2012年シーズン途中でオリックスの監督を解任された後、デイリースポーツの野球評論家や解説者として活動していた、岡田彰布(おかだ あきのぶ)さんは、2022年シーズン中、「週刊新潮」(6月30日発売)により、2023年の阪神タイガース監督にその名が上がるのですが、某阪神OBによると、球団内には、岡田さんにアレルギーを持ち、岡田さんの監督就任に反対する声もあるとのこと。実際、岡田さんも鳥谷敬さんとの対談で、2008年に阪神監督を辞任した本当の理由が阪神フロントとの確執にあったことを明かしています。

「岡田彰布はオリックス監督をシーズン途中に紙切れ1枚で解任されていた!」からの続き

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2022年中に2023年の阪神タイガース監督として名前が挙がっていた

記事によると、岡田さんが、阪神タイガースの親会社である阪急阪神ホールディングスの角和夫会長兼グループCEOと吉田義男元阪神監督の3人で「極秘ゴルフ会食」をしていたとのことで、

矢野燿大監督が、シーズン開始前の春季キャンプの前日(1月31日)に、今シーズン限りでの監督退任を自ら発表し、その後任が注目されている中での、親会社のトップと重鎮OBとのグリーン談議は、当然のごとく、岡田さんの阪神タイガース後任監督就任が結び付けられたのでした。

「日刊ゲンダイ」の直接取材に対し、阪神監督就任要請があったことを認めていた

そこで、「日刊ゲンダイ」の記者が岡田さんに直接取材をすると、

岡田さんは、「嘘ついてもしゃあない」と、

ゴルフして飯食いに行って、野球談議に花を咲かせた感じ

まっ、飯食うてる時だったからな。本当の要請じゃないからな

どうすりゃええやろ、そんな話の中で、そういう(阪神の)再建みたいな話やな、結局

と、正式なものではないとしながらも、ゴルフのラウンド後の会食時、阪神監督就任要請があったことを、あっさり認めています。

(一方、角会長と吉田氏は、取材に対し、岡田さんと一緒にゴルフをしたことを認めるにとどめています)

阪神フロントには岡田監督就任に反対する声も

一方、某阪神OBは、

岡田さんは、自他ともに認める“タイガース命”の人。常に再登板への意欲を隠していないし、正直な人ですからね。時期が時期だけに、とぼけておけばいいものを、阪神監督就任への思いが前面に出てしまう。

それが愛嬌というか、憎めないところですが、そうはいっても、必ずしも親会社や球団内で“ポスト矢野”が岡田さんで一致しているわけではない。球団内には、チーム運営や編成にも口を挟み、注文をつける“岡田監督”にアレルギーを持つ人間も少なくない。

この際、首脳陣も一気に世代交代を図り、藤川球児(41)を監督に推す声もある。そのために、幹部候補生としてスペシャルアシスタントという役職を新設してまで、球児を球団に残しているのも事実ですから

と、語っており、

球団内には、岡田さんにアレルギーを持ち、岡田さんの監督就任に反対する声もあるといいます。

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2008年の阪神監督辞任の本当の理由はフロントとの確執だった

実際、岡田さんは、2022年1月29日、阪神OBで愛弟子の鳥谷敬さんとの対談で、

(2008年に巨人に最大13ゲーム差をひっくり返されてV逸、その責任を取って辞任したことに触れつつ)負けたらやめようと思っていた。フロントとうまいこといってなかったからな。

なんかおかしい雰囲気というかな、本当にみんな上のもんも勝ちたいんかなというな。選手に分からない格闘がいろいろあったんよ。辞めんでもよかったかも分からんけど。まあでも、もしやってたら次の年、絶対に優勝さしたと思うよ、オレはね。絶対、優勝させたと思う

と、語っており、

2008年の辞任の本当の理由はフロントとの確執にあったといいます。

「岡田彰布の2度目の阪神監督就任には反対する者が多かった?」に続く

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