イケメンながら、悪役、凶暴な役、クセの強い役などで、表情の演技で存在感を示す、今注目の俳優、矢野聖人(やの まさと)さんですが、実は、デビュー時は、真っ白で無垢なところが売りだったようです♪ そんな矢野さんのデビュー前後の時期について調べてみました。
年齢は?出身は?身長は?本名は?
矢野さんは、1991年12月16日生まれ、
東京都東久留米市のご出身、
身長174センチ、
血液型はB型、
本名は、
三浦 聖人(みうら まさと)、
趣味は、
絵を描くことと、ファッションだそうです。
昔は「ジャニーズJr.」~退所理由は?
矢野さんは、高校在学中に雑誌の読者モデルとして活動し、2008年頃にはジャニーズ事務所に入所すると、本名の「三浦聖人」で、「ジャニーズJr.」として活動されていたようですが、ほとんど表立った活動をすることなく、退所されたようです。
「ジャニーズJr.」時代の矢野さん。
退所理由については、俳優として活動したかったのでは、と言われています。
蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」主演オーディションでグランプリ
そんな矢野さんは、2010年3月、「ホリプロ創業50周年記念事業」である、蜷川幸雄さん演出の舞台「身毒丸」主演オーディションを受けられると、応募者8523人の中から、見事、グランプリを獲得し、主役「身毒丸」の座を射止められます。
実は、矢野さんは、高校在学中から読者モデルとして活動されていたのですが、高校卒業後は飲食店でアルバイトするなど進路が定まらなかったそうで、そんな時、現在の事務所ホリプロの方が、矢野さんが出ている雑誌を見て、声をかけてくれたそうで、
僕は読者モデルをやっていたんですけど、その雑誌を事務所の方が見て、「受けてみませんか?」と声をかけて下さったのがきっかけです。
受かる自信なんて全くなかったですけど、せっかく声をかけて下さったんだから、受けてみる価値はあるかなと思って。
「身毒丸」って最初に聞いたときは、船の名前かと。そのくらい、何も知らなかったんです。でもこれに受かったら、大きなプロダクションに入って、いっぱい仕事が来るのかなと思って。
とりあえず、大学進学を辞めたので、やることが決まらず、親に迷惑をかけるのも嫌だなと思っていたので。
と、オーディションを受けられたのでした。
そして、いざ、オーディションを受けると、
自分は全然演技が出来ないのに、大勢の前で色々やらなければいけなくて。恥ずかしい気持ちやら、試されている気持ちやら・・・ほとんど内容は覚えてないんですけど、手汗がひどかったことは覚えています。手に持っていた台本がしわくちゃでしたから(笑)
と、相当緊張されたようで、
セリフを言うテストでも、
オーディションで読んだ時は、何もわかっていませんでしたね。読解能力がゼロに等しかったので、自分のセリフを言うのに精一杯で、ストーリーなんて全く理解出来てなかった。
台本に“せんさく”という文字が書いてあったんですが、最初“詮索”という意味だと思って読んでいたんですけど、よく考えたら義理の母の連れ子の名前だ! って(笑)。そんなのもわからない状態でオーディションやってたんだなぁ、と今になって驚いています(笑)
と、セリフを言うだけで精一杯で、内容を理解する余裕すらなくかったそうですが、見事、最終演技審査に通過し、最後の2人に残られます。
ただ、その時も、
どっちが先にやるか、じゃんけんで決めろ
と言われ、矢野さんはじゃんけんに勝つのですが、自信がなく、選んだのは後。
そのうえ、演じている最中も、
蜷川さんの行動の意味が、また、ぼくを二つに引き裂くんですよ。台詞をしゃべって演じながらも、「ぼくがダメ過ぎるのか」「イケてるから指示してくれてるのか」と、揺れていました。
と、蜷川さんの不可解な行動(?)が不安を誘ったそうですが、
「叙情的な揺らめきがある」と仰って下さいました。あとは・・・ほんとに何もしらないところがよかったみたいです。身毒丸の無垢な少年みたいな部分が、上手く出せるんじゃないかなって。そう仰っていました。演技も下手くそで何も知らなくて・・・ちょっとか弱そう。そんなところがよかったのかなぁ。
と、逆にそんなところが、蜷川さんが探し求めていた「身毒丸」だったようで、迷いに迷った矢野さんでしたが、全てひっくるめて、無垢で純粋な少年の役にぴったりだったようです。
大竹しのぶさんと矢野さん。
また、矢野さんは、
自分が生きて来た19年間が、いかに浅かったかというのを思い知らされたというか・・・なんというか、僕の人生で培ったものを、身毒丸に活かせることが出来ないなと。僕の人生、適当にやりすぎたかな~って、それで落ち込んだりしました。
とも、おっしゃっていましたが、そんな真っ白で飾らず素直なところも、蜷川さんのおメガネにかなったのでしょうね。
矢野さんは、読者モデルをされていた頃から、芸能界には興味があったものの、お芝居にはあまり興味がなかったそうですが、その後の活躍ぶりを見ると、突然掴んだ大きなチャンスをしっかり活かすことができたようですね♪
「GOLD」でテレビドラマデビュー
こうして、俳優としての一歩を踏み出された矢野さんは、この年、「GOLD」で、心臓に病を抱える陸上選手、早乙女廉役を演じて、ドラマデビューも果たすと、
2012年には、「リーガルハイ」で、プライドの高い井手孝雄弁護士役をコミカルに演じて、注目を集められ、
2015年も、「問題のあるレストラン」「アイムホーム」など、話題のドラマに次々と出演。
現在では、すっかり、クセの強い役や悪役といった役柄をこなす、個性派俳優となられたのでした。
「矢野聖人が仮面ライダー?とと姉ちゃんほか出演ドラマ映画は?」に続く