シリアスな役から、コメディタッチの役まで、その演技の幅は広く、実力派俳優として活躍する、西岡徳馬(にしおか とくま)さん。近年は演技のワークショップも開催されているそうで、指導者としての役割も担われています。


Sponsored Link

子役として活躍

朝日新聞の情報サイト「どらく」の記事によると、
西岡さんは、小学校1年生から3年生まで、
子役として活動されていました。

当時、お芝居をされていた、
年の離れた従兄弟に、児童劇団に連れていかれたことが、
お芝居を始められたきっかけだそうです。

子役を探しているという理由だったそうですが、
西岡さんが演技を披露すると、
上手だと褒められて、その気になり、
そのまま入団されたのだとか(^^)

子どもらしくて、
かわいいエピソードですね。

しかし、子どもの頃は、体が弱かった西岡さん。
持病の喘息の発作が原因で、
お芝居を辞めてしまわれたのだとか。

中学校の時に体を鍛え、
健康は取り戻されたそうですが、

その後、高校に進学するものの、
2年で中退されています。

役者へ

そんな時、お父さんに、
東宝芸能学校へ行くことを勧められたことが、
お芝居をする、第二のきっかけとなったようです。

最初は遊び感覚でしたが、
帝国劇場の元女優で、講師として来られていた、
村田嘉久子さんにじっと顔を見つめられ、

「あんた、いい役者になるよ」

と言われたのだそうです!

それがきっかけで、
「いい役者」ということについて、
考え始めた西岡さん。

そして、いい役者になるためには、
「内面を磨かなくては」
との考えに至り、高校に入り直したのでした。

その後、大学にも進学されましたが、
大学でも、演技漬けの毎日だったとか。

大学卒業後は、劇団「雲」か、劇団「四季」に、
入りたかったそうですが、

「文学座」の代表、戌井市郎さんに、

「君は、いちばん文学座的なんだけどな」

と言われ、せっかくそう言ってくれるならと、
「文学座」の試験を受けて、見事合格されました。

飛び級で研修生になり、
3年目には、早くも劇団員に昇格と、
とてもラッキー続きだった。

と、西岡さんは振り返っておられます。

見る人が見ると、
西岡さんの役者としての魅力が分かるのでしょうね。

西岡さんは、いろんな人から、
その才能を引き出された形となりました。

「文学座」には10年在籍され、
その間はずっと主役クラスを務められていて、

それはそれで良いことですが、
失敗しても、良い役が与えられ、
そこに疑問を持ち始めたのだそうです。

その頃、つかこうへいさんや、蜷川幸雄さんとの出会いがあり、
彼らに影響され、「文学座」を退団する決意をされました。

もともと僕は怠け者で「グズラ」と呼ばれたほど(笑)。
飯を食うのも何でも一番遅くてね。

でも文学座という金看板をいったん外し、
「一度失敗したら、二度と演出家に呼ばれない」
という崖っぷちに立ったところで勝負していかないと、
役者としてダメになるなと思ったんですよね。

ちょうど父親が亡くなった年で、今こそ背水の陣を敷く時だ、
グズラとはいえ、さすがにここでグズグズしていたら、
まずいだろうっていう気になったんだと思います。

と、当時のことを語っておられました。

ラッキーなポジションに甘んじることなく、
高みを目指す、西岡さんの快進撃は、
ここから始まります。

東京ラブストーリー

西岡さんは、1989年、
つかこうへいさんの舞台「幕末純情伝」で、
坂本龍馬役を演じられます。

西岡さんは、この舞台に、
自腹で、映画関係者100人を招待されたのだとか!

そして、その中に、
フジテレビのプロデューサーがおられ、
「東京ラブストーリー」の話が来たというのです!

キャスティングの理由は、

鈴木保奈美さん演じる主人公のリカと、
関係を持ってもおかしくない上司」

のイメージにぴったりだったからだとか。

確かに、ダンディな西岡さんは、
リカの相手にぴったりでした♪

「東京ラブストーリー」に出演されたことがきっかけで、
西岡さんは、テレビドラマの仕事が殺到。

西岡さんは、舞台を中断され、
テレビの世界へと活動の場をシフトしていかれます。

その後の西岡さんの活躍ぶりは、
言うまでもありませんね。

ただ、芝居が好きだという一心で、
役者を続けてきた。

と西岡さんはおっしゃっています。

主役級から、小さな役まで、
本当に様々な役を演じておられますので、
納得ですね。

妻は?

さて、そんな西岡さんのプライベートですが、
西岡さんの奥さんは、一般の方のようで、
情報がなく、詳しいことは分かりませんでした。

ただ、今の奥さんは、
西岡さんにとっては2人目の奥さんだそうで、

最初の奥さんについて調べてみると、
1973年、当時、人気女優だった、
宇津宮雅代(うつのみや まさよ)さんと、
結婚されていたそうです。


左が当時、右が現在の宇津宮雅代さん

しかし、1975年、
わずか2年で離婚されています。

馴れ初めなど、詳しいことは分かりませんでしたが、
同じ「文学座」に在籍されていたということで、
自然な出会いですね。

結婚された当時、西岡さんは無名の俳優、
かたや、奥さんは人気女優でした。
今で言う、格差婚として話題となったようです。

西岡さんは、宇津宮さんとの間に、
娘さんが一人おられるそうですが、
離婚後は宇津宮さんが引き取られたようです。

余談ですが、宇津宮さんは、西岡さんと離婚後、
俳優の三浦洋一さんと再婚されています。

しかし、三浦さんが、
娘さんにひどい暴力を振るわれたそうで、
それが原因で離婚されたようです。

Sponsored Link

娘は?

さて、西岡さんには、現在の奥さんとの間に、
2人の娘さんがいらっしゃるようです。

長女は、西岡花穂梨(にしおか かおり)さん、
次女は、西岡優妃(にしおか ゆうき)さんで、
お二人とも芸能活動をされているようです。

3人で、トーク番組「徹子の部屋」にも、
出演されたことがあるそうで、
とても仲が良い親子だったとか♪


左が花穂梨さん、右が優妃さん

ネット上では、花穂梨さんは、
宇津宮さんとの間にできた娘さんであるとの情報もありましたが、

花穂梨さんの生まれた年が、1983年であり、
西岡さんが離婚された1975年よりも後なので、
現在の奥さんとの間にできた娘さんであると思われます。

そうなると、西岡さんと宇津宮さんとの間の娘さんが、
三浦さんに暴力をふるわれていたということで、

現在どうされているのか気になります。
お元気にされていればいいのですが。

さて、10月からスタートする、
WOWOW連続ドラマW「海に降る」に出演される西岡さん。

西岡さんが演じるのは、
潜水艦「しんかい6500」の司令で、

主人公の深雪(有村架純さん)を、
時に厳しく、時に温かく指導する、
まさに、西岡さんにぴったりの役です。

またダンディな西岡さんが見れそうですね。
期待しています!!

https://www.youtube.com/watch?v=l3YR1M74rlU

Sponsored Link