江利さんと離婚後は、生涯独身を貫かれた、高倉健(たかくら けん)さんですが、幾度か、女性との交際を報じられたことがありました。今回は、その中の一人、女優の児島美ゆきさんが、2014年12月に「週刊現代」で明かされたことをご紹介します。

「高倉健は元妻・江利チエミに対し生涯後悔の念を持ち続けていた!」からの続き

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女優の児島美ゆきと交際していた

児島さんによると、テレビドラマ「北の国から」で、富良野のスナックのホステス・こごみ役を演じられた際、共演者の田中邦衛さんから、

一緒にいる健さんがとにかく芝居を褒めている

と、突然電話があり、高倉さんが電話に出たそうで、

こごみ役がとても素敵で、応援してます。頑張って

と、言われたそうです。


「北の国から」より。黒板五郎(田中邦衛さん)に惚れられるホステス・こごみ役を演じた児島さん。

高倉健が児島美ゆきを誘っていた

以来、高倉さんから一日に何度も電話がかかってくるようになったそうで、

ついに、

うちにコーヒーを飲みに来ませんか

と、誘われ、高倉さんのマンションへ行ったそうです。

そして、2度目に訪れた時、

寝室の大きなダブルベッドで。彼は体は筋骨隆々でしたが、やさしい人でした

と、お二人は男女の関係になったのだそうです。

「普通の幸せ」を求めていた?

こうして交際がスタートすると、児島さんは高倉さんのために、ステーキ、生姜焼き、肉じゃがなどの手料理を振る舞うほか、

(高倉さんは、黙々と食べ、食べ終わると、いつの間にか食器を洗ってくれていたそうです)

ふざけてヌードダンサーのマネをし、高倉さんを喜ばせるなど、

(高倉さんは、顔をほころばせ、手を叩いて子どものように喜んだそうです)

楽しい日々を送られていたそうですが、

ある時、児島さんが、高倉さんに膝枕をしてあげていると、

ふいに、高倉さんが、

幸せだなぁ。こんなに幸せでいいのかなぁ……

と、つぶやいたそうで、驚いて高倉さんの顔を見ると、目に涙を浮かべておられたことがあったそうです。

また、スーパーへ一緒に行って、児島さんが買い物袋を抱えて車まで戻ってくると、

高倉さんが、

剛ちゃん(高倉さんの本名は小田剛一)はこういうことがしたかったんだ

と、言ったこともあったそうで、

児島さんは、

普通の幸せを、こんなに恋しいほど求めている人なんだ

と、切なくなったそうです。

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交際報道後は児島美ゆきに別れを告げていた

しかし、そんな生活が1年弱続いたある日のこと、芸能誌でお二人の交際が報道されると、

高倉さんからは、

しばらく会えないんだよ。僕も待つから、1年待ってくれないか。

と、言われたそうで、

児島さんは、1年待ったそうですが・・・

ついに、高倉さんから連絡はこなかったのだそうです。

そんな高倉さんに、当時、児島さんは、

世間体が大事で私を捨てた

と、恨みを募らせたそうですが、

それから30年が経ち、高倉さんの訃報に触れると、

あのころの彼の立場や苦悩がわかるようになりました。「あなたの気持ちをわかってあげられず、ごめんなさい」と謝りたいくらい。

と、思うようになったそうで、

児島さんは、

人間・小田剛一も、本当に優しく、温かい人だったことを知ってほしい。面白くて気取らず、人間くさい、愛すべき人でした。

と、高倉さんへの想いを語っておられました。

「高倉健の死因は悪性リンパ腫!前立腺ガンも患っていた!」に続く

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