1989年に、コンビ「バカルディ」として活動を始め、人気を博した、三村マサカズさんと大竹一樹さんですが、1990年代前半には早くも低迷してしまいます。しかし、2000年「新ウンナンの気分は上々。」で、コンビ名を強制的に「さまぁ~ず」に改名させられたことで注目を集めると、再ブレイク。以降は安定した人気を誇り、お笑い界になくてはならない存在として活躍中です。


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トリオ「しゃぶしゃぶ」を結成

三村マサカズさんと大竹一樹さんは、
高校2年生の時、同じクラスになり、
知り合われたそうで、

その後、1988年、元同級生で、
すでにホリプロの事務所からスカウトされていた、
渡邊さんという方に誘われ、

ホリプロに遊びに行ったことがきっかけで、
お笑いを目指すようになり、
トリオ「しゃぶしゃぶ」を結成。

しかし、三村さんと大竹さんは、
あまり乗り気ではなかったのか、
活動を休みがちだったそうで、

その間、渡邊さんが、
別の相方とコンビを組んでライブに出演されると、

それを知った三村さんは、
渡邊さんに電話をかけて、

眞ちゃん(渡邊さん)。
ひとりでやったほうがいいよ。

と、独立を勧められ、

結成後、わずか2~3ヶ月で、
解散となったのでした。

ちなみに、後に、これは、
三村さんの記憶違いであったことが判明。

渡邊さんの漫談系のスタイルが、
どうしても浮いていたことが、

三村さんが渡邊さんに、
独立を勧めた本当の理由だったようです。

「バカルディ」で人気を博すも・・・

また、大竹さんは、
その後も、東海大学在学中に、

知り合った友人を三村さんに紹介し、
再びトリオを結成されるのですが、
このトリオも、ほどなく解散。

三村さんは、2度目のトリオ結成について、

俺と大竹はちょっとやる気がなくて、
一人引っ張ってってくれるリーダー的な人を立てないと、
一生売れないだろうなと思っていた。

と、おっしゃっていたのですが・・・

結局は、1989年4月に、
大竹さんと三村さんの二人で、

コンビ「バカルディ」を結成し、
ホリプロのお笑いライブに出演。

1990年前半は、テレビ番組「ザ・テレビ演芸」の、
審査員をしていた山藤章二さんの支持を受け、

関東期待の若手芸人として、
テレビやラジオで活躍されるようになり、
シュールなネタで人気を博すのですが、

1990年代半ば頃から、
メディアへの露出が減り人気が低迷。

お二人は活動の場を舞台へと移し、
地方営業やライブ活動を重ねるなど、
地道にキャリアを積まれたのでした。

「さまぁ~ず」に改名

そして、2000年、バラエティ番組、
「新ウンナンの気分は上々。」で、

「海砂利水魚(現在のくりぃむしちゅー)」と、
因縁の対決として、数々の企画が組まれるのですが、

同年10月、3回目の対決で、
陸上競技を行うこととなり、

敗れた方は、罰として、
コンビ名を屈辱的な名前に、
改名させられることとなると、

バカルディのお二人は、この対決に敗れ、
半年間(後にもう半年延長)「さまぁ~ず」として、
活動することを余儀なくされてしまうのでした。

「さまぁ~ず」は、内村さんが、お二人に何が好きかと尋ねたところ、
「夏」と答えられたことから、内村さんによって命名されたそうです♪)

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再ブレイク!

ただ、内村さんは、
お笑い芸人の看板であるコンビ名を、
安易に変えてしまったことで、

その責任を重く感じられ、
「さまぁ~ず」を積極的にご自身の番組に起用。

すると、お二人は、
再び、世間の注目を集めるようになり、

三村さん独特の「~かよ!」などのツッコミ芸が、
認知されるようになるなど、再ブレイク!

これをきっかけに、「さまぁ~ず」は、
テレビを中心に舞台でも活躍し、
2000年以降は人気が安定。

2014年には、
日本テレビ「ネリさまぁ~ず」が開始したことで、

NHK「突撃アッとホーム」
TBS「世界さまぁ~リゾート」
フジテレビ「日本全国ご自慢列島 ジマング」
テレビ朝日「さまぁ~ず×さまぁ~ず」
     「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」

テレビ東京「モヤモヤさまぁ~ず2」

と、NHKを含む全てのキー局で、同時期に、
レギュラー番組を持つまでになったのでした。

「ネリさまぁ~ず」より。(左から)佐藤美希さん、
大竹一樹さん、三村マサカズさん。

ちなみに、2015年と2016年には、
コントのコンテスト大会「キングオブコント」の、
決勝の審査員を担当されるなど、
お二人は、芸能界で確固たる地位を築かれています。

さて、いかがでしたでしょうか?

きらりと光るものを持ちながらも、
なかなか、芽が出なかった「さまぁ~ず」

低迷していた時代、
三村さんは大竹さんに、

バカルディの核は大竹だ。
ヨゴレ仕事は全部オレが引き受けるから、
お前は思う存分ネタを書け。

と、いい続けられたそうで、

三村さんは、手しか映らないようなレポーターや、
お笑いとは関係ない分野で活動されるなどして、
コンビを支えられ、

その一方で、大竹さんは、
バラエティ番組の構成を担当するなど、
着実にキャリアを積まれました。

もちろん、お二人の努力、才能、
様々な幸運が重なっての再ブレイクでしたが、

強い絆で結ばれていたお二人だからこそ、
再ブレイクできたのでしょうね。

これからの活躍も期待しています!!

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