最近メディアへも登場することが多くなった辻仁成(つじ ひとなり/つじ じんせい)さん。フランスで、シングルファーザーとして日々奮闘されている辻さんですが、昔はどんな活動をされていたのでしょう?調べてみました!


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芥川賞作家

辻さんは言わずと知れた作家であり、
しかも、1997年に、
「海峡の光」という作品で、
芥川賞を受賞されています。

そして、2年後の1999年には、「白仏」で、
フランスの由緒ある文学賞のひとつである、
「フェミナ賞外国小説賞」を受賞されています。

辻さんは、ただの、
中性的なおじさんではなかったのです!

実は私も20年ほど前になりますが、
辻さんの作品を愛読していた時期がありました。

個人的には、

「ピアニシモ」
「クラウディ」
「カイのおもちゃ箱」
「旅人の木」

など、初期の作品が好きでした。
だんだん話が難しくなり、
それ以降は読まなくなったのですが・・・

あくまで、個人的な感想ですが、
遠い昔の、ぼんやりとした印象では、

どことなく、哀しく、孤独で、
主人公の心理描写が
すごく繊細な文体で書かれていたような気がします。

なんだか、胸を締め付けられるような、
感じがしたのを記憶しています。

また、同じ時期、
辻さんの書くエッセイも読んでいました。

ご自身の高校の頃のことや、
音楽に対する情熱が書かれてあり、
おもしろかったです。

その中の一部に、
前の前の奥様である、女優の南果歩さんや、
息子さんのエピソードなども、
書かれていた記憶がありますが、

次第に、今の辻さんからは想像できない、
芸術家肌で、ナルシスト感が強く出始め、

エッセイも読むのをやめてしまいました(^_^;)

今もきっとそういう部分は、
持ち合わせている方なんでしょうけど、

年齢や時代の流れで、
今のキャラになったのかもしれないですね。

ほんとに、当時の辻さんからは、
想像もできないです。

ちなみに、辻さんは、作家になる前から、
音楽活動をしていたようなのですが、
今もミュージシャンとしてご活躍です。

魂を感じる音楽で、
小説と通じるものがあった気がします。

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パリ在住

さて、現在、辻さんは、
パリに在住ということですが、
なぜパリなのでしょう?

辻さんは、自分が世界で一番、
変わり者だと思われていたそうですが、

フランスではみんな、一人、一人が変わり者で、
自分が「普通」に感じた。

とインタビューで答えておられました。

それが心地良かったんでしょうね。

それ以外には、当時、
中山美穂さんと結婚されたばかりで、

日本から逃げたかった時、
最初にビザを発行してくれたところが、
フランスだったそうで、

フランス政府は電話一本で、

「わかった。すぐに出すよ」

と言ってくれたとか。

また、辻さんは

フランスは、頑張って取り組んでいると、
その人間はフランス人になる。

ともおっしゃていました。

アーティストとして、自分のやっていることを
アピールする事が大事なのも、フランス流のようです。

情熱的で男らしい面と、
繊細で女性的な面を併せ持ち持つ、
才能あふれる辻さん。

パリという街で、日々、
色々なインスピレーションを、
得ていることと思われますが、

それを糧にして、これからも、
アーティストとして活躍してほしいですね。

応援しています!!

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