1984年、お昼の連続ドラマ「夢追い旅行」の出演で注目を集めると、1980年代後半には、トレンディドラマのスターにまで登りつめた、石田純一(いしだ じゅんいち)さんですが、そんな絶頂期の1991年、突然、隠し子の存在が報じられます。
「石田純一の元嫁松原千明との離婚原因は?娘すみれとの仲は?」からの続き
隠し子報道
石田さんは、1991年、突然、週刊誌「女性セブン」に、
16歳になる隠し子がいる
と報道されるのですが、
これは、石田さんと最初の奥さんとの間に誕生した子供で、
(石田さんは、学生時代、交際中の星川まりさんと結婚するも、すでに妊娠中だった星川さんを置いて単身アメリカに留学。その後、留学中に離婚されていました。)
石田さんは、
隠していたというのは語弊がある。最初の結婚や、子どもがいたことを、公表していなかっただけ。
と、コメント。
この時、石田さんは、初めて、星川さんとの間に生まれた子供と対面を果たされているのですが、この子供というのが、いしだ壱成さん(当時16歳)です。
息子・いしだ壱成がブレイク
ちなみに、この報道を期に、壱成さんは、1992年、「悲しいほどお天気」でテレビドラマデビューされると、
以降、
1992年「放課後」
1993年「ひとつ屋根の下」
1994年「君といた夏」
1995年「未成年」
1998年「聖者の行進」
「未成年」より。いしだ壱成さん
など、出演作品が立て続けにヒットと、ブレイクされています。
いしだ壱成と石田純一は表面的には仲良し親子も・・・
こうして、壱成さんは、石田さんとの初対面をきっかけに芸能界入りだけではなく、ブレイクも果たし、
2001年、壱成さんが「薬物所持」で逮捕された時も、石田さんが、父親としてメディアに対応されているほか、
近年では、壱成さんが、異母妹のすみれさんや、石田さんの現在の家族(理子さんと異母弟ら)との仲の良い姿をたびたびSNSでアップされ、
2017年には、テレビ番組で、
前までは照れくさくて何て呼んでいいかわからなかったけど、最近、(石田さんを)オヤジって呼べるようになりました。
と、表面的には、石田さんとはわだかまりがないように思われたのですが・・・
いしだ壱成の石田純一へのわだかまり
2018年、週刊誌「女性セブン」が、石田さんと理子さんの息子・理汰郎くん(壱成さんにとっては異母弟)が小学校受験の最難関校に合格したことに対し、壱成さんにコメントを求めると、
壱成さんは、
あぁ、そうなんですか。理汰郎くんがそんないい学校に入ったんですか。へぇ、それはよかったですね…
と、白髪の頭に手をやりながら、寂しそうな笑みを浮かべ、
(理汰郎くんについて)幸せそうだなって思いますよ。でも正直に言えば、ぼくは同じ頃に父の愛情を注がれなかったわけで、“いいなぁ”って羨ましい面もあります。
嫉妬とは違いますが、ぼくの場合は2才の時に父と別れたので…16才の時に再会したけど、その時に父はトレンディードラマのスター俳優で、父親という実感はあまりなかった。向こうだって、今の理汰郎くんに対する接し方とはやはり違ったでしょうから。
と、コメント。
そして、前年テレビで言っていたことについても、
あれはリップサービスに近いものです。まだオヤジと呼べていません。今は妻とふたりで一生懸命3か月(2018年当時)の娘を育てていて、子供への愛情を実感していますが、
日々成長する娘を見ていると、失われた16年間は大きいなあと思うようになった。言い方は悪いですが、自分は父に捨てられたという感覚があるんです。
と、実は、まだ、石田さんにわだかまりがあることを明かされたのでした。
(壱成さんは、2018年4月に24歳年下の女優・飯村貴子さんと結婚し、同年9月に長女が誕生しています)
いしだ壱成は石田純一に金銭問題で利用されていた?
また、壱成さんは、
(石田家に行くことは)最近はないですが、以前は理汰郎くんの誕生日などに行っていました。父とは仕事の話ばかりで、家族の思い出を話すことはないですね。
たまに怖くなるのが石田家で食事をしていると、どこか仮面家族っぽい感じがすること。役者がいっぱいいて、みんなで家族であることを演じているみたいで、本音で話しているのに、一方で誰も本音で話していない気がするんです。
とも、語っておられるのですが、
石田家の知人によると、
石田さんは、かつて、所属事務所とは違う個人事務所に壱成を所属させていましたが、経営は火の車で、売れっ子だった壱成の稼ぎはすべて事務所の借金返済などに注ぎ込まれていたそうです。
その額は億単位に上るとも。その事実を知った壱成は“また父に裏切られた”という思いに駆られて、一時期心を病んでしまったのです。
と、壱成さんが二度も石田さんの身勝手の犠牲になったことを証言しているのです。
(その影響からか、壱成さんは現在も、(それほど深刻ではないながら)うつ病の治療中なのだそうです)
いしだ壱成の石田純一への想い
とはいえ、壱成さんは、取材の最後には、
父のことを恨んでいるように聞こえるかもしれないけど、そんなことはありません。父と再会してよかったこともたくさんあります。
デビューして俳優になれたし、今でも父のマネジャーを通して仕事が入ることがあります。テレビや舞台で共演することもありますしね。今は親ではないという感じですが、いつか、本気で父のことを『お父さん』と呼べる日が来るといいなと思っています。
と、父・石田さんへの想いを打ち明けられたのでした。