1979年、主演に抜擢されたテレビドラマ「戦後最大の誘拐 吉展ちゃん事件」で、俳優としても、たちまちブレイクすると、以来40年以上にわたり、俳優として第一線で活躍を続けている、泉谷しげる(いずみや しげる)さん。今回は、そんな泉谷さんのデビューからの出演作品を画像を交えてご紹介します。
「泉谷しげるは「戦後最大の誘拐・吉展ちゃん事件」の犯人役でブレイクしていた!」からの続き
犯罪者がハマり個性派俳優としての地位を確立
主演ドラマ「戦後最大の誘拐 吉展ちゃん事件」が大きな反響を呼び、たちまち俳優として脚光を浴びた泉谷さんは、1982年、映画「野獣刑事」でも犯人役を熱演し、個性派俳優としての地位を確立しているのですが、
あまりにも、犯人役がハマり過ぎていたことから、泉谷さんは、「月刊サイゾー」(2008年3月号)のインタビューでは、
犯罪者役ばっかやってた頃に死んでたら、伝説の男になってたよな
と、語っています(笑)
出演作品(映画)
それではここで、泉谷さんのデビューからの主な出演作品をご紹介しましょう。
映画では
1977年「僕は天使ぢゃないよ」
1978年「高校大パニック」
「その後の仁義なき戦い」
「神様のくれた赤ん坊」
1980年「戦争の犬たち」
「海潮音」
「海潮音」より。泉谷さんと荻野目慶子さん。
1981年「ええじゃないか」
1982年「爆裂都市 BURST CITY」
「TATTOO<刺青>あり」
「赤い帽子の女」
「野獣刑事」
「ウィークエンド・シャッフル」
「野獣刑事」より。
1984年「天国にいちばん近い島」
1985年「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」
1986年「彼のオートバイ、彼女の島」
「四月の魚」
「野ゆき山ゆき海べゆき」
1987年「あいつに恋して」
「ハチ公物語」
「親鸞 白い道」
「この愛の物語」
1988年「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎音頭」
「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎音頭」より。
1990年「稲村ジェーン」
1991年「キスより簡単2 漂流編」
1992年「こちら凡人組」
1996年「ビリケン」
1998年「緑の街」
「こちら凡人組」より。
2000年「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」
2004年「ゴジラ FINAL WARS」
2006年「天使」
「バルトの楽園」
2007年「キャプテントキオ」
「ゴジラ FINAL WARS」より。
2008年「旅立ち〜足寄より〜」
「KIDS」
「ガチ☆ボーイ」
2009年「パラレル」
「ニセ札」
2010年「アイ・アム I am.」
2015年「牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔」
「起終点駅 ターミナル」
2016年「サブイボマスク」
「後妻業の女」
「牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔」より。泉谷さんと井上正大さん。
2017年「BRAVE STORM ブレイブストーム」
2018年「牙狼〈GARO〉 神ノ牙-KAMINOKIBA-」
2020年「戦車闘争」※ナレーションも
「Fukushima 50」
2021年「いのちの停車場」
「いのちの停車場」より。(左から)広瀬すずさん、吉永小百合さん、泉谷さん。
出演作品(テレビドラマ)
テレビドラマでは、
1978年「獅子のごとく」
1979年「戦後最大の誘拐 吉展ちゃん事件」
1980年「蒼き狼 成吉思汗の生涯」
1981年「10万分の1の偶然」
1982年「松本清張の馬を売る女」
「戦後最大の誘拐 吉展ちゃん事件」より。市原悦子さんと泉谷さん。
1983年「金曜日の妻たちへ」
1984年「金曜日の妻たちへII 男たちよ、元気かい?」
1985年「遊びの時間は終らない」
1986年「死者の嘘」
1987年「男たちによろしく」
「金曜日の妻たちへ」より。泉谷さんと佐藤友美さん。
1988年「空に星があるように」
1989年「ウルトラマンをつくった男たち 星の林に月の舟」
1989~1990年「過ぎし日のセレナーデ」
1992年「木曜日の食卓」
1993年「犯行再現ビデオ」
1994年「好きやねん父ちゃん 1」
1995年「好きやねん父ちゃん 3」
1996年「ひまわり」
1997年「黄昏流星群〜恋をもう一度」
「ひまわり」より。
1998年「チョコレート革命」
1999年「救命病棟24時」
2001年「Fighting Girl」
2002~2003年「相棒シリーズ」
「相棒」より。
2003~2004年、2006年「Dr.コトー診療所シリーズ」
2004年「人間の証明」
2005年「女王の教室」
2006年「恋愛小説 月のしずく」
2007年「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」
2008年「雪之丞変化」
「Dr.コトー診療所」より。
2009年「ヴォイス〜命なき者の声〜」
2010年 NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」
2011年「最上の命医」
2012年「運命の人」
2013年「レディ・ジョーカー」
「運命の人」より。泉谷さん(左)と本木雅弘さん(右)。
2014年「松本清張ドラマスペシャル・三億円事件」
2014~2018年「三匹のおっさん〜正義の味方、見参!!〜」
2015~2016年「牙狼〈GARO〉シリーズ」
2016年「駅弁刑事・神保徳之助10」
2017年「ヒトヤノトゲ〜獄の棘〜」
「三匹のおっさん〜正義の味方、見参!!〜」より。(左から)志賀廣太郎さん、北大路欣也さん、泉谷さん。
2018年「忘却のサチコ」
2019年「後妻業」
2020年「病室で念仏を唱えないでください」
2021年「にじいろカルテ」
「後妻業」より。木村佳乃さんと泉谷さん。
ほか、数多くの作品に出演されています。
田村正和の訃報にコメント
ところで、泉谷さんは、田村正和さんと、「男たちによろしく」(1987)、「過ぎし日のセレナーデ」(1989)、「松本清張ドラマスペシャル・三億円事件」(2014)などのテレビドラマで共演しているのですが、
その田村さんが、2021年4月3日に他界していことが、5月18日に発表されると、その翌日の5月19日、自身のブログ「春夏秋冬」で、
田村正和さんの訃報には驚くしかなかった
オイラが田村正和と共演してるなンて、疑問持つ方おおいだろうな~
これでも何本かテレビドラマ共演させてもらったンだよ
その頃は乱暴者キャラで生意気だったオイラだったもンで、田村正和の”孤高”な振る舞いが理解出来ず、気分は勝手に”一触即発”だったかも(笑)
それにしても正和センパイの演技の素晴らしさったら~
とにかく、読めない!どう来るかわからない~素晴らしすぎ!
演技することにたいして興味持ってなかったオイラを、おおげさに目覚めさせてくれた人でもあった
正和センパイは、色男だが痩せてて声は小さいが、オフでは意外と男らしいところも
オイラが、ロケ弁当が冷えてて美味しくない~とブーたれてると「出されたモノはありがたく黙って食え!」と正和センパイに怒られてしまったではないか……
以降、次々と彼の男らしいところを発見していくのだが~
上げたらキリがないからヤメとくが、オイラは”天才”と共演してたことに気づき~愕然としたもんさ
『古畑任三郎』に出たかったな…
本当に心よりの哀悼を
泉谷しげる
と、田村さんへの想いを綴っています。