1997年、「TBC」のCMで一躍脚光を浴びながら、婚約のため、女優業を引退した、しゅはまはるみさん。そんなしゅはまさんが、2018年、映画「カメラを止めるな!」で再ブレイクされるまでの経緯ほか、出演作品やプライベートについて調べてみました。
「しゅはまはるみの生い立ちは?若い頃はJAC?結婚で引退してた?」からの続き
離婚後は引きこもり?
こうして、29歳の時、結婚と同時に女優業を再開されたしゅはまさんは、小劇場を中心とした舞台で活動されるのですが・・・
5年ものタイムラグがあったせいか、結婚生活は長く続かず、33歳の時には離婚。
そして、離婚してから1年後の夏のある日、ふと、虚無感や孤独感のようなものを感じ、
今日は外に出たくないな
と、思っていたら、なんと、そのまま半年近く外に出ることなく、引きこもり状態になってしまったそうで、事務所から連絡が来ても仕事を断り、友達に誘われても外出しないという日々が続いたのだそうです。
しかし、ある日のこと、「TBC」のCMで仕事を一緒にした山内健司監督から、舞台出演の依頼を受けると、最初は、事務所経由で断られたそうですが、
しゅはまさんのために役を用意するから出てみたら?
と、監督ご本人がわざわざ連絡をくれたそうで、このことがきっかけとなり、しゅはまさんはひきこもり状態から脱出。
それからは、しゅはまさんの意識にも変化があり、主体性がなかったのが、能動的に動けるようになったのでした。
「カメラを止めるな!」でブレイク
その後も、しゅはまさんは、舞台を中心に活動されていたのですが、ある時、映画系の仕事をしている若い人たちと触れる機会があり、
あ、映画の世界の子たちって意識が高いかも
と思われると、40代になってはじめて、本格的に邦画を観るようになり(それまで、「邦画はおもしろくない」との先入観があり、邦画には興味がなかったそうです)、やがて、映画のワークショップを探すようになったそうで、
2017年、42歳の時、とある自主映画を観に行かれた際、その映画の監督・山岸謙太郎さんに、
上田監督はすごい面白い作品を作る人だから
と、映画監督の上田慎一郎さんを紹介してもらうと、さっそく、上田監督も関わることになっていた「ENBUシネマプロジェクト」のオーディションに応募。
すると、無事、オーディションを通過したそうで、その後、ワークショップを経て、B級ホラーテイストのゾンビドラマ制作に携わる人々をコメディタッチで描いた、上田監督作品「カメラを止めるな!」に、主人公の妻・日暮晴美役で出演することとなったのでした。
そして、2018年、映画が公開されると、出演者全員が無名の俳優だったこともあり、当初は、ミニシアターの2館での公開だったのですが、
やがて、あれよあれよとヒットを飛ばし、最終的には累計300館以上もの映画館で拡大公開され、観客動員数200万人、興行収入30億円以上を記録する、インディーズ映画としては異例の大ヒットを記録し、しゅはまさんの「怪演」ぶりも高く評価されたのでした。
「カメラを止めるな!」で怪演するしゅはまさん。
ちなみに、しゅはまさんは、
どちらかというと自分の演技のダメさばかりが気になってしまって(笑)。もっとこうできたな、あーできたなとか、そればかりが目についてしまいました。
作品の内容としては、部分は面白くても、脚本だけでは映画の全体像はわからなかったので「こういう風につながってるのか、すごいな、さすがだな」とは思っていました。ネタバレしてしまうので、詳しくは観てください!
と、おっしゃっていました。
松重豊とCM「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命」で夫婦役
以降、しゅはまさんは、バラエティ番組「痛快TV スカッとジャパン」の再現ドラマに、主に悪役として準レギュラー出演されるほか、「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命」の「リンククロス 笑顔をまもる認知症保険」のCMにも出演されるなど順調そのもの。
「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命」のCMより。松重豊さんとしゅはまさん。
実は、「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命」のCMでは、松重豊さんの奥さん役で出演されているのですが、松重豊さんは、若い頃に舞台で見て以来、憧れの存在だったそうで、
撮影日の前日はなかなか眠れませんでした(笑)。
現場でも、あんまりミーハーな感じを出すと恥ずかしいので、できるだけ普通を装っていましたが、内心ドキドキでしたね。若い時の夢をひとつ叶えられた気がしています。
と、明かされていました♪
出演作品(テレビドラマ、映画)
それでは、ここで、しゅはまさんの主な出演作品をご紹介しましょう。
テレビドラマでは、
1992年「徳川無頼帳」
1997年「成田離婚」
1998年「立入禁止!STAFF ONLY stage12『お色直し』」
2003年「貫太ですッ!」第64・65話
2008年「SCANDAL」
2011年「女刑事・左近山響子 〜90便緊急待避せよ〜」
2012年「第35回 創作テレビドラマ大賞『夜明けのララバイ』」
2013年「AXNミステリーからの挑戦状『シェリー酒は死の香り』」
2015年「判事マツケン〜一刀両断!?天才たちの”破天荒人生”〜」
2016年「ゆとりですがなにか」第10話
2017年「謎解きLIVE『CATSと蘇ったモリアーティ』」
2018年「SUITS/スーツ」第5話
2019年「家政夫のミタゾノ」
「俺のスカート、どこ行った?」第1話
「神ちゅーんず 〜鳴らせ!DTM女子〜」第3話
「家政夫のミタゾノ」より。(左から)余貴美子さん、川栄李奈さん、平田敦子さん、しゅはまさん、伊野尾慧さん。
映画では、
1998年「ラブ&ポップ」
2012年「わが母の記」
2018年「カメラを止めるな!」
「ミゾロギミツキを探して」
2019年「いちごの唄」
「かぞくあわせ」
ほか、数多くの作品に出演されています。
ちなみに、2019年には、映画「カメラを止めるな!」での演技が評価され、「第28回東京スポーツ映画大賞」の助演女優賞にノミネートされるも、残念ながら、受賞には至りませんでしたが、
彼女が出てるシーンが印象に残ってるから
との理由から、審査委員長のビートたけしさんの独断によって、ノミネート外から「新人賞」に選出されています。
現在もスナックでチーママしていることを「有吉反省会」で告白
2018年に、映画「カメラを止めるな!」で再ブレイクを果たし、主にCMで引っ張りだことなられた、しゅはまさんですが、それでも、百貨店の惣菜屋やスナックでアルバイトをしながら女優業を続けられているそうで、
2019年4月、「有吉大反省会2時間SP」に出演された際には、「エイベックス」所属にも関わらず、現在も、週3回、スナックで本気でアルバイトをし、チーママとして出勤されていることを明かされていました。
また、気になるプライベートですが、しゅはまさんは、2002年、29歳の時に結婚し、33歳で離婚されて以来、再婚されておらず、独身です(お子さんもいらっしゃらないようです)。
さて、いかがでしたでしょうか。
しゅはまさんの、
- 年齢は?出身は?身長は?学歴は?事務所は?
- 暗い性格だった少女時代
- 「ジャパンアクションクラブ(JAC)」入所も・・・
- 「TBC」のcmでナオミ・キャンベルに?
- 婚約で女優業を引退
- 結婚と同時に女優復帰
- 離婚後は引きこもり?
- 「カメラを止めるな!」でブレイク
- 松重豊とCM「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命」で夫婦役
- 出演作品(テレビドラマ、映画)
- 現在もスナックでチーママしていることを「有吉反省会」で告白
について、まとめてみました。
平凡な主婦の役から猟奇的なインパクトの強い役まで、何でも演じこなせるしゅはまさん。彼女がテレビドラマで名バイプレイヤー(主役もあるかも)として活躍する日もそう遠くはなさそうです!!
「しゅはまはるみの生い立ちは?若い頃はJAC?結婚で引退してた?」