1967年、30歳の時、「The Tiger Makes Out」で映画デビューして以来、50年以上に渡り、俳優活動を続け、「クレイマー、クレイマー」(1979)、「レインマン」(1988)と、2度も「アカデミー賞主演男優賞」を受賞している、ダスティン・ホフマン(Dustin Hoffman)さん。今回は、そんなホフマンさんの出演作品を画像を交えてご紹介します。

「ダスティン・ホフマンの「レインマン」でのオスカーはトム・クルーズの好演も大きかった!」からの続き

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出演作品(映画)

それではここで、ホフマンさんのデビューからの主な出演作品をご紹介しましょう。

1967年「TIGER MAKES OUT」※僅か45秒の出演
     「卒業」
1968年「ダスティン・ホフマンの100万$大捜査線」
1969年「真夜中のカーボーイ」
     「ジョンとメリー」


「ジョンとメリー」より。ミア・ファローさんとホフマンさん。

1970年「小さな巨人」
1971年「わらの犬」
1972年「アルフレード、アルフレード」
1973年「パピヨン」
1974年「レニー・ブルース」


「パピヨン」より。スティーブ・マックイーンさん(左)とホフマンさん(右)。

1976年「大統領の陰謀」
     「マラソンマン」
1978年「ストレート・タイム」※製作も
1979年「アガサ 愛の失踪事件」
     「クレイマー、クレイマー」


「クレイマー、クレイマー」より。ホフマンさんとジャスティン・ヘンリーさん。

1982年「トッツィー」
     「セールスマンの死」※テレビ映画
1987年「イシュタール」
1988年「レインマン」
1989年「ファミリービジネス」


「ファミリービジネス」より。(左から)ホフマンさん、マシュー・ブロデリックさん、ショーン・コネリーさん。

1990年「ディック・トレイシー」
1991年「ビリー・バスゲイト」
     「フック」
1992年「靴をなくした天使」
1995年「アウトブレイク」


「フック」より。ホフマンさん(左)とロビン・ウィリアムズさん(右)。

1996年「アメリカン・バッファロー」
     「スリーパーズ」
1997年「マッド・シティ」
     「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」
1998年「スフィア」


「スリーパーズ」より。ホフマンさん(左)とブラッド・ピットさん(右)。

1999年「ジャンヌ・ダルク」
2002年「ムーンライト・マイル」
2003年「コンフィデンス」
     「ニューオーリンズ・トライアル」


「コンフィデンス」より。エドワード・バーンズさん(左)とホフマンさん(右)。

2004年「ネバーランド」
     「ハッカビーズ」
     「ミート・ザ・ペアレンツ2」
     「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」※クレジットなし
2006年「パフューム ある人殺しの物語」
     「主人公は僕だった」
2007年「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」
2008年「カンフー・パンダ」声の出演
     「新しい人生のはじめかた」


「新しい人生のはじめかた」より。ホフマンさんとエマ・トンプソンさん。

2010年「バーニーズ・バージョン ローマと共に」
     「ミート・ザ・ペアレンツ3」
2011年「カンフー・パンダ2」声の出演
2014年「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」
     「靴職人と魔法のミシン」
     「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」
2015年「疑惑のチャンピオン」


「靴職人と魔法のミシン」より。

ほか、数多くの作品に出演されています。

受賞歴

そして、

1967年には、「卒業」で、「ゴールデングローブ賞有望若手男優賞」
1979年には、「クレイマー、クレイマー」で、「アカデミー賞主演男優賞」「ゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)」
1982年には、「トッツィー」で、「ゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)」
1988年には、「レインマン」で、「アカデミー賞主演男優賞」「ゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)」
1989年には、「ベルリン国際映画祭金熊名誉賞」
1996年には、「ヴェネツィア国際映画祭栄誉金獅子賞」

など、数々の俳優賞を受賞されています。

「カルテット!人生のオペラハウス」で初監督

ところで、ホフマンさんは、2012年、75歳の時、引退した老齢の音楽家たちが住む高級老人ホームを舞台に、元音楽家たちが再びステージに舞い戻るまでの過程を描いたハートフル・コメディ映画「カルテット!人生のオペラハウス」で、初めて監督を務めているのですが、


「カルテット!人生のオペラハウス」より。(左から)トム・コートネイさん、マギー・スミスさん、ビリー・コノリーさん、ポーリーン・コリンズさん。

自身もかつて音楽家を目指していたホフマンさんは、

初めて脚本を読んだとき、私が目に涙を浮かべているのを見て、妻が「どうして泣いてるの?」と聞いたんだ。「これはやらないといけない!」と思った

と、監督するに至った経緯について明かすと共に、

人生は強く生きていくしかない。与えられる時間はわずかだ。グズグズしないで今すぐ前へ踏み出そう

というメッセージをこの作品に込めたことを明かしています。

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「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」は自伝的作品

また、ホフマンさんは、映画「カルテット!人生のオペラハウス」の監督を務めたことで刺激を受け、2014年には、複雑な家庭環境で育った孤独な少年が、声変わりするまでの「天使の歌声」を持つ少年合唱団で、厳しい指導者と出会い、成長していく姿を描いた、音楽映画「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」で、厳格でありながらも愛情に溢れた指導者のカーヴェル役を演じると、

若い世代にバトンを渡しつつも、どこかでまだ、音楽家としての自分の可能性を信じている複雑な心情を見事に表現するほか、ピアノを演奏するシーンでも、深みのある演技を披露しており、若い頃にピアニストを目指すも、挫折した経験を持つ、ホフマンさんの自伝的要素の濃い作品となっています。

「ダスティン・ホフマンの最初の妻は?現在の妻は?子供は6人!」に続く

「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」より。ホフマンさん(左)とギャレット・ウェアリングさん(右)。

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