人気絶頂だった1988年に「安全地帯」が活動を休止した後は、作曲家として活動を開始すると、1990年には、シングル「冒険者」でソロデビューを果たし、以降、ソロとして活動するかたわら、玉置浩二さんのソロ活動もサポートしていたという、矢萩渉(やはぎ わたる)さん。
今回は、矢萩渉さんの若い頃(「安全地帯」の1回目の活動休止以降)から現在までの代表曲やアルバムほか経歴を時系列でご紹介します。
「【画像】矢萩渉の若い頃は?安全地帯がヒットも忸怩たる思いをしていた!」からの続き
矢萩渉は32歳の時にセイコーエプソンのCMソング「約束」を作曲していた
「安全地帯」として、「ワインレッドの心」「恋の予感」「熱視線」「悲しみにさよなら」「碧い瞳のエリス」「プルシアンブルーの肖像」など、立て続けにヒットを連発した矢萩渉さんは、
1988年に「安全地帯」が活動休止となると、1989年には、作曲家として活動を開始し、セイコーエプソンのCMソング「約束」を手掛けています。
矢萩渉は33歳の時にシングル「冒険者」でソロデビューし、アルバム「冒険者」もリリース
そんな中、1990年には「安全地帯」が活動を再開するのですが、矢萩渉さんは、「安全地帯」としての活動のかたわら、同年6月25日には、ファーストシングル「冒険者」でソロデビューを果たすと、
この「冒険者」は、レーサーの中嶋悟さんが出演したセイコーエプソンのF1レースのCMソングとして起用され、ヒットを記録しています。
「冒険者」
また、同年(1990年)10月1日には、デビューシングルと同名のアルバム「冒険者」もリリースしています。
アルバム「冒険者」
矢萩渉が34歳の時には2枚目のシングル「楽園の君に」をリリース
その後、矢萩渉さんは、1991年6月25日には、2枚目のシングル「楽園の君に」をリリースすると、
こちらも、セイコーエプソンのCMソングとして使用されています。
「楽園の君に」
矢萩渉は玉置浩二のソロ活動のサポートもしていた
また、矢萩渉さんは、1991年8月25日には、アルバムに先駆けて発売されていた「楽園の君に」を収録した2枚目のアルバム「喜びの歌」をリリースしています。
「喜びの歌」
そんな中、「安全地帯」は、
- 1992年:活動休止
- 2002年:活動再開
- 2003年:活動休止
- 2010年:活動再開
と、活動休止と活動再開を繰り返しているのですが、
矢萩渉さんは、「安全地帯」の活動休止中は、ソロ活動のかたわら、玉置浩二さんのソロ活動のサポートも続けていたそうで、
やがては、玉置浩二さんの音楽制作にも深く関わるようになると、玉置浩二さんとの共作も増え、玉置浩二さんの音楽性を大きく支える存在になっていったといいます。
矢萩渉は58歳の時に武沢侑昂とギターユニット「ワタユタケ」を結成
そんな矢萩渉さんは、2015年には、「安全地帯」のもう一人のギタリスト・武沢侑昂(武沢豊)さんと、ギターインストゥルメンタルを中心に演奏する、ギターユニット「ワタユタケ」を結成すると、
2016年3月23日には、「安全地帯」のカバーや矢萩渉さんのヒット曲「冒険者」のセルフカバーなどを収録したアルバム「TWIN GUITAR (完全版)」をリリースし、
その後も、
- 同年11月30日には、2枚目のアルバム「TWIN GUITAR 2」
- 2018年7月4日には、3枚目のアルバム「TWIN GUITAR 3」
と、リリースしています。
矢萩渉の現在は「STAYCHILL(ステイチル)」を結成し活動中
また、矢萩渉さんは、2024年3月頃には、川村ケンさん(キーボード)、六土開正さん(ベース)、ホセ・コロンさん(ドラムス)と共に、新インストゥルメンタル・ロックバンド「STAYCHILL(ステイチル)」を結成すると、
同年6月9日には、「STAYCHILL」結成記念公開収録ライブを開催、同年8月3日には、ライブハウス「コットンクラブ」において、「STAYCHILL」のライブ「Summer Chilling 2024」を開催するほか、
インスタグラムでのライブ配信も定期的に行い、ファンとの交流も大切にしているそうです。
ちなみに、矢萩渉さんは、「STAYCHILL」結成にあたり、
長年の付き合いのケンちゃん発案で、なんかやりましょうと話がありました。
このメンバーなら、シークエンスやその他諸々に縛られない自由なスタイルで、ライブ中心に活動したいということになりました。
まだ始まったばかりなので色々アップデートして行くのが楽しみです。
と、意気込みを語っています。
(左から)矢萩渉さん、ホセ・コロンさん、六土開正さん、川村ケンさん。
1982年、24歳の時、「安全地帯」としてシングル「萠黄色のスナップ」でレコードデビューすると、以降、「ワインレッドの心」「恋の予感」「熱視線」「悲しみにさよなら」「碧い瞳のエリス」など多数のヒット曲を飛ばし、 その後も …