大規模な”脱出マジック”などで、世界中の人々を魅了してきた、プリンセス天功(ぷりんせす てんこう)さんですが、実は、代名詞となる”脱出マジック”で、これまで何度も危険な事故に遭い、大ケガをしてきたといいます。

今回は、プリンセス天功さんの命にかかわるような危険な事故の数々をご紹介します。

プリンセス天功

「【画像】プリンセス天功の若い頃は?二代目引田天功襲名から現在までの経歴まとめ!」からの続き

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プリンセス天功は富士山での”脱出ショー”で両耳の鼓膜が破れるなどの大ケガを負っていた

プリンセス天功さんは、まだ二代目引田天功を襲名する前、引田天功(初代)さんが出演する予定だった”脱出ショー”に出演できなくなり、急遽、代役として、それまでマジックやマジシャンを知らなかったにもかかわらず出演しているのですが、

(富士山で、逆さ吊りになり、ダイナマイトが爆発する中、脱出する”空中大脱出”)

ショーの最中、大爆発での火の玊が、プリンセス天功さんに向かって落ちてきて、肩を大ケガするほか、顔のすぐ近くで爆発したため、両耳の鼓膜も破れていたといいます。

(後日、アメリカの病院で鼓膜を貼る手術をして、ようやく耳が聞こえるようになったそうです)

さらに、撮影後は熱が出たそうですが、もし病院に行ったことが知られると、テレビ放映できなくなるからと言われ、病院へは行かず我慢していたといいます。

ちなみに、プリンセス天功さんは、この富士山での脱出ショーについて、

本当は16歳だったのですが、大爆破で火を使うので、消防法違反になっちゃうから、「19歳ということにしてください」と言われました。今だとありえない話ですね(笑)。

しかも当時は、命綱も何もなしで、はしごにぶら下がってヘリコプターから登場するというオープニング。

どうすればいいかわからず、「どうやってはしごにつかまっていればいいんですか?」と聞いたら、「下を見たらダメ、絶対怖くなるから。それよりも、地平線の右側を見て、次に左側を見て、最後に上を見る!」とだけ教えられて。

初代がそれをやっていたので、代役の私も同じことをしなくてはダメだということで、必死でやりました。

と、語っており、

今では到底考えられないことをやっていたのでした。

プリンセス天功は”脱出マジック”で予想外の爆発に巻き込まれ重度の一酸化炭素中毒になっていた

また、プリンセス天功さんは、両手両足を拘束されてガラスケースの中に入り、爆発する船から脱出するイリュージョンを披露した際には、

脱出には成功したものの、想定外の爆発に巻き込まれ、大量の煙を吸い込んで、重度の一酸化炭素中毒となって気絶し、病院で全身の血液を交換したこともあったといいます。

(それでも、その翌週の公演にも休むことなく出演したそうです)

プリンセス天功は剣が突き刺さる箱からの”脱出マジック”に失敗し右頬と肋骨を骨折していた

さらに、プリンセス天功さんは、2007年の福井県鯖江市で行われた公演では、”決死のスパイクイリュージョン”と題し、10本の剣が突き刺さる箱から、プリンセス天功さんが一瞬にして脱出することになっていたそうですが、

脱出に失敗し、右頬と肋骨を骨折する大ケガを負っていたそうで、

プリンセス天功さんのマネージャーを務めていた落合昇さんは、取材に対し、

全治1か月の見込

(模造の剣が)あと1センチメートル上だったら、右目に刺さっていたかもしれません

と、事故の重大さを語っています。

(プリンセス天功さんは、その後、公演が中止されるまでの30分間、痛みをこらえながらショーを続けていたのだそうです)

プリンセス天功は”水中大脱出マジック”で3回も命の危機にさらされていた

そんなプリンセス天功さんは、”水中大脱出”でも、これまで3回失敗し、命の危機にさらされていたといいます。

というのも、3回とも手錠が抜けず、水槽のフタも開かなかったそうで、急遽、緞帳(どんちょう)が下ろされ、消防隊員にフタを壊してもらって担ぎ出され、人工呼吸で生き返っていたそうで、

プリンセス天功さんは、

水の中では息ができず、すっごい苦しいんです。初代・引田天功が全部ガチ(でイリュージョン)だったんで、私も全部ガチ

と、語っています。

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プリンセス天功は”脱出イリュージョン”に失敗し16本の刃が体に突き刺さっていた

そして、極めつけが、ステージ上での脱出イリュージョン(等身大ボックスの中に刃渡り1メートルの刃物が箱の両側から24本突き刺さり、そこからの脱出が見どころとなるイリュージョン)を披露した際、

脱出に要する時間がわずか3秒の中、表の戸を閉めた瞬間に刃物が飛び出すという誤作動が起こって、計16本の刃が体に突き刺さり、肋骨4本を骨折、3本にヒビが入るほか、頭や足にも刃物が突き刺さるという大ケガを負っていたといいます。

(数ある事故の中でも、これが一番痛かったそうです)

この時、プリンセス天功さんは、箱の中に入ってから、(刃物が体中に刺さったため)意識がなくなったそうで、しばらく、意識がないままステージは続いていたそうですが、

プリンセス天功さんが血だらけであることに気づいた前の席のお客さんがスタッフに知らせ、演目が中止となり、急遽、緞帳(どんちょう)が下ろされて病院に搬送されたといいます。

こうして、数々の”脱出マジック”を敢行して代名詞となったプリンセス天功さんですが、

全てを捨てて逃げたいと思ったこともありました

と、語っており、

やはり、何度も辞めたいと思ったことがあったといいます。

「プリンセス天功は契約で結婚できない?子供は?元カレはジャンクロードヴァンダム?」に続く

お読みいただきありがとうございました

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