イチローは引退後は草野球チームKOBE CHIBENを結成し松坂大輔も加入していた！

NPB（日本プロ野球）９年で１２７８安打、MLB（メジャーリーグ）１９年で３０８９安打、合わせて４３６７安打という驚異的な記録を残したイチローさんは、現役引退後は、「野球を純粋に楽しみたい」との思いから草野球チームを結成し、毎年、女子高校野球選抜チームと試合をしているのですが、２年目からは松坂大輔さんも加わり、大いに盛り上がっています。

また、イチローさんは、学生野球資格回復研修も受け、資格を回復すると、高校生への指導も行っています。今回は、そんなイチローさんの現役引退後の活動をご紹介します。

「イチローの成績(MLB)が凄い！10年連続3割200本安打！首位打者x2盗塁王x1！」からの続き

イチローは現役引退後はシアトル・マリナーズの会長付特別補佐に就任

２０１９年３月２１日、東京ドームで行われたシアトル・マリナーズの開幕第２戦を最後に現役引退を表明したイチローさんは、同年４月３０日には、再び、シアトル・マリナーズの会長付特別補佐に就任しているのですが、

同時に、今後はインストラクターとして、外野守備、走塁、打撃の指導をメジャーだけでなく3Aでも行うことが、マリナーズ球団より発表されています。

3Aタコマで打撃投手を務めるイチローさん。

イチローは引退後は草野球チーム「KOBE CHIBEN」を結成

また、イチローさんは、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターとして活動するかたわら、草野球デビューも果たしています。

イチローさんは、自らオーナー兼監督兼エースを務め、現役時代に自主トレをサポートしてくれた神戸の友人たちとチーム「KOBE CHIBEN」を結成しており（野球経験者もいるそうですがほとんどは素人だそうです）、

もう一度、純粋に楽しい野球がしたい。ある程度、プロの世界でやった人間、時間をかけて結果を残してきた人間はみんなじゃないと思うけど、そこに戻りたいという人は結構いると思う

と、語っています。

また、将来的には草野球リーグを設立したいとも考えているそうで、

僕は草野球でもしょうもないグラウンドでやりたくない。だから将来的にはリーグをつくりたい。全国から集まったチームが神戸で決勝戦をやる。

草野球だって立派な野球。その人口が増えるのは野球界にとってマイナスではない。子供たちを連れてきてもいいし、僕のプレーが見られたらということもあるじゃないですか。いろいろな可能性がある

と、熱く語っています。

イチローはの草野球チーム「KOBE CHIBEN」の初戦は智辯学園和歌山の教職員チーム

そんなイチローさんは、２０１９年１２月１日には、草野球チーム「KOBE CHIBEN」を率いて、智辯学園和歌山の教職員チームと、ほっともっとフィールド神戸（オリックスのホームグラウンド）で初試合を行っているのですが、

イチローさんは、現役時代に慣れ親しんだ背番号「５１」ではなく「１」を背負い、９番・投手で先発出場すると、打撃成績は４打数３安打１四球、投球成績は９回を６安打１６奪三振、１３１球で完投し、「KOBE CHIBEN」が１４対０で勝利しています。

ちなみに、イチローさんがなぜ試合相手に智辯和歌山高校（智辯学園和歌山中学校・高等学校）を選んだかというと、前年２０１８年秋、智辯和歌山高校の応援団、ブラスバンド、チア、顧問の先生たちから応援の手紙を受け取ったそうで、そこには、イチローさんのために作成した応援動画もあったそうで、イチローさんはそれを見て深く感動し、このことがきっかけとなり、学校側と交流するようになり、草野球チーム結成後に、イチローさんから試合を申し込んだのだそうです。