歌舞伎役者としては、古典歌舞伎のほかにも、新作歌舞伎を自ら企画・演出し、普通の俳優としても、テレビドラマ、映画に出演し、2021年には、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で初の朝ドラ出演も果たしている、五代目尾上菊之助(ごだいめ おのえ きくのすけ)さん。今回は、そんな菊之助さんの奥さんとの馴れ初めや、子どもたちについてご紹介します。

「尾上菊之助(5代目)の出演舞台ドラマ映画を画像で!」からの続き

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妻・波野瓔子との馴れ初めは?

菊之助さんは、2013年、二代目中村吉右衛門さんの四女・波野瓔子(なみの ようこ)さんと結婚しています。

菊之助さんと瓔子さんは、お互い、歌舞伎界で生まれ育ち、幼い頃から顔見知りだったそうですが、2011年頃、一緒に食事をしたことをきっかけに、二人で会うようになり、交際に発展したそうです。

それでも、当初、尾上さんは、結婚を考えていなかったそうですが、2012年12月、十八代目中村勘三郎さんが亡くなり、ご子息の必死な姿を目の当たりにして、自分も早くしっかりとした家庭を持たなければ、と思うようになったそうで、

3回目のデートとなった2012年末、

家を守って下さい

と、プロポーズしたのだそうです。

ちなみに、瓔子さんは、2013年2月14日、婚約会見で、

尾上さんのご自宅で『家を守って下さい』という言葉をもらいました

と、明かしつつ

去年(2012年)11月に食事をするようになってから、自然に支えて差し上げられたらいいなと思うようになりました

と、語っています。


菊之助さんと妻の瓔子さん。

妻・瓔子とはお互い下の名前で呼び合っている

ちなみに、菊之助さんと瓔子さんは、お互いを「瓔子さん」「(本名の)和康さん」と呼び合っているそうですが、菊之助さんは、瓔子さんを「明るくてかわいらしい」と言い、瓔子さんも菊之助さんを「温かく、優しい空気をまとっている方。羽毛布団に包まれているよう」と語っています。

また、菊之助さんは、

「おかえりなさい」や「いってきます」と言える人がいるのは有難いですね。お互いに支え合って、2人で家庭を築いていきたい。

とも、語っています。

息子(長男)は七代目尾上丑之助

そんな菊之助さんと瓔子さんの間には、男の子1人と女の子が2人誕生しており、長男は、2013年11月28日に誕生した、七代目尾上丑之助(ななだいめ おのえ うしのすけ)(本名・寺嶋和史(てらじま かずふみ))くんです。


菊之助さん(左)と息子(長男)の七代目尾上丑之助くん(右)。

丑之助くんは、2016年5月、2歳5ヶ月の時、歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」で初お目見えすると、2019年5月には、七代目尾上丑之助として、歌舞伎座「絵本牛若丸」の牛若丸役で初舞台を踏み、2023年には、お父さんの菊之助さんが企画・構想した新作歌舞伎「ファイナルファンタジーX」にも出演しています。

ちなみに、菊之助さんは、丑之助くんが誕生した際には、将来跡取りとなる待望の男の子ということで、

これから責任が出てくると思う。一緒に(舞台に)立てればいいな。親の背中を見て育つというので、(歌舞伎役者に)なるもならないも私の責任と思う。しっかりやっていきたい

と、歓喜の中、丑之助くんに大きな期待を寄せています。

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娘(長女・次女)は?

また、2015年7月14日に誕生した長女は、知世ちゃん、2017年9月4日誕生した次女は、新(あらた)ちゃんというそうです。

菊之助さんは、新ちゃん誕生の際には、歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」に出演中で、出番を終えた後、病院に駆け付け、出産に立ち会ったそうで、

産声も元気に泣いたかと思ったら私たちの顔を見て笑ったり、表情も豊かで、無事に生まれてくれて、うれしいです。どちらかと言えば私(に似ている)かも

と、語っています。

「尾上菊之助(5代目)は姉・寺島しのぶと折り合いが悪い?」に続く

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