少しかすれたシブい声で、長年、バイプレーヤーとして活躍し、近年は、多くの芸能人にモノマネされるほどの知名度を誇る、平泉成(ひらいずみ せい)さんですが、プライベートでは、俳優でケーナ奏者の田中健さんのために、ケーナを手作りしていたといいます。
「平泉成のデビューからの出演CMドラマ映画を画像で!」からの続き
ケーナ作りは田中健との共演がきっかけ
平泉さんは、幼い頃、竹とんぼ、竹籠、竹の水鉄砲など、自分でおもちゃを作っていたそうですが、40歳半ば頃、たまたま、中華街で竹製のケーナが販売されているのを見て、自分でも作れるなと思ったそうです。
そんな中、1992年、48歳の時、テレビドラマ「学校があぶない」で、俳優でケーナ奏者としても活動している田中健さんと知り合うと、田中さんから、良いケーナが見つからないという話を聞き、
ちょっと貸して、作ってみたい
と、趣味としてケーナ作りに熱中するようになったそうで、
このことをきっかけに田中さんの使うケーナを作るようになり、やがては、田中さんのケーナは平泉さんがすべて手作りするようになったのだそうです。
ケーナ作りへの情熱が凄い
そんな平泉さんは、当初は、家でケーナ作りをしていたそうですが、ケーナはよく通る甲高い音が出ることから、奥さんがノイローゼ気味になったそうで、
河原にビニールシートと工具を広げてケーナ作りをするようになり、その後は、ケーナ作りのためにキャンピングカーを購入し、車内で作業ができるように内部をカスタマイズし、ケーナを制作するようになったそうで、平泉さんのケーナ制作への情熱は半端ではないようです。
田中健のために1000本以上もケーナを制作
また、平泉さんは、これまでに、1000本近く田中さんのためにケーナを作ってきたそうですが、自分が納得するケーナができるまではお金をとらないと決め、田中さんからは一銭も受け取っていないとのこと。
とはいえ、単なる民芸品ではなく、プロのケーナ奏者である田中さんが演奏する楽器としてのケーナのため、かなりハイクオリティなケーナであることは間違いないでしょう。
田中健に怒っていた?
ちなみに、2015年5月7日には、田中さんが、自身のブログで、平泉さんと一緒にケーナ作りをしたことを綴っているのですが、
その中には、
新しいケーナを作るのです。何年ぶりだろう。実は平泉さんを怒らせてしまったこともあり、懐の広さになんとお礼の言葉を重ねても足りません
・・・こんな大変な作業を趣味の一環として20年以上も携わってくださった平泉さんに僕は大変失礼なことをしたという経緯があり、今回許していただいて新しく作ってくださることになったことは感に堪えません
との記述があり、何やらお二人の間でトラブルがあり、ケーナ作りは中断されていたようです。
また、平泉さんは、小刀をすべらせて大ケガをしていたそうで、
もう今回が最後のケーナ作りかもよ~~
と、言われたとの記述もあり、
さすがの平泉さんも、70歳を回る高齢となり、制作もおぼつかないのかもしれません。
田中さんのオフィシャルブログより。一緒にケーナを制作する平泉さん(左)と田中さん(右)。