1977年と1984年の2度に渡って大麻取締法違反容疑で逮捕(1977年は不起訴)された、美川憲一(みかわ けんいち)さんは、その後、テレビでの仕事が激減し、地方温泉場などの営業回りをしていたそうですが、そんな中、客が全く歌を聞かずに大騒ぎし、たまらず、「おだまり!」と言ったことがあったそうです。しかし、逆に大ウケしたそうで、それ以来、美川さんは、「おだまり!」をキャラで使うようになったのだそうです。
「美川憲一は大麻取締法違反で2度逮捕されるも復帰できた理由とは?」からの続き
美川憲一は大麻事件の後はテレビの仕事を干され、サパークラブ、スナック、地方の温泉場などを営業回りしていた
1977年、1984年と、2度に渡って大麻取締法違反容疑で逮捕された美川さんは、以降、テレビ出演の機会が減り、すっかり世間から忘れ去られてしまったのですが、
実は、裁判では、裁判官から、
あなたはすばらしい歌を歌ってきました。皆さんに夢を与え、癒やされた人がいっぱいいる。謹慎生活ではなく、お仕事をしてください
と、言われていたそうで、
もう一度、一から仕事をしようと思い、サパークラブのショー、スナック、地方の温泉場などを営業回りしたそうです。
(この頃、芸名を「美川けん一」にしたこともあったそうです)
美川憲一は地方営業回りしながら自分を叱咤激励して奮い立たせていた
ただ、小さなスナックの10周年記念に呼ばれた際には、カウンターとボックス席が2つしかない店だったそうで、今まで大きなステージで歌っていた美川さんには辛かったそうですが、
その一方で、
これが今の私なんだから、しっかり見とこう
このままじゃ終わんないわよ
今に見ていなさい、這い上がってやるから
と、もう一人の自分が自分を叱咤激励(しったげきれい)するように言い聞かせてきたそうで、それが心のバネになったのだそうです。
美川憲一は地方営業で大騒ぎする客に「おだまり」「静かにおし」と言い大ウケしていた
また、営業回りの温泉地では、酔った客から、
引っ込めー!
と、ヤジを飛ばされたこともあったそうですが、
ある時には、お客が、全然、美川さんの歌を聴かず、一緒に来た女性たちと大騒ぎしていたことから、
たまらず、
おだまり
静かにおし
と、言ったのだそうです。
すると、一瞬、みんなびっくりして、シーンとなったそうですが、すぐにみんな笑い出し、
もう1回言って
と言われたそうで、
以来、美川さんは、「おだまり」や「静かにおし」を、キャラで使うようになったのだそうです(笑)
「美川憲一はコロッケに自身のモノマネを持ちかけ再ブレイクしていた!」に続く