“声優”という言葉がまだなかった時代から、50年の長きに渡り活躍し、近年も、「鋼の錬金術師」でアームストロング役の声を演じ、世代を超えて多くのファンを魅了し続けた、内海賢二(うつみ けんじ)さん。

そんな内海賢二さんは、プライベートでは、声優の野村道子さんと結婚しています。

今回は、内海賢二さんの妻・野村道子さんとの馴れ初め、結婚後の関係(夫婦仲)、子供についてご紹介します。

内海賢二と妻・野村道子

「【画像】内海賢二の若い頃はラオウや則巻千兵衛!デビューからのキャラや経歴を時系列まとめ!」からの続き

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内海賢二の妻・野村道子との馴れ初めは?

内海賢二さんは、1973年、35歳の時に、声優の野村道子さんと結婚しています。

内海賢二さんと野村道子さんは、1958年、「ヴァイキング」という洋画の吹き替えでの共演がきっかけで知り合ったそうですが、当初は、友人関係だったそうで、

1967年に、アニメ「マッハGoGoGo」で、一緒にレギュラーになったことがきっかけで、内海賢二さんの猛アプローチにより、交際を開始したそうです。

(野村道子さんは、「サザエさん」のワカメちゃん、「ドラえもん」のしずかちゃんの声でおなじみです)

内海賢二は野村道子の母親と仲が良かった

内海賢二さんは、野村道子さんと交際中、野村道子さんのお母さんと仲が良かったそうで、野村道子さんが留守の時でも、自宅を訪ね、お母さんと話をしたり、お母さんの世話をしていたそうですが、

野村道子さんによると、内海賢二さんは、3歳の時に両親を亡くしているため、親との思い出がなく、18歳から1人で生きてきたことから、お母さんと仲良くすることが楽しかったのでは、と思っているそうです。

内海賢二は野村道子には交際中も結婚後も一貫して優しかった

また、内海賢二さんは、収録現場では、「すごく優しい」と評判で、その場を明るく盛り上げることが上手だったため、難しい現場や難しい共演者も和やかな雰囲気になったそうですが、

妻の野村道子さんによると、プライベートも同様で、交際中、野村道子さんのほうが収録の時間が早い時には、朝に自宅まで迎えに来てくれたり、お弁当を買って持って来てくれたりしていたそうで、その優しさは、結婚後も変わらず、何でも言うことを聞いてもらっていたといいます。

内海賢二は妻・野村道子に尊敬の念を抱かれていた

ちなみに、2022年には、内海賢二さんの半生を描いたドキュメンタリー映画「その声のあなたへ」が制作されているのですが、

野村道子さんは、妻として、仕事のパートナーとして、生前の内海賢二さんの知られざる素顔を、

舞台をやる時はトイレまで台本を持ち込んで、私は全く努力というものをしない女なので、正反対だったなという風に思います(笑)

努力も、忍耐強さというのもすごいですし、人への気の遣い方、全部ひっくるめて内海賢二ってすごいなと思っていました

と、語っており、

今もなお、内海賢二さんへの尊敬の念が絶えないようです。

内海賢二の子供は一人息子の内海賢太郎

そんな内海賢二さんと野村道子さんの間には、1974年12月12日、男の子が1人誕生しているのですが、内海賢太郎さんといい、1998年より、「賢プロダクション」の経営に参加し、現在は、代表取締役を務めています。

内海賢太郎
内海賢二さんの息子の内海賢太郎さん。

内海賢二は息子・内海賢太郎にとって優しくて自慢の父親だった

内海賢太郎さんによると、小学生だった1980年代、お父さんの内海賢二さんは、仕事がとても忙しい時期だったことから、ほとんど家にいなかったそうですが、小学校に登校する午前7時くらいになると、家から駅まで自転車で送ってくれたそうです。

(約10分ほどの距離)

そして、自転車で商店街を通る時には、「おはよう!」「賢太郎をよろしく!」と、お店の人たちに声をかけていたそうで、そのお陰で、(下校の時は一人だったそうですが)お店の人から「おかえり!」と声をかけてもらったのだそうです。

(お父さんはお酒が好きで、朝まで飲んでいる日もあったそうですが、嫌な顔ひとつせず、自転車で送ってくれたそうで、内海賢太郎さんにとって、その時間というのは、ほっとする時間だったそうです)

また、内海賢太郎さんにとって、内海賢二さんは、とても優しく、自慢のお父さんだったそうで、中学生、高校生になっても反抗したことはなかったそうです。

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内海賢二は死後も息子・内海賢太郎から偉大だと思われていた

また、内海賢太郎さんは、大学4年生の時、音楽関係の仕事に就きたかったところ、お父さんの「賢プロダクション」のスタッフが流出する分裂騒動があり、両親が苦しんでいる姿を見て、手伝うしかない、とアルバイトで「賢プロダクション」に入ったそうですが、

(普段は弱みを見せないお父さんが号泣している姿を見て、ショックを受けたそうで、手伝わないわけにはいかなかったそうです)

声優業界に入り、仕事をする中で、お父さんの偉大さを再確認したそうで、

僕が業界に入ったら、皆さんから『お前があの賢太郎か』『お前の話をよく聞いていた』と言っていただいて、すごく可愛がっていただきました。

『お前の親父にお世話になったんだよ』『内海さんによくしてもらった』『できることがあれば言ってくれ』とも言っていただけました。

今回の映画(「その声のあなたへ」)の撮影に立ち会った時も皆さんがすごく楽しそうに父についてお話しているんです。亡くなってから父の偉大さが分かることも多いです。感謝しかありません

と、語っています。

内海賢二の家族
(左から)妻の野村道子さん、息子の内海賢太郎さん、内海賢二さん。

「内海賢二の死因はガン性腹膜炎!骨に転移も最期の10日前まで仕事をしていた!」からの続き

お読みいただきありがとうございました

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