椎名桔平！若い頃は？下積み時代は？嫁は山本未來！

俳優の椎名桔平（しいなきっぺい）さん。鬼気迫る迫真の演技はもちろん、心の内面を表情で表す演技など、長い下積み時代で培ったその演技は、高い評価を受けています。

椎名さんは、１９６４年生まれの、
三重県出身です。

少年時代は、サッカーに没頭されており、
高校生の時には、三重県代表として、
国体にも出場されたことがあるそうです。

さらなるサッカーのレベルアップを求めて、
大学へも進学されましたが、

スポーツメーカーのCMに出演されたことが、
アマチュア規定に抵触し、
謹慎処分を受けてしまわれたそうです！

そのことで自分自身を考え直されたのでしょうか。
退部を決意されたそうです。

若い頃は？

その後、友人の紹介で知り合った、
俳優の寺田農さんの付き人を経て、

１９８６年、２１歳の時に、
映画「時計 Adieu l’Hiver」で主演を務められ、
俳優としてデビューされました。

華々しい俳優生活のスタートかと思いきや、
なかなかそうはいかなかったようで、

椎名さんは、一流の俳優になるために、
自分自身に１０年という、
期限を決められたそうです。

21歳から俳優を始めたので、
とりあえず31歳までは余計なことを考えず、
必要以上に焦らず、人と自分を比べず、
生活に必要なお金が稼げないとかも考えないことに決めたんです。

と、カルチャー情報サイト「CINRA.net」の、
インタビューで語っておられた椎名さん。

とにかく、１０年間は、
がむしゃらにやろうと決められたようです。

下積み時代は？

そんな椎名さんの下積み時代は、
主に、トラック運転手などの仕事をされていたのだとか。

理由は、「人と会いたくなかったから」だそう。

当時は、人と会いたくない、という気持ちが強かったので、
トラック運転手のアルバイトが多かったですね。

それに、客商売のアルバイトをしない方がいい、
という考えを持っていました。

客商売は、お客さんが第一で、
自分の感情よりも、お客さんに合わせてサービスを提供するもの。

もちろん、俳優の仕事も、
最終的にはお客さんに見てもらうのですが、
客商売では、自分の考えや感情を、
他人に合わせないといけないですよね。

それは、役者を目指す上で、
良い作用を与えるとは思えなかったんです。

と、生計を立てる為のアルバイトも、
役者の妨げにならないものを選ばれたようです。

アングラ劇団や、端役などで、
下積みをされた２０代でしたが、

２０代も後半になると、
さすがに焦ってこられたそうで、

やはり20代後半のときは焦りがありました。
就職している友人たちは仕事にも慣れて、
部下もできている頃じゃないですか？

そんな姿を見てしまうと、
自分は一体何をしているんだろう？
と考えてしまうこともありました。
だから当時はあまり人と会いたくなかったですね。

とおっしゃっていました。

しかし、そんな椎名さんに、
ようやく、幸福の女神が微笑みます。

１９９３年、椎名さんが２８歳の時、
石井隆監督の映画「ヌードの夜」で、同性愛者を演じられ、
映画関係者から注目を集められたのです。

これ以降、椎名さんのことが、
広く認識されるようになり、
ついに、２９歳でアルバイトを辞められます。

28歳で「ヌードの夜」が公開されてから、
ちょこちょこと役者の仕事が来るようになって、
29歳でアルバイトを辞めました。

ちょうど10年目となる31歳のときに、
トレンディードラマの名残が残っていた頃の、
月9ドラマ「いつかまた逢える」に出演することができたんです。
ラッキーだと思ったし、
なにより、間に合ったという気持ちが強かったですね（笑）。

俳優として、がむしゃらにやると決められて、１０年。
継続は力、ということを教えてくれる、
椎名さんの実体験ですね。

その後は、椎名さんご自身が、
インタビューで語っておられる通り、

当時のトレンディドラマにも数多く出演、
人気実力ともに不動のものとされました。