ、
東京都の出身、
趣味・特技は、音楽鑑賞、
ちなみに、本名は「稲葉有美(いなば ゆみ)」で、旧芸名は「小桜有美(こざくら ゆみ)」「須田翔子」です。
引田有美の父親は引田天功(初代)
引田有美さんのお父さんは、マジシャンの引田天功(初代)さんです。
引田天功(初代)さんは、日本大学工学部在学中の1953年、19歳の時、奇術師・松旭斎天洋(しょうきょくさい てんよう)さんの門下生となると、1960年、26歳の時には、松旭斎天洋門下から独立して、「東京魔術団」を結成してマジシャンとして活動し、
1963年、28歳の時には、”水槽大脱出”を実施し、1968年~1975年には、”脱出イリュージョン”として、日本テレビの特番で、
- 死のジェットコースター大脱出
- 死の火煙塔大脱出
- 死の水道管大脱出
- 油地獄水面炎上大脱出
などが放送されると、
従来のマジックからは考えられないほどのスケールの大きさで日本中に脱出ブームを巻き起こしています。
ただ、そんな引田天功さんも、43歳の時には心筋梗塞により休養して闘病生活を送るようになり、1979年、45歳の若さで他界されています。
引田有美の母親は喜劇女優の小桜京子
引田有美さんのお母さんは喜劇女優の小桜京子さんです。
(1970年には引田天功さんと離婚)
小桜京子さん。
小桜京子さんは、1948年、15歳の時に、「金語楼劇団」で子役として舞台デビューすると、1956年、23歳の時には、柳家金語楼さん主演のコメディードラマ「おトラさん」シリーズのお豆さん役で人気を博し、以降、数多くの、映画、テレビドラマ、舞台に出演。
(柳家金語楼さんは小桜京子さんの叔父で、引田有美さんの大叔父)
1982年からは、「小桜京子劇団」を主宰し、日本喜劇人協会で副会長を務める一方、2010年代以降は、バラエティ番組「クイズ!脳ベルSHOW」にも出演していました。
ただ、2023年、90歳で他界されています。
引田有美は13歳の時に「だからもう一度」で歌手デビュー
さておき、引田有美さんは、1978年12月1日、13歳の時に、本名の「稲葉有美」で、ドイツ人歌手のアンドレア・ユルゲンス(ドイツ語版)の曲「私はこれが好きなのに」の日本語版曲「だからもう一度」で歌手デビューしています。
引田有美は18歳の時にアニメ「ゴッドマジンガー」の主題歌「Dreamy My Love」をリリース
そして、高校在学中の1984年4月1日、18歳の時には、「須田翔子」名義で、アニメ「ゴッドマジンガー」の主題歌「Dreamy My Love」をリリースしているのですが、
在学していた高校では、芸能活動が禁止だったため、学校にバレないように、別名義で活動していたのだそうです。
引田有美(当時は須田翔子)さん。
ちなみに、1990年4月1日に放送されたバラエティ番組「テレビ探偵団」内の「生放送!テレビ探偵団タイトル不明番組を探せ!電話公開大捜査!!」のコーナーで、
古代ローマ風の女性キャラ、主題歌が「偶然のいたずらが 声をかけたら」という歌詞、という情報のみで作品を捜索していた際、
偶然、この番組を見ていた事務所スタッフが、ビクタースタジオで打ち合わせ中だった引田有美さんに連絡をとり、テレビスタジオで司会を務めていた三宅裕司さんと電話が繋がっており、
引田有美さんは、
6年くらい前に主題歌を歌っていた。なので、(作品名はゴッドマジンガーに)間違いない
と、語っています。
引田有美が20代の時は声優としてアニメ「クレヨンしんちゃん」「それいけ!アンパンマン」などに出演
そんな引田有美さんは、26歳~29歳の頃には、
- 1991年(26歳)「魔法のプリンセス ミンキーモモ」(レイ 役)
- 1992年(27歳)「風の中の少女 金髪のジェニー」(コニー 役)
- 1992年(27歳)「クレヨンしんちゃん」(おねいさん、先生、シャロン・ストーン、おねいさんA、母親、UNISHIROの店員、リンゴ姫、テレビの女性など)
- 1993年(28歳)「それいけ!アンパンマン」(アンコダマン〈2代目〉、ケチャップリン〈初代〉役)
- 1994年(29歳)「愛と勇気のピッグガール とんでぶーりん」(国分リカコ 役)
などのテレビアニメで、声優を務めています。
引田有美が30代の時にはアニメ「名探偵コナン」で様々な役の声優をしていた
また、引田有美さんは、アニメ「名探偵コナン」でも声の出演をしているのですが、
1996年、31歳の時には、ひとみ、田中幸子、中村洋子、保波倫子、アナウンサー、テレビ記者、里山月子、真岡雅子、廉野敬実など、多数の役を務めています。
そして、2004年、39歳の時には、劇場版「名探偵コナン 銀翼の奇術師」で、スカイジャパン航空「865便」の客室乗務員、進藤玲子役、
2006年、41歳の時には、「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌」で、アナウンスとして声の出演をしています。
引田有美が47歳の時にはテレビアニメ「黒魔女さんが通る!!」の暗御留燃阿役の声優
そんな引田有美さんは、2012年、47歳の時には、テレビアニメ「黒魔女さんが通る!!」の暗御留燃阿(あんごるもあ)役の声を務めています。
「黒魔女さんが通る!!」より。左端が暗御留燃阿。
引田有美の現在(50代)はオーディオブック「墨丸」「糸車」で声の出演
さらに、2018年、53歳の時には、オーディオブックで、山本周五郎さんの短編集「日本婦道記」の一編「墨丸」のお石役の声を務めています。
そして、2019年、54歳の時にも、同じく、オーディオブックで、山本周五郎さんの短編集「日本婦道記」の一編「糸車」のお梶役の声を務めています。
1953年、奇術師・松旭斎天洋さんの門下生となると、1960年には、松旭斎天洋さんから独立し、1963年には、”水槽大脱出”を成功させると、以降、テレビメディアと組んだ大規模な脱出イリュージョンの …