どんな役柄でも演じこなせる名脇役で、カメレオン俳優とも呼ばれている、劇団出身の小市慢太郎(こいち まんたろう)さん。最近は白髪がトレードマークになり、ダンディな魅力で女性を中心に人気を集めています。
俳優になったきっかけ
幼いころ、お盆やお正月に親戚が集まった時、
大人たちからリスエストされ、
寸劇などを披露されていたという小市さん。
おじいちゃん、おばあちゃんをはじめ、
みんなが楽しんでくれるのが、純粋にうれしく、
役者を目指すきっかけとなったそうです。
そして、俳優がレポートしている旅番組が、
お好きだったそうで、
こちらも俳優になりたいと思った動機の一つだったとか。
文化人類学に興味があったとのことで、
昔ながらの生活をしている人に、
関わってみたかったのだそうです。
演劇への道
そして、同志社大学在学中に、
小劇場でチケットを手売りすることから始まり、
先輩の劇団に勧誘されて、
演劇活動を始められたそうです。
おそらく、この劇団は、
学内の演劇サークル「第三劇場」
ではないかと思われます。
そして、そこでの演技が、
マキノノゾミさんの目にとまり、
マキノさんが主宰する「劇団M.O.P.」に、
参加されることとなり、
2010年に劇団が解散するまで在籍。
主に主役として活躍されました。
現在では、名脇役として、
ドラマや映画に引っ張りだこの小市さんですが、
当時はやはり、役者だけでは生活が成り立たず、
30歳までアルバイトで生計を立てられていたそうです。
カメレオン俳優
そんな小市さんは、
どんな役柄でも違和感なく演じきれる、
カメレオン俳優と評されています。
その役柄によって全然違った印象に見えるところが、
小市さんの持ち味です。
強烈な個性を発揮するわけではありませんが、
なんとなくあの人が気になる・・・という存在で、
見る人の心に、
長く印象に残る役者さんですね。
白髪!
小市さんの白髪が、ダンディで素敵だと、
女性たちの間で人気です♪
役柄によっては、黒髪で出演されていますが、
実際はどちらなのでしょうか?
ヒゲも白いですし、自然な感じなので、
おそらく、染めているなどではなく、
自毛なのでしょうね。
あまり年が若くて白髪だと、
ちょっと・・・という感じもありますが、
1969年生まれで40歳を回っている小市さんなので、
歳相応のダンディさが魅力となっています。
CMは?
小市さんは、三井住友VISAカードの、
プラチナカードのCMに出演され、
荒川ちかさんとともに、
父娘役を演じられて話題となりました。
こちらも、白髪で、やさしいお父さん役を演じられ、
娘役である、荒川ちかさんとの、
ほのぼのするやりとりで、
小市さんの魅力を発揮されました。
こんなお父さんがいたらいいな~
と思うようなお父さんですが、
どちらかというと、むしろ、お父さん世代の方々の、
「こんな娘がいたらいいな~」
という願望を表しているCMかもしれませんね。
このCMはシリーズ化しており、
「プラチナモーメント」篇、
「将来の夢」篇、
「新しい恋人」篇
があります。
高校は?
小市さんは、テニスの名門である、
大阪の私立校明星学園中学校、高等学校に通われており、
6年間ソフトテニス部に所属されていたそうです。
練習はとても厳しかったそうですが、
とても充実した日々を送られていたとのこと。
楽しい学校生活を送られていたようです。
そして、恩師に教えられた、
「日本一を目指せ」
という言葉を、
今でも大切にされているそうです。
目標は大きく掲げる・・・
どの世界でも共通する言葉ですね。
妻は?
小市さんは、プライベートを公にしない方のようで、
奥さんやお子さんなどが、
いらっしゃるかどうかも分かりませんでした。
ダンディでとても優しそうな小市さんなので、
結婚されていても全然おかしくないですね♪
小市さんは、インタビューで、
憧れていた旅番組には、まだ一度も出演したことがない、
と明かされていましたが、
そのうえで、
残念ながら、一度もありません(笑)。
私は小市慢太郎のままで、
表に出たことが一度もない俳優なんです。実際、俳優はイメージがないほうがいいと思っているので、
役名で覚えてもらうくらいでいいですね。
役とは、その世界のその人ですし、
私とその役の人とは違うわけですから。
と語っておられました。
あくまで、俳優は演じる者、
物語の登場人物にこそ、
リアリティがあるということですね。
小市さんがプライベートを明かされないのも、
そういうポリシーからなのでしょう。
徹底的に役者としてのスタンスを貫く、
稀有な存在の小市さん。
これからも、映画やドラマなど、
いろいろなところで、
小市さんを見ることができそうですね。
どんな役柄を演じられるのか、
楽しみです!!
https://www.youtube.com/watch?v=4FhLfszSxuE