アラン･ドロンの息子(長男)は？認知していない子供も？

数々の女性たちと浮名を流し、また、実際に子供ももうけた、アラン・ドロン（Alain Delon）さんですが、子供にとっては、恋愛に自由奔放な父親との関係は難しいものだったようです。

「アラン･ドロンは元彼女ミレーユ･ダルクの最期を看取っていた！」からの続き

オランダ人モデル、ロザリー・ファン・ブレーメンとは子供誕生も結婚せぬまま破局

ドロンさんは、１９８７年、オランダ人モデル、ロザリー・ファン・ブレーメンさんと知り合うと、１９９０年には女の子、１９９４年には男の子が誕生するも、１５年の交際の後、結婚しないまま、２００２年に破局しています。

ドロンさんとロザリー・ファン・ブレーメンさん。

最初の子供（息子）は認知せず？

ちなみに、ドロンさんには、ロザリーさんとの２人の子供のほかに、浮気相手だったドイツ人モデルで歌手のニコさんとの間に男の子が１人、元妻・ナタリー・ドロンさんとの間に男の子が１人と、合わせて４人のお子さんがいるのですが、

（婚約者だった、ロミー・シュナイダーさんと、長年の恋人だったミレーユ・ダルクさんとの間には子供は誕生していません）

実は、最初の子供は、１９６２年に誕生した、アリ・ブローニュ（Ari Boulogne）さんだと言われています。

ただ、ドロンさんは、２０２１年現在も、アリ・ブローニュさんを自分の子供（息子）だとは認知しておらず、

インタビューで記者から、

雑誌では、あなたが認知したがらなかった子供 Ari Boulogne についてもよく取り上げられましたが

と、水を向けられると、

この辛い話を向けられてからもう40年になります。30年前に裁判所はこの件について判決を下したはずですが…..

と、渋々語っています。

ちなみに、２００１年にアリ・ブローニュさんがテレビ番組に出演した際には、あまりにもドロンさんに似ていたことから、視聴者を驚かせたそうです。

ドロンさん（左）とアリ・ブローニュさん（右）

（実際、ドロンさんのお母さんが、まだ幼いアリ・ブローニュさんをニコさんから誘拐同然に奪い取って、孫として育て始めたこともあったとか）

息子（長男）はアントニー・ドロン

さておき、公式には、ドロンさんの長男は、元妻・ナタリー・ドロンさんとの間に、１９６４年に誕生した、アントニー・ドロン（Anthony Delon）さんです。

アントニーさんは、４歳の時、父ドロンさんがミレーユ・ダルクさんと新たな人生を歩むと決め、母ナタリーさんは女優としてのキャリアを続けるため、離婚したことから、ドロンさんがデビューした芸能事務所のジョルジュ・ボームさんが後見人となって育てられたそうですが、

家庭不和の影響からか、問題児だったようで、厳しい規則に縛られた学校や寮生活に反発し、度重なる転校を重ね、１８歳の時には、銃の所持で逮捕。

しかし、出所後、レザージャケットのブランドを立ち上げ、２０歳の時には、最初のコレクションを手掛けると、それから１年後には、フランスとヨーロッパに１３０店舗を展開するまでに拡大し、成功を収めています。

また、ビジネスのかたわら、俳優としても活動するも、常に父ドロンさんと比較され、なかなか認められずにいましたが、１９９７年、３３歳の時、映画「原色パリ図鑑」で主演を務めると、映画は大ヒットを記録。以降、アントニーさんは俳優として、テレビや舞台で活動を続けています。

アントニー・ドロンさん。

ちなみに、アントニーさんは、２００６年にソフィー・クレリコさんと結婚すると、１９９６年２月４日には、長女、ルー・ドロンさんが、２００１年８月２５日には、次女、リヴ・ドロンさんが誕生するも、２０１２年には、ソフィーさんと離婚。

以後、アントニーさんは、シングルファーザーとして、２人の娘を育ているそうですが、自身の幼少期を振り返り、家族の重要性を感じている旨、語っています。

息子（長男）アントニーとの関係についてコメント

ちなみに、ドロンさんは、そんなアントニーさんについて、

父親と息子という関係はいつも難しく、Delon（ドロン）家だけの問題ではありません。私たちの問題は、彼が学校を退学になり、兵役に行くのを拒否し、私に反抗的、拒絶的になった思春期に訪れました。

17歳の時に私は軍隊にいましたが、彼はその年齢の若者らしく馬鹿なことをしていました。彼が母親と住んでいたことも複雑でした。Alain Delon（アラン・ドロン）の息子であるがために、彼は自分自身を確立しなければならず、とても苦しみながら生きていたのです。

確かに、強力な親のコネのおかげで物事がスラスラと行くこともあります。しかし、「Alain Delon（アラン・ドロン）の息子と一緒にナイトクラブに行った」という類の偽（にせ）の友情や好意もあります。