山田詠美!元夫は?再婚相手は誰?漫画家だった!
直木賞作家の山田詠美(やまだ えいみ)さん。1985年「ベッドタイムアイズ」で、鮮烈なデビューを飾られると、それ以降も、男女の恋愛や様々な人間模様を描かれ、女性を中心に圧倒的な支持を得ています。
プロフィール!
山田さんは、1959年2月8日生まれ、
東京都板橋区中丸町のご出身で、
明治大学文学部日本文学科を、
中退されているそうです。
漫画家だった!
山田さんは、幼い頃から、
楳図かずおさんや、古賀新一さんといった、
怖い漫画が好きで、
大学生の時に、漫画研究会に所属され、
本格的に漫画を描き始めたそうです。
そんなある日、すでにプロで活動していた、
OBのいしかわじゅんさんが、
久しぶりに漫研を訪ねて来たそうで、
それがきっかけで、山田さんは、いしかわさんから、
当時流行っていたエロ漫画誌の編集長を紹介され、
なんと、大学在学中に、
本名の「山田双葉」名義で漫画家デビュー。
山田さんは、その後、
1981年に、大学を中退され、
アルバイトをしながら、
「シュガー・バー」
「ミス・ドール」
「ヨコスカフリーキー」
などの漫画を発表されたのでした。
しかし、山田さんは漫画に、
それほど情熱を注げなかったのか、
ほどなく、
小説家に転身されることになります。
そのことについて、いしかわさんは、
今振り返れば、
彼女はあまり漫画家には向いていなかったと思う。
漫画を描くというのは、大変に細かい、根気の要る仕事だ。
アイデアを考え、シナリオを作り、
コマを割ったラフを作り、下描きをし、
ペン入れをして、仕上げをする。
同じことを何度も何度も繰り返し、やっと完成するのだ。
途中からは、創作というよりも、
肉体労働という要素が多くなってくる。
彼女は、アイデアを考え、
シナリオを作るあたりまでは熱心なのだが、
そこまでで飽きてしまい、
絵に取りかかるころにはかなりいい加減になっていた。
面自い絵柄を持ってはいたが、
それを練り上げて完成させていくという、
作業ができなかった。
と、明かされていました。
小説家として
そして、山田さんは、1985年、
「ベッドタイムアイズ」で、
小説家デビューされるのですが、
この作品が、
いきなり「文藝賞」を受賞。
さらに、1987年には、
「ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー」で、
見事、直木賞も受賞されたのでした。
その後も、
1989年「風葬の教室」
1991年「トラッシュ」
1996年「アニマル・ロジック」
2001年「A2Z」
2005年「風味絶佳」
2012年「ジェントルマン」
2016年「生鮮てるてる坊主」
など、次々と作品を発表され、
何度も芥川賞候補にノミネートされるほか、
数多くの文学賞を受賞されています。
ちなみに、山田さんは、中学2年生の時、
ソウル・ミュージックに影響を受けられたことから、
初期の頃の作品は、
日本人女性と黒人男性の恋愛を描いたものが、
数多く見受けられます。
1980年代という時代も相まって、
とても、バブリーで華やかな作品が多いですね♪
元夫は?
そんな山田さんの、
気になるプライベートなのですが、
山田さんは、1990年、
在日アメリカ軍横田基地勤務の黒人男性、
クレイグ・ダグラスさんと結婚されています。
お二人のラブラブぶりは、
ファンの間でも有名で、
山田さんのエッセイにも、時々、
ダグラスさんが登場されていたようですが、
2006年に離婚されています。
はっきりした離婚の理由は、
分かりませんでしたが、
山田さんのファンの方の話によると、
ダグラスさんが軍を辞め、
アメリカの大学に入学したことで、
遠距離婚となってしまい、
いつしか、心の距離もあいてしまったのでは、
ということでした。
再婚相手は誰?
その後、2012年、山田さんは、
10歳年下の批評家、
可能涼介さんと再婚されています。
お二人の馴れ初めなど、詳しいことは、
情報がなく、分かりませんでしたが、
山田さんご自身が、
再婚を公表されたということで、
きっと嬉しくて、
仕方がなかったのでしょうね♪
賢者の愛
さて、2016年8月から、
山田さん原作のテレビドラマ、
「賢者の愛」がスタートしています。
この作品は、主人公の高中真由子(中山美穂さん)が、
父親と初恋の人を奪い去った、かつての親友、
朝倉百合(高岡早紀さん)に復讐するため、
初恋の人と百合の間に生まれた息子、
直巳(竜星諒さん)を、20年に渡り、
自分好みの男に調教していく、
という衝撃のストーリー。
山田さんは、谷崎潤一郎の小説、
「痴人の愛」にインスピレーションを得て、
この作品を書かれたそうで、
女性の嫉妬や情念、恨みなど、
様々な感情を描いておられるのですが、
暑い夏、このドロドロとした、
「詠美ワールド」に浸って、
背筋を凍らせてみるのはいかが?