1986年、40歳の時、3人目の妻となる、森下愛子さんと結婚してからは、現在まで30年以上、夫婦生活を続けている、吉田拓郎(よしだ たくろう)さんですが、最初から順風満帆な夫婦生活ではなかったようです。

「吉田拓郎と現在の妻・森下愛子との馴れ初めは?」からの続き

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森下愛子は結婚後ウツ病になっていた

30代までは、結婚・離婚を繰り返すも、40歳の時に森下愛子さんと結婚してからは、30年以上連れ添っている吉田さんですが、

実は、森下さんとの結婚生活は、最初から、衝突することばかりだったそうで、感情をストレートに表す森下さんは、しょっちゅう、吉田さんに当たり散らしていたそうです。

(育った環境も好みもすべてが違っており、そのうえ、17歳という年齢差も大きかったようです)

すると、やがて、森下さんは、精神的にバランスを崩して、胃の調子が悪くなり、どんどん体重が減って、一時は、30キロ台にまで落ち込んでしまったそうで、1988年には、ドラマを途中降板し、芸能活動を一時休止するまでに。

その後は、主婦業に専念するも、さらにそのことが体調を悪化させたそうで、ウツ状態になってしまったのだそうです。

ウツ病の森下愛子を10年以上受け止め続けていた

そんな森下さんは、医療機関での治療も役に立たず、最終的には、医師の勧めもあって、当時、住んでいた逗子から東京に引っ越し、1999年にテレビドラマ「美しい人」で仕事復帰したことで、劇的に体調が回復したそうですが、

それまで10年以上もの間、当たり散らし、ウツで落ち込む森下さんを、怒ることも逃げることもせず、真正面から受け止め続けたという吉田さんは、

結婚から14年後の2000年、

うちの奥さんがベストパートナーと思えた瞬間ってのは、もしかすると今かもしれない。あの人がいないと困るね。単純に愛妻家とか、そういうのじゃないんだけど。

今は恋愛時代の熱いものとは無関係の時代に入っちゃったからね。結婚生活はふたりの作品だから。ふたりで「日常」という作品を作ってるから、何年何十年とね。日一日作っていくわけでしよ、日常ってヤツをテーマにして。

と、語っています。

肺ガンで肺の3分の1を切除していた

しかし、2003年4月には、今度は、吉田さん(57歳)に「肺ガン」が発覚。肺の3分の1を切除する手術は無事成功したものの、歌手にとって大切な肺活量が大幅に落ちてしまいます。

(この手術のため、コンサートツアーは延期に)

そんな中、吉田さんは、めげることなく、ボイストレーニングほか、様々なリハビリに励み、同年秋には、復帰コンサートを行うまでに回復し、全国のファンに元気な姿を見せるのですが、

それからも、

  • 2004年8月には、東京・中野サンプラザの公演中、「貧血」で30分中断
  • 2007年8月には、「ぜんそく性気管支炎」でツアー延期
  • 2007年10月には、前月からツアー再開も、「慢性気管支炎」「胸膜炎」でツアー中止
  • 2009年7月には、「慢性気管支炎」の悪化でツアー中止

と、次々と体調不良(更年期障害)に襲われたのでした。

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喉にもガンが見つかり声が出なくなっていた

そして、2019年には、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組「吉田拓郎 ラジオでナイト」(3月24日放送)で、突然、

これは初めてお話ししますが、2014年にぼくののどの声帯に白板症という異物が発見されたんです。(中略)その異物を取って調べたところ、ガンがまた発見され、Wパンチを受けてしまいました

数カ月間、この放射線を当てた後遺症というのが残りまして。大変な苦痛を味わうことになって、この間の苦闘というのは言葉で表現するのは非常に難しいんですが、苦しい、非常に苦しい日常だったんです。

たとえば食べ物はのどを通らないし、声は出ない、のどが非常に痛い、放射線の治療が終わってもそこから約半年間、苦痛の日々が続きました。ぼくはその時“もう歌えない”というふうに思いました。

と、壮絶な闘病生活を明かしています。

(吉田さんは、具体的な病名を明かしていませんが、症状などから「咽頭ガン」ではないかと言われています)

「吉田拓郎のガン闘病は妻・森下愛子が心の支えだった」に続く

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