1972年、16歳の時、「風が吹く」で本格的に歌手デビューするも、売上はパッとせず、長い下積み時代を経て、1985年、31歳の時、「道頓堀人情」がヒットすると、1996年、41歳の時にリリースした「珍島物語」は130万枚を超える大ヒットを記録した、天童よしみ(てんどう よしみ)さん。

今回は、そんな天童よしみさんの、若い頃からの代表曲や経歴をデビューから時系列でまとめてみました。

天童よしみ

「天童よしみの生い立ちは?幼少期から天才少女!のど自慢大会で優勝を重ねていた!」からの続き

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天童よしみは18歳の時に「風が吹く」で本格的にデビューするも・・・

幼少期からのど自慢大会で優勝を重ね、”天才少女”と呼ばれていた天童よしみさんは、1972年、18歳の時には、「全日本歌謡選手権」に出場すると、10週連続勝ち抜き、7代目グラウンドチャンピオンに輝いたそうで、

同年、この時、審査委員だった元祖ルポライターの竹中労さんが作詞した「風が吹く」で本格的にデビューを果たします。

(それまで、天童よしみさんは、「吉田よしみ」名義で活動していたのですが、この時、竹中労さんにより、「天童」という芸名も命名されたそうです)

天童よしみはデビュー後10年以上まったく売れなかった

ただ、その後はまったく売れず、デビューから5年目には、東京から大阪に戻り、素人さんを相手に歌謡教室をしていたこともあったほか、大阪にお父さんを一人残し、お母さんと全国を営業周りしたこともあったそうで、

お母さんの筆子さんは、天童よしみさんの売れなかった時代について、「天才の育て方」で、

八尾に戻ってからは私がマネージャー。女2人なので侮られ、出演料を踏み倒そうとする人もいました。キャバレーのトイレで張り込み、ショーの興行主を捕まえて払わせたこともありました。

(中略)芳美(※天童)に歌をやめると言われ、『あんたはこんなとこでは終わらん』と言い返しました。娘の歌は誰よりもうまい、いつかは世が認めると信じていましたから

と、綴っています。

天童よしみは31歳の時にシングル「道頓堀人情」が大ヒット

それでも、天童よしみさんは、1985年12月、31歳の時、「道頓堀人情」をリリースすると、北は北海道から南は福岡まで1ヶ月で300件もの営業をこなし、その甲斐あって、有線放送からじわじわと人気が出たそうで、

最終的には、2年間で80万枚を売り上げる大ヒットとなったのでした。

「道頓堀人情」
「道頓堀人情」より。

ちなみに、天童よしみさんは、1985年、レコード会社の人から、

よしみちゃんにしか歌えない歌だと思う

と、連絡をもらい、届いたデモテープを聴くと、

その瞬間、

ああ、こういうぶっつけ演歌が歌いたかった!

この曲を待っていた

などと感じ、胸が熱くなったそうで、

天童よしみさんは、

美しい着物で歌う哀感のある演歌も魅力的ですが、「道頓堀人情」のような気骨のあるまっすぐな演歌が、そのときの私の心にジーンと響いたんですね。詞の内容が私の境遇と重なって、まるで自分自身への応援歌のようにも感じました。

と、語っています。

天童よしみは42歳の時にシングル「珍島物語」が130万枚を超える大ヒット

そんな天童よしみさんは、1996年2月21日、42歳の時にリリースした「珍島物語」も130万枚を超える大ヒットを記録し、1996年末に開催された「第38回日本レコード大賞」で最優秀歌唱賞を、1997年末に開催された「第39回日本レコード大賞」で優秀作品賞を受賞し、人気演歌歌手として不動の地位を確立したのでした。

「珍島物語」
「珍島物語」

天童よしみは46歳の時にのど飴のCMで人気に

また、天童よしみさんは、2000年、46歳の時には、ノーベル製菓の「VC-3000のど飴」のCMに出演すると、「なめたらあかん~」のフレーズが視聴者に大ウケし、以降、長年に渡り、人気のCMとなっています。

天童よしみ
「VC-3000のど飴」のCMより。

天童よしみは50歳の時にディズニー映画「ブラザー・ベア」の劇中歌「グレイト・スピリット」を歌唱

そして、2004年、50歳の時には、ディズニー映画「ブラザー・ベア」で音楽プロデュースを担当するほか、劇中歌「グレイト・スピリット」の日本語バージョンを歌唱しています。

天童よしみ
ディズニー映画「ブラザー・ベア」の「グレイト・スピリット」を歌唱する天童よしみさん。

天童よしみは63歳の時に「渡る世間は鬼ばかり」で主題歌を担当するほか女優としても出演

そんな天童よしみさんは、2017年、63歳の時には、テレビドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の主題歌「人生讃歌~渡る世間は鬼ばかり~」を担当するほか、

女優としても、小島勇(角野卓造さん)らが結成する「おやじバンド」のメンバー・川上哲也の妻・華江役で出演しています。

「渡る世間は鬼ばかり」
「渡る世間は鬼ばかり」より。

天童よしみが65歳の時にはこぶしを封印した「大阪恋時雨」をリリース

また、天童よしみさんは、2019年6月19日、64歳の時には、シングル「大阪恋時雨」をリリースしているのですが、

これは、シンガー・ソングライターの半崎美子さんが作詞作曲をした楽曲で、ソウルバラードのような曲のため、こぶしを一切使わずに歌っているといいます。

とはいえ、天童よしみさんは、演歌が大好きなため、しっかりと演歌を歌い続けていくという思いに揺るぎはないそうです。

天童よしみ
「大阪恋時雨」より。

天童よしみは68歳の時に「デビュー50周年記念コンサートツアー」を開催

天童よしみさんは、2022年、68歳の時には、「デビュー50周年記念コンサートツアー」を開催するほか、

「デビュー50周年記念コンサートツアー」

2023年、69歳の時には、映画「湯道」で銀幕デビューも果たしています。

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天童よしみの現在は?80枚目のシングル「昭和かたぎ」をリリース

さらに、天童よしみさんは、2024年2月21日、69歳の時には、80枚目のシングル「昭和かたぎ」をリリースしています。

「昭和かたぎ」
「昭和かたぎ」

「天童よしみの夫は?結婚してる?子供は?森川隆士と交際していた?」に続く

お読みいただきありがとうございました

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