1987年10月、報道番組「サンデーモーニング」(当初は「関口宏のサンデーモーニング」)の司会者となると、以降、36年間務め、2024年3月31日に勇退した、関口宏(せきぐち ひろし)さんですが、
そんな関口宏さんは、左翼思想の持ち主であり、「サンデーモーニング」の番組自体が反日思想に貫かれていると、言われていました。
そのため、かつて、レギュラーコメンテーターを務めていた張本勲さんとは政治思想が異なり、かねてより、不仲説が噂されていました。
今回は、そんな関口宏さんと張本勲さんの不仲を表すエピソード、思想的に対立する二人が長年、「サンデーモーニング」で共演していた理由についてご紹介します。
「関口宏は昔俳優から司会者に転向していた!司会番組一覧を画像で!」からの続き
関口宏は「サンデーモーニング」で張本勲と不仲だった?
関口宏さんが司会を務めていた報道番組「サンデーモーニング」には、長年、レギュラーコメンテーターとして野球評論家の張本勲さんが出演していたのですが、2018年12月23日の放送では、関口宏さんが張本勲さんに嫌味を言っています。
この日、番組では、「フィギュアスケート全日本選手権」の様子を取り上げていて、コメンテーターとして出演していた元フィギュアスケート選手の八木沼純子さんが、「グランプリファイナル」では優勝も「全日本選手権」では2位に終わった紀平梨花選手について、
靴を変える時間がなく、テープで留めて(硬さ)を調節していたが、それが上手くいかなかったのでは
とコメントしたのですが、
いつもの調子で、張本勲さんが、八木沼純子さんがしゃべっている途中に割り込み、
スポーツ選手は絶対ダメですよ、靴は。靴はね、絶対これでもかこれでもかと注意しないと。どのスポーツでもそうなんですよ。前言ったでしょ、宮本武蔵がね、戦う前に何足もわらじを縛ってダメならすっと取り替える。そういうことをやりましたからね。
と、力説すると、
すかさず、関口宏さんが、
ご覧になったんですか?
と、痛烈なツッコミ。
これに対して、張本勲さんは、
いや歴史に書いてあるの。今度見せてあげますから。
と、少し表情をこわばらせて返答し、
その後も、
ゴルフ選手も靴と手袋だけは持っていく
と、靴の重要性を力説して、この話は終わっています。
関口宏は左翼で張本勲とは政治思想が正反対だった
実は、関口宏さんと張本勲さんは、もともと政治思想が全く違っており、
張本勲さんは、安倍晋三内閣総理大臣(当時)を、「歴代総理大臣の中でもトップクラス」と絶賛して、ことあるごとに総理を批判する報道を繰り返すメディアを猛批判し、このままでは沖縄や尖閣を取られてしまうと憂いているのですが、
関口宏さん(サンデーモーニング)はというと、安倍批判を繰り返し、特に、日本の歴史を称賛されることを露骨に嫌悪していたのです。
(そのため、報道内容はたびたび反日的だと批判されていました)
今回、関口宏さんが張本勲さんの宮本武蔵の話に対して嫌味を言ったのは、日本の先人がいかに優れているかを示した部分が気に食わなかったようです。
関口宏と張本勲が不仲を押してまで「サンデーモーニング」で長年共演していた理由とは?
では、なぜ、どう見ても不仲な関口宏さんと張本勲さんが共演していたのでしょうか。
それは、張本勲さんが、度々この番組で問題発言をして炎上することで視聴率を稼いでいたという現実。
張本勲さんのこうした発言は、すっかり、番組の目玉として定着しており、関口宏さん(サンデーモーニング)としては、そんなおいしい存在である張本勲さんを手放したくなく、
一方、張本勲さんも、他の野球解説の仕事はほとんどなくなってしまっており、この番組は貴重な収入源。
こういった利害の一致から、個人的な感情としては相当我慢しながら、コンビを組んでいたというのです。
(ただ、ついに、張本勲さんは、2021年12月26日の放送を最後に、23年間務めた「サンデーモーニング」を引退しています)
「関口宏の嫁・西田佐知子との馴れ初めは?ラブラブショーで共演し猛アタックしていた!」に続く