小学生の頃から小柄も、足の速さでレギュラーを勝ち取っていた、長嶋茂雄(ながしま しげお)さんですが、中学2年生の頃から急に背が伸び、それまで着ていた服を着ることができなくなったといいます。

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中学2年生の頃から急に背が伸びていた

小学生の頃は周りに比べて小柄だった長嶋さんですが、中学2年生の頃くらいから急に背が伸び始め、3年生になった頃には166センチに達したそうで、クラスの中でも中以上の身長になったそうです。

そして、3年生の夏に着ていた制服の上着は、秋にはもう着ることができなくなり、冬のコートも着ることができなくなったそうで、仕方なく、お父さんにねだって、東京まで行き、新宿で吊るしのコートを買ってもらったそうですが、

この時、お父さんが、

シゲはよう育ったな

と、感嘆したそうで、

そのことが今でも忘れられないそうです。

(野球部の放課後の練習を一度もさぼらず夢中でやっているうちに、どんどん背が伸びたそうです)

中学時代は弁当だけでは足りず駄菓子屋でコッペパンを買って食べていた

ちなみに、長嶋さんは、この頃、とにかくよく食べたそうで、学校給食がまだなかった時代だっため、お母さんがドカベン(大型のアルマイト製弁当箱)にたっぷりとご飯を詰めてくれたそうですが、それだけでは足りず、練習が終わると、学校の裏門近くにあった駄菓子屋まで猛ダッシュしたそうです。

そして、いつも決まって、コッペパンを真っ二つにタテ割りにしてジャムを塗りつけたものを注文したそうですが、

(これが長嶋さんの「定食」だったそうです)

おばさんはコッペパンを真っ二つにタテ割りにすると、長嶋さんにだけ、特別、分厚くジャムを塗ってサービスしてくれたそうです。

(当時は、今のような菓子パンはなく、ごく単純な形をしたコッペパンか、ぐるぐるとメリケン粉を巻きつけて焼いただけの渦巻パンぐらいしか売っていなかったそうです)

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中学時代は担任・佐藤裕善先生を慕っていた

ところで、長嶋さんは、中学1年生から3年生まで担任の先生が同じで、佐藤裕善先生という先生だったそうですが、佐藤先生は、お寺の息子で、名前の通り、「ゆうぜん(悠然)」としていたそうで、長嶋さんはじめ、生徒たちから慕われていたそうです。

(長嶋さんは佐藤先生のことを、仲間内で「裕」さんと呼んでいたそうです)

また、佐藤先生にとっても、教師になって初めて受け持ったクラスが、長嶋さんたちだったそうで、そのせいか、心を込めた接し方をしてくれたのだそうです。

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