「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
が、第87回アカデミー賞で作品賞を受賞しました!
かつてスーパーヒーローを演じ一世を風靡した落ち目の俳優が、
再ブレイクしようと自ら舞台を手がけるが、精神的に追い込まれ、
現実と幻想の間で苦悩する姿を描いたブラック・コメディ
早く言えばそんなあらすじです。
この落ち目の俳優を演じているのが・・・
あの、「バッドマン」シリーズでバットマンを演じた、マイケル・キートンなのです!!
バットマンといえば、マイケル・キートン、マイケル・キートンといえばバットマン
って頭に思い浮かぶくらい、役が定着した俳優さんです。
この名前を聞いて懐かしくなりませんでしたか?
失礼ながら、この映画の落ち目の俳優と彼がかぶってしまいました(^^;)
マイケル・キートンもスーパーヒーローを演じたかつてのスターですよね。
・・・ご活躍だったらごめんなさい!!
なんですが、マイケル・キートンといえば「バットマン」しか思いつかなかったので、
他にどんな映画に出ていたのでしょうか?
彼の経歴を調べてみました!
マイケル・キートンの経歴
1986年、ロン・ハワード監督の「ガン・ホー」という映画では、日系企業のアメリカ人ビジネスマンを演じ、日本の秋葉原、地下鉄の駅構内などでもロケが行われたそうです。
まだバットマンの前なので、日本でもほとんど知名度がなかった頃でしょうね。
その後、ティム・バートン監督の「ビートルジュース」に出演。
霊界の人物「ビートルジュース」を演じたことによって、知名度が上がったそうです。
でも、まだまだ!!
いよいよ、同じくティム・バートン監督の「バットマン」で、バットマンの普段の人、
ブルース・ウェイン役が大当たり!!スーパースターの仲間入りです!!
確かに、あの、紳士的で落ち着いていて、ついでにお金持ちなところが、
昔のヒーローって感じがして、ぴったりでした。
シリーズ第2作目の「バットマン・リターンズ」でも、ティム・バートンとタッグを組み、ブルース・ウェイン役で出演しましたが、その後、監督の降板と共に、マイケルも二代目を別の俳優に譲ったそうです。
製作当初はバットマンファンからブーイングもあったようですが、映画が公開されると好意的に受け入れられたという経緯があります。
有名なコミックが原作というだけあって、熱狂的なファンの目はかなりシビアなので、
演じるのに相当プレッシャーだったでしょうね。
でも、そんな原作ファンが認めたのだから、イメージも演技も良かったのだと想像できます。
キートンがポルコ・ロッソ?!
声優としても活躍しているようで、宮﨑駿監督の「紅の豚」では、ポルコ・ロッソの声を演じています。また、「トイ・ストーリー3」では、バービーのボーイフレンド、ケンの声も担当したそうです。
キートンがケンの声ってなんだか想像できませんが・・(^^;)
今年2014年には、ハリウッド・フィルム・アワードの生涯功労賞を受賞しています。
さて、ざっとマイケル・キートンのキャリアを見ていきましたが、
バットマンで華々しくスターの仲間入りを果たし、その後は・・・
決して、落ちぶれてるわけではない!!
製作や監督業にも進出してるし!!
シリーズ物は自ら断っているみたいだし!!
バットマンも途中で二代目に譲っているし!!
何か、こだわりが彼なりにあるのかもしれません。
ブラックコメディとはいえ、俳優というキャリアの中で全然別のヒーローを演じるなんて、
キートンはやっぱりヒーローを演じるスターなんですね!!