俳優・勝新太郎さんとの間に一男一女を出産すると、子どもたちを溺愛するほどかわいがっていたという、中村玉緒(なかむら たまお)さんですが、2019年5月、中村さんが、息子・鴈龍さんと絶縁状態にあると、週刊誌「女性自身」に報じられます。
鴈龍は親からの長年の経済的援助に甘えていた?
中村さんの息子・鴈龍さんは、1989年、勝新太郎さんが監督を務める映画「座頭市」でデビューされるも、この映画の撮影中、助監督に真剣を持たされたのを知らずに、殺陣師を刺殺してしまい、
5年間の謹慎後、ようやく、1994年、映画「不知火検校」で復帰されているのですが、1997年には、頼みの綱である、勝新太郎さんが、息子の行く末を心配しながら、65歳で他界。
その後、中村さんが、鴈龍さんを一人前の俳優にするべく、バラエティで共演したり、自分が出演する舞台のプロデューサーに頼み込んで、鴈龍さんにも役をもらったりと、尽力されていたそうですが、
鴈龍さんはというと、「父の名に恥じないような俳優になりたい」という気持ちはあったものの、プライドが高く、使いづらい俳優だったうえ、中村さんからの経済的援助で生活には困っておらず、やる気が長続きしなかったそうで、
2017年に2年ぶりとなる舞台に出演されるも、それ以降は、働く素振りを見せなかったそうです。
鴈龍さんは、若い頃(左)はスリムでしたが、大変お酒が好きで、飲み過ぎのせいか、30代から体重が100キロを超え(右)、所属事務所や関係者からダイエットを命じられたこともあったそうです。
息子・鴈龍との絶縁が報道される
そんな鴈龍さんに対し、中村さんは、「きちんと仕事をしてほしい」と何十年も言い続けてきたそうですが、
中村さん自身、80歳という年齢が近づいたことで、自身の死後のことを考え、
私が面倒をみているかぎり、あの子が立ち直ることはない
と、長女・真粧美さんと相談のうえ、鴈龍さんを絶縁。経済的援助を打ち切ったというのです。
実際、中村さんの知人によると、
3年以上にわたり、玉緒さんと鴈のイベントや舞台での共演が絶えているのは事実です。また玉緒さんが6月に出演する舞台にも鴈は出演しません。以前でしたら、玉緒さんが“親子共演”を望んだでしょうが……
と、もう、親子共演はされていないそうで、
そこで、具体的にどのような形で絶縁を切り出したのか、週刊誌の記者が中村さんを直撃取材したそうですが、中村さんは、鴈龍さんの名前を聞くと口をつぐんでしまったそうで、
同伴していた長女・真粧美さんが、
親子関係は悪くないです。それにプライベートのことですので。
とだけ答えられると、自宅の中に入って行かれたとのことでした。
息子・鴈龍が急逝
しかし、それから、たった2年後の、2019年11月1日には、鴈龍さんが、「急性心不全」のため、55歳の若さで他界されていたことが、12月4日に明らかとなります。
しかも、複数の関係者の話によると、鴈龍さんは、名古屋市内で一人暮らしをされていたのですが、連絡が取れなくなったため、不審に思った知人が自宅を訪ねられたところ、すでに亡くなっている鴈龍さんを発見。その時、死後、数日経っていたというのです(事件性はないとのこと)。
この訃報に接し、中村さんは憔悴しきっていたそうですが、
以前、インタビューで、
私はちょっと贅沢をさせて、(子供たちの)育て方を間違えたかもしれません。でも、私にとっては、大事な子供たちです。
娘は一度結婚してすぐ離婚しましたし、息子もまだ独身ですが、早くいい嫁さんに来てもらって、孫の顔が見たいですね。
と、息子のためを思って突き放した結果、このような形で息子の訃報に接するとは・・・どのような気持ちだったのでしょうか。
勝新太郎さんの17回忌の席で。中村さんと鴈龍さん。
鴈龍は本当に怠けていたのか?
ただ、気になるのは、「働かない息子を中村さんが絶縁」との論調で多くのメディアが報じていたことに対し、元「勝プロダクション」の関係者が、
たけちゃんが自分から怠けようとしたとは考えられない。思うように仕事が来なかっただけではないか。
(2000年に上演された鴈龍さん主演舞台「悪名」では)嬉々として演じていた。大張り切りだった。役者の仕事が嫌いなわけでは決してなかった。
と、語っていたこと。
もしかしたら、何か裏の事情があったのかもしれません。
さて、いかがでしたでしょうか。
中村さんの、
- 年齢は?出身は?身長は?本名は?家系図は?
- 幼少期は舞伎界の名門で何不自由ないお嬢様
- 長谷川一夫に頼み「大映」に入社
- 脇役ながら給料2万円&ハイヤー通い
- 大映の映画スターとして
- 出演作品(映画)
- 出演作品(テレビドラマ)
- 夫・勝新太郎と馴れ初め
- 勝新太郎と結婚
- 市川雷蔵とも相思相愛だった
- 夫・勝新太郎が映画制作と豪遊で湯水の如く・・・
- 勝新太郎はアヘン所持、長男長女は大麻密売で逮捕
- 借金は14億
- 長男が誤って真剣で殺陣師を刺殺
- パンツの中に大麻とコカインを隠していた
- 勝新太郎が懲役2年6ヵ月執行猶予4年
- バラエティ番組「さんまのまんま」のオファーを受ける
- 「さんまのまんま」では台本を作ってもらっていた
- 「さんまのまんま」でのさんまとのやりとりでブレイク
- 着物ブランド「中村玉緒のきもの」が大成功
- 14億円もの借金を完済
- 勝新太郎への一途な想い
- 勝新太郎が黒澤明監督作品「影武者」を降板させられる
- 勝新太郎が「世界のクロサワ」にダメ出し?
- 試写会を夢見てドレスを用意していた
- 娘は奥村真粧美
- 息子は鴈龍
- 鴈龍は俳優として芽が出ず
- 鴈龍は親からの長年の経済的援助に甘えていた?
- 息子・鴈龍との絶縁が報道される
- 息子・鴈龍が急逝
- 鴈龍は本当に怠けていたのか?
について、まとめてみました。
歌舞伎の名門のお嬢様として何不自由なく育つと、女優としても成功し、その後は明石家さんまさんに見いだされてバラエティでも成功された中村さんですが、その反面、夫・勝新太郎さんには散々振り回され、息子・鴈龍さんにも先立たれる不幸・・・
すでに80歳を回る高齢でもあり、今後は、娘さんとともに、心安らかに過ごしてほしいものです。
「中村玉緒の家系図は?幼少期は舞伎界名門で何不自由ないお嬢様!」