松尾貴史(当時はキッチュ)さんのラジオ番組へのゲスト出演にもかかわらず、このまま終わることを許さず、コーナを延長させた、上岡龍太郎(かみおか りゅうたろう)さんは、一気呵成(いっきかせい)に松尾さんを責め立てるのですが、あまりの猛口撃に、それまで黙っていた進行役の女性が松尾さんをフォローすべく、会話に入ってきます。

「上岡龍太郎は激怒しキッチュ(松尾貴史)の番組のコーナーを延長させていた!」からの続き

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上岡龍太郎がキッチュ(松尾貴史)に次々と非を認めさせる

納得行かず、松尾貴史(当時はキッチュ)の番組のコーナーを延長させてまで、松尾さんに謝罪させた上岡さんは、

さらには、

人の基準についてはどうや?

と、問いつめ、

松尾さんが、

それは、もう、自由ということで、各自の自由ということで・・・

と、認めると、

僕が覚えてないのは大したことないという評価を下そうが、君にはなんら関係ないわな。僕が見た映画がつまらん映画やと言うたら、君が怒る必要何もないわな。

と、被せ、

松尾さん:・・・認めます
上岡さん:それを君がやってしもたんやな。あの場面で。
松尾さん:そうですね。
上岡さん:人の基準を自分の基準に合わさせようとしたんや。
松尾さん:・・・はい。
上岡さん:僕が演歌好きで、君がジャズ好きで、僕が演歌がいい言うたのを、君はいやジャズのほうがいい言うて、無理やり君の好みに合わさせようとしてるわな。すべからく、そやな。

と、一気呵成(いっきかせい)に畳み掛けます。

ついに見かねた進行役の女性が割って入りキッチュ(松尾貴史)のフォローを試みる

すると、ここで、ついに、見かねた進行役の女性が、割って入り、

っていうか、キッチュさんは、自分の友達であり、自分がいいと思っている絵を書いていらっしゃる方、ひさうちみちおさんですよね。で、あの、それを・・・

と、松尾さんをフォローしようとするのですが、

今度は、この女性が上岡さんに口撃されると感じたのか、松尾さんが、割って入り、

その時に電話に出てはったので、僕はひさうちさんに・・・ひさうちさんもああいうキャラクターの人ですから、どちらかというと、もう、文句も言えないで、電話の向こうで、はい、すいません、すいませんって言ってらっしゃるような感じの人なんで、

(自分が)ちょっと待ってくださいという言い方を、ちょっと、上岡さんにするのが、意思表示がまずかったのではないかと思います。

と、素早く、重ねて謝罪します。

再び、見かねた進行役の女性がキッチュ(松尾貴史)のフォローを試みる

それでも、上岡さんが、

でも、もっと客観的に言えば、本人の出てる前で言う方がより正々堂々としててええのちゃうの。誰もおらん欠席裁判で言うよりも。評価というのは。

と、言ったことから、

松尾さんが、

まあ、そりゃ・・・

と、何か言おうとするのですが、

上岡さんはそれも遮り、

キャラクターは知りませんよ。さっき一生懸命っちゅうことを言いましたけど、労力と芸術はまったく関係ないですよ。5年かかって描いた絵も、3分で描いた絵も、出来上がりで評価ですよ。

人間性がどんなに良くても芸がまずかったら、人間的には好かれるけど、芸としては評価できませんよ。これがプロの世界ですよ。

と、畳み掛けます。

すると、ここでも、たまらず、進行役の女性が、

だから、キッチュさんは、多分私が思うにはね、あの・・・友達の良さを、誤解されてる、もし、誤解されてるとしたら、こんなにいい人ですよっていって・・・

と、松尾さんをフォローしようとします。

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ついにキッチュ(松尾貴史)が従順な態度に徹する

しかし、ここでも、松尾さんが、この女性を上岡さんの口撃からフォローするように、小さな声で、

いや、そうじゃない、そうじゃない

と、制止すると、

上岡さんは、

いや、いい人はね。僕わからんからね。僕、人間性は否定したことない。仮に、僕の友達の芸を君が否定したって、これは僕は甘受して受け入れなあかんわけ。

いや、なかんずく、友達どころか僕の芸を、君が正統な批判すれば、これは甘んじて受けるのが当然ですよ。

と、勢いに乗り、

松尾さんが、

まあ、そんなことあり得ませんけども。

と、言うも、

上岡さんは、

いや、それは、するのを批判言うんやから、客観的な立場に立って、自分の基準に合うか合わんかですから。それぞれの基準があるから、あの芸人はどうや、と、世間にまた基準ができてくるんで。

おそらく僕の番組には、こういうハガキ出してくる人と、また別の人が出してきてることは、聞いてる人の基準も違うわけですから。

と、言い、

松尾さんも、

みんな違います。

と、あくまで従順な態度に徹したのでした。

「上岡龍太郎はキッチュ(松尾貴史)の番組で自ら締めていた!」に続く

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