「宝塚歌劇団」で娘役トップスターとして活躍している中、劇作家の菊田一夫さんに請われ、菊田さん原作の舞台に異例の外部出演すると、その後は、舞台女優として数々の賞に輝き、テレビでも2時間ドラマの女王として活躍した、浜木綿子(はま ゆうこ)さん。今回は、そんな浜さんのプライベートをご紹介します。
「浜木綿子のデビューからの出演映画ドラマ舞台を画像で!」からの続き
元旦那は二代目市川猿翁(当時・三代目市川猿之助)
浜さんは、1965年に、歌舞伎役者の三代目市川猿之助(現・二代目市川猿翁)さんと結婚しています。
市川猿之助さんと浜さん。(1965年2月26日結婚披露宴より)
そして、同年12月には、息子の香川照之さんを出産しているのですが・・・
わずか3年後の、1968年に離婚しています。
(左から)浜さん、赤ちゃんの頃の香川照之さん、市川猿之助さん。
離婚理由
というのも、息子の照之さんが1歳半の時、なんと、ご主人の猿之助さんが、突然、16歳年上の愛人、日本舞踊藤間流紫派家元で女優の、藤間紫(ふじま むらさき)さんの元に移り住み、帰ってこなくなったそうで、
浜さんは当時を振り返り、
あれは65年に結婚し、約1年半ほどたったころ。ある夜、猿翁さんから家に電話がかかってきました。会話中、確かに女性の声がしたのです。それが誰かは分かりません。私は何げなく「誰かいるの?」と聞くと、「誰もいない」。
いつになくきつい口調で返ってきました。その違和感が胸騒ぎとなり、私は先に受話器を置いていました。
その恋愛がどんな形であったとしても、人を好きになる気持ちは誰にも止められないものです。私自身、一時的であったにせよ、愛され大事にされた記憶は、消えることはありません。
例の不可解な電話の後、話し合いらしきものもなく、猿翁さんは家を出ていき、帰ってこなくなりました。
と、語っています。
旦那と旦那の不倫相手はW不倫だった
ちなみに、藤間紫さんは、舞踊家の藤間流宗家六世藤間勘十郎の奥さんで、2児の母親だったのですが(つまり、W不倫)、その後、勘十郎さんとは離婚しないまま、猿之助さんと同棲を続け、
1985年、62歳の時、ようやく勘十郎さんと離婚すると、その15年後の、2000年、77歳の時に、猿之助さん(61歳)と正式に再婚。2009年、85歳で他界されています。
「浜木綿子は息子・香川照之に反対され龍虎と破局していた!」に続く
藤間紫さんと市川猿之助さん。