ヨーロッパの名だたる映画監督に気に入られて数多くの名作に出演し、その影のある二枚目ぶりで世界中の女性を虜にした、アラン・ドロン(Alain Delon)さんですが、プライベートはどのようなものだったのでしょうか。今回は、そんなドロンさんのプライベートをご紹介します。

「アラン・ドロンのデビューからの出演映画ドラマを画像で!」からの続き

Sponsored Link

女優ロミー・シュナイダーとはお互い第一印象は最悪だった

ドロンさんは、まだ無名の俳優だった1959年、22歳の時、ドイツ人女優のロミー・シュナイダーさん(当時19歳)と婚約しています。

ただ、ドロンさんとロミーさんは、1958年、映画「恋ひとすじに」での共演で知り合った当時、お互いの印象は最悪だったそうで、ドロンさんは、ロミーさんのことを、「胸くそ悪いやつ」と思い、ロミーさんも、ドロンさんのことを「悪趣味で気障(きざ)な男」だと感じていたそうです。

(ドロンさんは、ドイツ語が分からず、ロミーさんもまた、フランス語が話せなかったことが、お互いを誤解していた原因だったようです)

ロミー・シュナイダーと婚約を発表

それでも、パリとウィーンで撮影が始まると、ドロンさんは、ロミーさんの無垢で純粋なところに、ロミーさんは、ドロンさんの無鉄砲さや反逆精神に惹かれていき(お互い自分の持っていなかったところだったため)、また、子どもの頃、不遇な環境で育つなどの共通点があったことで意気投合し、やがて、交際に発展。

翌年の1959年には、ロミーさんが、パリに住むドロンさんのもとへ飛び込む形で同棲生活をスタートすると、同年3月、お二人は、スイス・ルガーノでマスコミに向けて婚約を発表したのでした。

(ロミーさんは、映画「プリンセス・シシー」で少女時代の后妃エリザベート(通称・シシー)役を演じ、弱冠17歳ですでにドイツでは国民的大スターになっていたのですが、ドイツ映画界への幻滅、守銭奴(しゅせんど)だった母親と継父への反抗、ギャラ目当てに近寄ってくる男性たちから逃れるため、祖国を離れ、全てを擲(なげう)ってのドロンさんとの同棲&婚約だったそうです)

Sponsored Link

ロミー・シュナイダーと破局

そして、婚約後の1960年には、ドロンさんが、ロミーさんをルキノ・ヴィスコンティ監督に紹介し、ヴィスコンティ監督演出の舞台「あわれ彼女は娼婦」で共演すると、お二人は、愛し合う兄妹役を演じて好評を博し、その後も、公私ともに順調かと思われたのですが・・・

婚約発表から4年後の1963年12月には、結婚せぬまま破局。

ドロンさんは、15枚もの別離の手紙を、エージェント経由でロミーさんに渡していたそうで、このことにショックを受けたロミーさんは、刃物で手首を切って自殺を図ったといいます。

「アラン・ドロンとロミー・シュナイダーの破局理由は?」に続く

Sponsored Link