1994年に「宝塚歌劇団」に入団し、その後、雪組の男役2番手スターとなられた、彩吹真央(あやぶき まお)さん。宝塚退団後は、ミュージカルに数多く出演されるほか、ディナーショー、コンサートなども開催されています。
プロフィール!
彩吹さんは、1973年6月9日生まれ、
大阪府のご出身です。
身長169センチ、
血液型はO型、
本名は、
斉藤有実子(さいとう ゆみこ)、
出身高校は、
四條畷学園高校、
趣味は、
写真撮影、トランペット、
だそうです♪
母親が宝塚ファン
彩吹さんは、3歳の時、
宝塚ファンだったお母さんとともに、
宝塚のお芝居をテレビで観ていたそうで、
その後、実際に、
お芝居に連れて行ってもらうと、
娘役のきれいなドレスや大階段に憧れたことや、
歌うことが好きだっったことから、
自然と、舞台に立ちたいと、
思うようになっていったのだそうです。
そして、小学校6年生になると、
「宝塚子どもアテネ」というところに通って、
歌、バレエ、日本舞踊を、週1回習われ、
中学を卒業してから、高校1年終了時までに、
宝塚音楽学校を2回受験されるのですが、
2回とも不合格。
一時期は、受験を諦め、宝塚を忘れようと、
観ないようにされていたそうですが、
宝塚受験を一緒に頑張り、
合格した友達の初舞台を観られ、
「最後のチャンスは受けよう」
と、その1年後に再び挑戦されると、
3度目の正直で、
見事合格を果たされたのでした。
(宝塚音楽学校は、中学卒業後、高1終了後、高2終了後、
高校卒業後と、最大4回受けられるのだそうです。)
宝塚時代
こうして、彩吹さんは、1992年、
宝塚音楽学校に入学されると、
1994年には、第80期生として、
「宝塚歌劇団」に入団。
同年、花組の「ブラック・ジャック 危険な賭け/火の鳥」で、
初舞台を踏まれると、
翌年の1995年には、
「雪之丞変化」「サジタリウス」で雪組に配属され、
1996年には、
「エリザベート」で黒天使役に抜擢。
同年、新人公演では、「エリザベート」で、
シュテファン役とエルマー役を演じられたのでした。
そして、1998年に花組に移籍されると、
2000年には、新人公演の、
「源氏物語 あさきゆめみし」で、光源氏役、
「ルートヴィヒII世」で、ルートヴイヒII世役、
と、立て続けに主役に抜擢。
2002年には、宝塚バウホール公演「月の燈影」で、
蘭寿とむさんとW主演を務められています。
また、同年、再び「エリザベート」に出演されると、
主人公皇太子ルドルフ役を務められたのでした。
「エリザベート」より。
男役2番手スターになるも退団
そんな彩吹さんは、2004年には、
「NAKED CITY」で単独初主演を務められると、
連日満員御礼となるほどの大盛況。
「NAKED CITY」より。
また、2006年には、「ファントム」で、
キャリエール役を演じられると、
誠実な演技と卓越した歌唱力が、
絶賛されています。
こうして、彩吹さんは、人気、実力ともに兼ね備え、
同年、再び、雪組に組替えされると、
「星影の人」「Joyful!! II」より、
雪組男役2番手スターとなられ、
以降、順調に舞台を重ねられるも、
2010年、「ソルフェリーノの夜明け」「Carnevale 睡夢」
をもって、宝塚歌劇団を退団されたのでした。
「ソルフェリーノの夜明け」より。
退団させられた?
そんな彩吹さんを「退団」で、
多くの方が検索されているようです。
というのも、彩吹さんは、
その抜群の歌唱力などから、
当時の雪組トップスターである、
水夏希さんを凌ぐほどの人気を誇っており、
次期トップスター就任を、
期待されていたにもかかわらず、
2番手スターのままで退団されているため、
退団は、本人の意志というよりも、
劇団に辞めさせられたのでは、
との噂が立っているのです。
真相は?
実際、彩吹さんの退団後、
水夏希さんの後には、
当時、雪組の3番手だった、
音月桂さんが男役トップスターに。
音月さんは、当時、「住友VISAカード」の、
イメージキャラクターを務められていたので、
劇団側が、早くトップにさせたかった、
と言われているようですが、真相は分かりませんでした。
音月桂さん
ちなみに、この強引なやり方には、
さすがの宝塚ファンも劇団側に不信感を抱き、
彩吹さん退団後の雪組公演は、
空席が目立ち、拍手の数も少なかったとか。
そのせいかどうかは分かりませんが、
音月さんも、トップ就任から、
わずか1年半後に退団されています。
退団後の活動
ところで、彩吹さんは、
宝塚退団後は、芸能事務所に所属され、
数多くのミュージカルに出演。
そのほかにも、
ディナーショーや、朗読劇、コンサートなど、
精力的に活動されているようです。
「COCO」スペシャルライブより。
結婚は?
最期に、彩吹さんは、
現在、独身なのですが、
宝塚で得たものについて、
忍耐力。確固たるもののためなら、
他のものは犠牲にしてでも頑張れる、
という忍耐力を学んだかな。
と、語っておられることから、
このような強いプロ意識から、
お仕事に邁進されているのかもしれませんね。
さて、いかがでしたでしょうか?
2015年には、舞台「End of the RAINBOW」で、
薬物やアルコール依存症に苦しみ、47歳の生涯を閉じた、
往年のハリウッド女優、ジュディ・ガーランド役を演じ、
宝塚をやめて6年目(2015年)に入りましたが、
今回の役に出会って、私はこういうお仕事がしたかったんだと気づきました。今回すごく魅力的に思えたのは、
ジュディ・ガーランドを演じるということもそうですが、一人の女性を濃く、生き様を表現できる、
そういう役を演じてみたいと、どこかで思っていて、
今回「これだ!」と思えたのだと思います。
と、熱く語っておられた彩吹さんですが、
宝塚時代に、トップ男役を期待されながらも、
退団せざるを得なかったことで、少なからずあったであろう、
胸の内にあった複雑な感情を、表現したかったのかもしれませんね。
今後のご活躍も期待しています!!