「スターウォーズ」旧3部作でハン・ソロ役を演じ、一躍、人気を博すと、その後、「インディ・ジョーンズ」シリーズ、「ブレードランナー」シリーズ等SF作品のほか、ロマンティック・コメディからサスペンスものまで幅広いジャンルの映画に出演し、大スターとしての地位を確固たるものにした、ハリソン・フォード(Harrison Ford)さんですが、今回は、そんなハリソンさんの知られざる少年時代をご紹介します。

「ハリソン・フォードの趣味は飛行機操縦も不時着やニアミス事故を連発!」からの続き

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少年時代(小中高)はずっとイジメられていた

ハリソンさんは、子どもの頃、シャイで優しい性格だったためか、小学校・中学校・高校と、日常的にイジメに遭っていたそうですが、

(小学校時代にはグラウンドの丘の上から突き飛ばされるなど、様々な嫌がらせを受けていたそうです)

ハリソンさんは、イジメられるがまま、決してやり返すことはせず、じっと耐える日々を送っていたそうです。

大学時代は勘違いから「ドラマコース」を選択していた

また、大学時代は、さすがにイジメはなくなったものの、スポーツも勉強もできなかったことから、1年生の時には、「ウツ病」を患い、日中寝て過ごすという暗い毎日を送っていたそうで、そのため、授業に出ることができず、ほとんどの単位を落としてしまったそうです。

そこで、ハリソンさんは、成績を上げるため、演技についての教材を読んだり学ぶだけでいい「ドラマコース」を選択したそうですが、いざ授業を受けると、実際は演じることがメインの授業だったそうで、当初は、少年時代にイジメられたトラウマから、ステージ(人前)に立つことに恐怖心を抱いていたそうですが、

舞台に立つうちに、

ああ、人前で演じるっていうのは、ウツの自分というのを見せなくていいんだ

と、気が楽になり、次第にその恐怖心を克服していったそうで、

ついには、演じることこそ、天職であると思うまでになったのだそうです。

(もう一つの説として、「ウツ病」治療のために受けたカウンセリングで演劇をやることを勧められ、演劇の研究ならあまり他人と話さなくていいと思い、演劇のカウンセリングに行くと、そこで、舞台に立たされ、演劇に目覚めたという話もあるようです)

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22歳の時「コロンビア映画」と7年契約

こうして、演じることの楽しさに目覚めたハリソンさんですが、結局、大学は卒業できず、中退すると、ウィリアムズ・ベイさん主宰の、地元の劇団「サマー・ストック」で俳優活動をスタートし、その後、本格的に俳優として活動するためにロサンゼルスに移住し、演劇学校に入学。

そして、1964年の終わり頃(22歳)、ロサンゼルスで、「コロンビア映画」の若手タレント番組の面接を受けると、あまり手応えは感じなかったそうですが、

面接の部屋を出て、トイレに行き、出てきたところに、監督の助手が追いかけてきて、

監督が君と話したいそうだ。

と、声をかけられたそうで、

事務所に戻り、監督と話しをすると、監督はハリソンさんを気に入り、そのまま、7年間の契約を交わすことになったのでした。

ただ、この契約、1週間150ドルという、当時のアメリカの男性の賃金より少し多いくらいで、ハリウッドの俳優の賃金としては、それほど高くない金額だったそうで、

ハリソンさんは、後に、

1週間に150ドル、今思えば、馬鹿げているよね。

と、語っておられます。

「ハリソン・フォードが若い頃は大工で生計を立てていた!」に続く

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