長きに渡って、巨人の4番バッターとしてのみならず、プロ野球界のスーパースターとして活躍するも、2004年、68歳の時に、「脳梗塞」で倒れて以来、右半身の麻痺と言語障害が残っているという、長嶋茂雄(ながしま しげお)さんですが、公の場で、いつも右手をポケットに入れていることから、「右手を切断しているのでは」という噂が流れています。
「長嶋茂雄はオリンピックに特別な思いを持っていた!」からの続き
右手の腱を切断していた
長嶋さんは、「脳梗塞」で倒れて以降、公の場で、いつも右手をポケットに入れていることから、「右手を切断しているのでは」という噂が流れているのですが、
実は、「脳梗塞」の後遺症で、関節が正常な範囲で動かなくなってしまう、「拘縮(こうしゅく)」という状態を回避するため、
(肘や手首が曲がったまま固まってしまうそうです)
腱を切断しているそうで、結果、垂れ下がった状態になっており、そのため、右手をポケットに入れているのだそうです。
(出すと垂れ下がってしまうため)
右手をポケットに入れたままバットを構える長嶋さん。
右手をポケットに入れたままで批判が殺到していた
そんな長嶋さんは、2013年、国民栄誉賞の授与式で受賞スピーチを行う時も、安倍晋三元内閣総理大臣から記念のバットを受け取る時も、2014年、園遊会で天皇陛下と歓談した時も、右手をポケットに入れたままだったため、「失礼ではないか」と批判が殺到したそうですが、
2014年、園遊会で天皇・皇后両陛下と歓談する際にも、右手をポケットに入れたままの長嶋さん。
そこまでして右手を隠し続けるのは、「長嶋茂雄」であり続けるため、不自由な右手を見せてファンの夢を壊したくない、弱っているところをファンに見せたくない、という思いがあったからなのだそうです。
(ただ、2017年2月11日、巨人の宮崎キャンプを視察した際には、右手をポケットから出した状態で、革の手袋をしています)
長嶋さん(左)と高橋由伸監督(右)。
右手が黒ずんで見えるのは加齢による「老人性紫斑病」
ちなみに、2021年、東京オリンピックの開会式で聖火ランナーを務めた際の映像などでは、長嶋さんの右手が黒ずんで見えたとネット上で話題になり、「壊死しているのでは?」との噂も流れているのですが、
これは、加齢による「老人性紫斑病」だと言われています。
2021年東京オリンピックの開会式で松井秀喜さんに支えられて聖火ランナーを務める長嶋さん。