「銀河鉄道999」の星野鉄郎役、「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎役、「ドラゴンボール」シリーズの孫悟空、孫悟飯、孫悟天役などの声を担当し、お茶の間の人気を博した、野沢雅子(のざわ まさこ)さん。

今回は、そんな野沢雅子さんの若い頃から現在までの活躍や経歴を、デビューから時系列でまとめてみました。

野沢雅子

「野沢雅子の生い立ちは?3歳で子役!高1で劇団「東芸」に入団していた!」からの続き

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野沢雅子は20代の時に洋画の吹き替えで声優デビューし「鉄腕アトム」でアニメデビューしていた

20歳の時にテレビ初の洋画吹き替えで少年役として声優デビューしていた

野沢雅子さんは、高校卒業後、本格的に舞台女優として活動するために上京し、劇団「東芸」でお芝居に打ち込んでいたそうですが、劇団「東芸」の経営が苦しく、その経営資金を稼ぐために、声の仕事のオーディションに行かされたそうで、

台本を渡されると、少年の役だったそうで、1956年、20歳の時、テレビ初の洋画吹き替え放送で、少年役として声優デビューを果たしたそうです。

(ただ、野沢雅子さんは、劇団の経営資金を稼ぐため、仕方なく声優の仕事を始めたそうで、当初は声優に興味がなかったことから、記念すべき声優デビュー作品を覚えていないそうです)

それからというもの、当時は、西部劇全盛の時代だったため、少年役のほとんどが野沢雅子さんのところに来るようになったそうで、声優を目指していたわけではなかったものの、いつの間にか声の仕事が忙しくなっていったのだそうです。

27歳の時には日本初のテレビアニメ「鉄腕アトム」でゲストの少年の声で出演

また、野沢雅子さんは、1963年、27歳の時には、日本初のテレビアニメ「鉄腕アトム」に、ゲストの少年役で出演しているのですが、

収録時には、しばしば、原作者の手塚治虫さんが現場に見に来ていたそうで、とても緊張したといいます。

野沢雅子が30代の時は「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎役や日テレ版「ドラえもん」のドラえもん役ほか

29歳~31歳の時は「オバケのQ太郎」「魔法使いサリー」「かみなり坊やピッカリ・ビー」ほか

そんな野沢雅子さんは、その後、1965年には「オバケのQ太郎」(TBS)の伸一役、1966年には「魔法使いサリー」の三ツ子、まんぞう役、1967年には「かみなり坊やピッカリ・ビー」(役柄不明)などのアニメで声の出演をしています。

「オバケのQ太郎」
「オバケのQ太郎」(TBS)より。

32歳の時にアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」で鬼太郎役

そして、1968年、32歳の時には、「ゲゲゲの鬼太郎」で、初めて、主人公(鬼太郎役)に抜擢されているのですが、実は、オーディションで、原作者の水木しげるさんが野沢雅子さんの声を気に入り、強く推薦してくれたのだそうです。

「ゲゲゲの鬼太郎」
「ゲゲゲの鬼太郎」より。

37歳の時に日テレ版「ドラえもん」でドラえもんの声を担当していた

また、野沢雅子さんは、1973年、37歳の時には、日本テレビ系列(第1作目)で放送されていた「ドラえもん」で、ドラえもんの声をしていたといいます。

ちなみに、ドラえもんの声は、富田耕生さん⇒野沢雅子さん⇒大山のぶ代さん⇒水田わさびさん(2024年現在)と変遷しています。

ドラえもん
野沢雅子さんが担当した日本テレビ系列の「ドラえもん」。

野沢雅子が40代の時はアニメ「銀河鉄道999」で星野鉄郎役

そんな野沢雅子さんは、1978年、42歳の時には、アニメ「銀河鉄道999」の主人公・星野鉄郎役で、一躍、お茶の間の人気者となっているのですが、

この「銀河鉄道999」の星野鉄郎役も、原作者・松本零士さんに強く推薦されての抜擢だったといいます。

「銀河鉄道999」
「銀河鉄道999」より。星野鉄郎(左)と車掌(右)。

野沢雅子が50代の時はアニメ「ドラゴンボール」で孫悟空役

そして、1986年、50歳の時には、テレビアニメ「ドラゴンボール」で、主人公・孫悟空役に起用されると、「ドラゴンボール」は大ヒットを記録し、野沢雅子さんも声優として一気に知名度を上げているのですが、

実は、この「ドラゴンボール」の孫悟空役のオーディションでも、「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎役、「銀河鉄道999」の星野鉄郎役のオーディションの時と同様、原作者の鳥山明さん本人に気に入られての起用だったといいます。

(鳥山明さんは、野沢雅子さんの声の演技を聞いて、「悟空だ」と感じたのだそうです)

「ドラゴンボール」
「ドラゴンボール」より。

野沢雅子が60代の時は「ONE PIECE」でDr.くれは役

こうして、少年の声のイメージが強い野沢雅子さんですが、2001~2019年までは、「ONE PIECE」で、老婆・Dr.くれはの声も務めています。

「ONE PIECE」
「ONE PIECE」より。

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野沢雅子の70代~80代(現在)

70代~80代の時には様々な賞を受賞

そんな野沢雅子さんは、70代~80代の時には、

  • 2013年(77歳)「第7回声優アワード」で、「功労賞」
  • 2014年(78歳)「東久邇宮文化褒賞」
  • 2017年(81歳)「第26回日本映画批評家大賞」で、「アニメーション部門声優賞」
  • 2018年(82歳)「平成30年度 児童福祉文化賞 特別部門」
  • 2023年(87歳)「第71回菊池寛賞」

と、様々な賞を受賞しています。

86歳で「ドラゴンボールDAIMA」の孫悟空役

そして、2023年、鳥山明さん原作の新作アニメ「ドラゴンボールDAIMA」では、86歳という高齢にもかかわらず、孫悟空の声を務めているのですが、

野沢雅子さんは、2024年10月11日のテレビ放送に先立って、

私も一緒にワクワクしながら、新しいアニメを楽しみに待っていたいと思います!

と、喜びのコメントを寄せており、

野沢雅子さんの活躍はまだまだ続きそうです。

「ドラゴンボールDAIMA」
「ドラゴンボールDAIMA」より。

お読みいただきありがとうございました

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